たんぽぽ茶の効果が凄い｜妊婦さんも安心、ダイエットにも！

誰もが知っているたんぽぽの花。そんなたんぽぽの根っこから作る「たんぽぽ茶」が今、妊活中や産後のママたちの間で大人気です。

数々の女性有名人も愛飲しているということもあって、「たんぽぽ茶」が食料品店でもよく見かけるようになりましたね！

たんぽぽ茶の人気の秘密は、その秘められたすごい栄養分と女性が嬉しい健康効果にあります。もちろんダイエットにも優しい効果が・・！？

今回は、そんな「たんぽぽ茶」について詳しくご紹介していきます。

たんぽぽ茶って？

たんぽぽ（蒲公英）は、キク科タンポポ属の植物で、原産地は中央アジアです。

なんと30万年前の古代から進化してきた植物として考えられています。雑草地をはじめ固い地面などから生えてくる力強くて生命力あるたくましい草花として知られています。

「たんぽぽ茶」って、日本だと「根っこの部分」や他との「ブレンド茶」が有名ですが、たんぽぽ茶は世界的にはたんぽぽの草花の３つの箇所をそれぞれ用いて楽しまれています。

この中で、日本でよく売られているのが（３）の根っこを使ったルートティーですよね。これがいわゆる「たんぽぽ茶」（たんぽぽハーブティー）として、妊婦さんやダイエッターさんに人気なんです。

実はたんぽぽの根の部分は“ほうこうえい”という昔から「漢方」としても利用されているものなので、その漢方としての効果効能も大きいのですね。

たんぽぽが持つ驚きの栄養素とは

たんぽぽの根の部分や花だけの栄養素資料はありませんので、たんぽぽの葉（リーフ）を中心としたたんぽぽの栄養分析表を見てみましょう。 

(情報ソース: USDA National Nutrient data base) 

驚きなのは「たんぽぽ葉」には、そのビタミンK、ビタミンAの含有量、そして、カルシウム、鉄分といったミネラル分がとっても豊富に含まれていたところですね。

たんぽぽ茶の嬉しい８つの効果とは

たんぽぽ根から作るたんぽぽ茶には以下のような嬉しい効果がたくさんあります！

【１】ビタミンC－健康な骨づくり

たんぽぽには、骨の成長と強化のために必要な「カルシウム」が豊富に含まれています。

また、骨に大切な「ビタミンC」や「ルテオリン」と呼ばれる抗酸化物質も豊富ですので、フリーラジカルからの損傷防止（骨粗しょう症など）効果も期待できるのです。

【２】利尿作用

たんぽぽ茶の一番の効能と言えば、その「利尿作用」かもわかりません。

処方箋による一般の利尿薬とは違って、カリウム分やミネラルも豊富に含まれているので、尿による電解質不足も補ってくれるという嬉しいおまけ効果付きです！

自然療法医のロバートカシュコ氏（https://www.innersourcehealth.com/Robert-Kachko.aspx）によると、たんぽぽ茶の利尿薬としての効果は、利尿・むくみ取り薬として一般に売られている「ラシックス」といった医療薬と同等の効果が得られるんだとか・・

【３】肝臓の解毒作用

タンポポ茶は、肝臓の解毒作用も大きいことがわかっています。薬学ジャーナルの研究発表によると、動物実験にてたんぽぽ茶による”解毒酵素の増加”が確認できたとのことです。ただし、人体検証がまだなので、更なる検証が待たれる状況ではあるようです。

【４】利胆作用

タンポポの根だけでなく、茎の部分には、白いどろっとした苦み液体が入っていますね。この主成分は「タラクサシン」というものです。さらに、たんぽぽにはイヌリンやレブリン酸も含まれており、これらの組み合わせによって、胆汁の流れをよくする利胆作用や、黄疸の予防にも有効とされています。

【５】健康な肌をつくるビタミンA

フレッシュなタンポポの葉っぱ100グラムには、ビタミンAがなんと10161 IU（IU＝0.3μg）も含まれています。一日の必要摂取量の3.4倍にもなります。

ビタミンAは、私たちの健康な肌や、視力の健康のために必要なビタミンそして抗酸化剤です。

【６】糖尿病にも？

メモリアル・スローン・ケタリング癌センターの統合医療サービスの研究結果では、たんぽぽ茶が血糖値を下げるのに有効だとしています。ただし、こちらも動物実験における結果なので、これから多くの臨床試験が待たれるところです。

【７】貧血

タンポポは、豊富な鉄分そしてビタミン類、タンパク質もほど良く含まれています。

鉄分は血液中のヘモグロビンに不可欠です。そして、ビタミンB及びタンパク質は、赤血球はじめ血液の構造物をつくるのに必須と言われています。

貧血を防ぐには「たんぽぽ茶」は嬉しい飲み物といえます。

【８】カフェインフリーのたんぽぽコーヒーとして！

補足の効果ですが、たんぽぽの根をローストしてから、コーヒーのようにして飲むのも人気上昇中です。「たんぽぽコーヒー」なんていう呼び方をしていますね。

しっかりとした濃くと苦みがあって、なんといっても”カフェインフリー”なので、妊婦さんやカフェインが苦手な人にとっては嬉しい限りの飲み物ですね。

効果効能に関する参照記事：
http://www.nutrition-and-you.com/dandelion-herb.html
http://www.livestrong.com/article/241852-benefits-of-drinking-dandelion-tea/
http://www.healthline.com/health/ways-dandelion-tea-could-be-good-for-your
etc

気になるダイエット効果はどうなの？

もちろん、たんぽぽ茶はそのダイエット効果としての評判もすごく高いんです。以下の３点がその人気の理由になります。

 （１）低カロリー

たんぽぽ茶は100グラムあたりわずか45キロカロリー。

加えて、１日当たり必要量の９％にあたる食物繊維も含まれています。

 （２）ボディービルダーが使うほどの利尿効果

たんぽぽから抽出したエキスは、カラダの水分比率を落としたい「ボディビルダー」の間で使われています。たんぽぽの利尿作用は世界的にもよく研究されていて、2009年の研究誌（※）の発表によると、1日3回に分け８mlのたんぽぽエキスを摂取した被験者17名ともに「24時間」で体内の水分比率を落とすことに成功しました。

（※）The Journal of Alternative and Complementary Medicine
参照記事：http://www.progressivehealth.com/using-dandelion-for-weight-loss.htm

（３）実は肥満治療薬の「オルリスタット」並み？

直近の韓国の研究では、膵臓リパーゼに作用して脂肪吸収を阻害する効果があるとされる肥満治療薬の「オルリスタット」と同じ効果がたんぽぽ成分には含まれていると発表しています。

たんぽぽ茶、摂取する際の注意点は？

たんぽぽ茶は、その利尿性、刺激性から腸や胃に過敏性の症状を持つ方には、注意が必要です。

加えてリチウム系の処方を受けている患者さんも、リチウム毒性を高める可能性があるとの情報もありますので、掛かり付けの医師に必ず相談してからにしてください。

さらにたんぽぽの抽出物は、ブタクサ、菊、カモミール、マリーゴールドなど関連する植物アレルギーを持つ方は避けるべきだと言われていますので注意しましょう。

ご自宅でたんぽぽ茶を楽しみませんか？作り方はこちらにご紹介しています。
▶　自家製たんぽぽ茶、コーヒーの作り方４選｜生根／乾燥根から！

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たんぽぽ茶の効果まとめ

人気のたんぽぽ茶が持つ嬉しい栄養素やその効果について紹介させていただきました。もちろん、ダイエット効果も含まれています。

ビタミンAやビタミンKなど豊富な栄養素が摂れて、カフェインフリー。利尿効果によるダイエット効果などなど。生命力がとても強い「たんぽぽ」にはこんなパワーが秘められていたんですね！

これからも、妊婦さんやヤングママたちだけじゃなく、ダイエット効果を目指す若い女性、更年期が気になる年齢の女性の方にも、また男性のボディーメイクにも！？「たんぽぽ茶」の人気がますます高まりそうな予感がします♪

（By　ディオニソス）