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鑑賞用だけじゃもったいない!
不死の植物「アロエベラ」
田舎のおばあちゃんちにも植えていたアロエ。今流行りの「アロエベラ」とは種類が違うのですが、火傷や病気に効く薬効成分が高いことはよくおばあちゃんからも聞かされていました。
アロエベラには、ビタミンやミネラルがとても豊富に含まれていて、それから何と言ってもアミノ酸!
そんな「アロエベラ」の薬効を裏付ける栄養素と、人気の食べ方をご紹介していきます。
アロエベラとは
500種類にのぼるアロエの品種の中でも、比較的大きな葉をつけるアロエ種です。アロエベラの “ベラ” はラテン語で「真実の」「本当の」と訳され、ラテン語でアロエベラは「真実のアロエ」という意味になるのですね。
アロエベラは日差しが強く、乾燥した厳しい環境をも生き抜く、生命力も大変強い植物です。
アロエビラの驚くべき栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸)
(1)ビタミン
アロエベラには、ビタミンとミネラルがとっても多く含まれています。
ビタミンA、C、E、そして、葉酸、コリン。ビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)、B6。なんとまた、アロエベラは、ビタミンB12が含まれている数少ない植物の1つです。
(2)ミネラル
なんと、アロエビラで見つかったミネラルのその数は20種類も!
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン、ナトリウム、鉄、カリウム、銅、マンガンなどなどが含まれています。
(3)必須アミノ酸
アミノ酸は、タンパク質の大切な構成要素です。人体に必要なアミノ酸は約22個あると言われていて、そのうち8つがカラダに不可欠な「必須アミノ酸」と呼ばれます。
アロエベラにはなんと、18~20個のアミノ酸が含まれていて、8つの必須アミノ酸についてはすべて含むという超優良なアミノ酸供給源植物なのです。
(4)脂肪酸
アロエベラはまた、脂肪酸の宝庫でもあります。
まずは重要な脂肪酸である「植物ステロール」を3種類(HDL(血液中の脂肪を下げる)コレステロール、カンペステロール、およびB-シトステロール)。植物ステロールは、アレルギー症状の緩和や、胃酸過多を抑えてくれます。
そして、その他の脂肪酸、リノール酸、リノレン酸、ミリスチン酸、カプリル酸、オレイン酸、パルミチン酸、およびステアリン酸などもアロエベラには含まれています。
アロエベラを食べる楽しみ。代表的な食べ方5選!
【1】アロエベラを生のまま頂きます!
ちょっと硬いアロエベラの外側の緑皮も食べることができます。しかし、やっぱり苦いよ、という意見が大多数でしょう。
そこで、ナイフで皮をはいでから、内側の柔らかい果肉の部分だけを残し、それを細かく切って食べるようにします。ねぎのように細かく刻んで料理にトッピングしていただきましょう。
表皮と一緒にジェルも洗い流して、果肉だけを残す食べ方も良いのですが、アロエベラのジェルはまた特別な食べ物なので、それはそれで洗い流さず、せっかくなので取っておいてジュースにしましょう。
【2】定番のアロエベラジュース
アロエベラの栄養素を簡単に摂る食べ方としては、これが一番!
それが「アロエベラのジュース」です。
皮をはいだアロエの内皮の部分を細かく刻んで、水とジェルと一緒にジューサーにかけます。やっぱり苦くて飲みにくいという方は、切ったアロエベラを水に一晩漬けておき、翌日に水だけを飲むという方法もあります。
アロエの食感は、少し粘り気があります。ですので、オレンジやレモン、ブドウなど、フレッシュジュースの中に入れても、風味とマイルドな食感が楽しめますよ。
アロエベラのジェルは、便秘の改善にとっても有効。血糖値を下げてもくれるので、2型糖尿病にも効果があります。また、アロエベラの果肉とジェルは、過敏性腸症候群の症状緩和にもなります。
アロエベラの薬効は?↓
▶アロエベラの薬効について(アロエベラの薬用健康効果、効能10選!)
【3】サラダに入れます
果肉の部分を細かく刻んで、ハーブガーニッシュなどと一緒にサラダにトッピングしてみては如何でしょうか?
これは東南アジアやインドでは一般的な食べ方です。
また、ジェルの部分をサラダドレッシングに混ぜてしまうのはどうでしょう。粘り気が加わって、風味と食感がまた変わる食べ方、楽しみ方に早変わり!苦みが気になる方は、さらにトウガラシ、ガーリックなどをトッピングしてみます。
【4】炒め物に!
ちょっと大きめに刻んだ果肉を他の野菜と一緒に炒めていただきましょう。
アロエベラからは多くの水分が出ますが、炒めるととても柔らかくなります。食感も生のものとはずいぶんと変わりますよ。
他の食材と一緒に、この栄養満点のアロエベラも調理に使ってみましょう!
【5】ダイエットにもつながるアロエべラ
アロエベラには、腸内の消化改善、および解毒効果があります。やっぱり朝の定番スム―ジーの中に入れたり、ヨーグルトにはちみつとアロエベラジュースを垂らしたり、アロエベラのジェルを混ぜ合わせたりするのも人気の食べ方です!
腸内環境を定期的に整えることによって、あなたのエネルギー効率もよくなり、ダイエット効果にも繋がりますよ。
アロエベラを食べる時の注意点
アロエベラは、信じられないほどの薬効があることを忘れないようにしましょう。ですので、あまり長期的に常用するというのはあまりおススメではありません。
薬効の強いアロエべㇻの長期的な使用は、カラダのミネラルイオン、特にカリウムの損失にもつながる可能性があるとも言われています。
アロエベラ適正用量
1日の使用量の目安としては、ジュースの場合、100~200 ミリグラム、果肉をいただく場合は50ミリグラムを目安にしましょう。
アロエベラは毎日欠かさず摂取すべき食品というよりも、植物性の薬と同じ扱いをした方が良さそうです。
アロエジュースを製造販売している方々の立場では、定期的に摂るように奨めていますが、本当はそこまでの必要はなくて、上記の摂取量を守った上で、さらに、ほんとうにカラダをチューニングしたい時、胃腸の調子が悪い時、疲れがたまって癒しが必要な時など、に摂取するのが良いと思われますし、より安全です。
ディオニソスのまとめ
アロエベラジュースも結構よいお値段がしますよね。なので、葉肉だけ通販で購入して、ジェル部分は自家製ジュースに!というのも良いかもわかりません。あるいは、ご自宅に庭がある方は、アロエベラの栽培などに挑戦しても面白いかもわかりませんね。
沖縄でしか育たないと言われているアロエベラですが、インターネットでは本州地域でも育てている方がいてブログにも紹介されているようなので、今度育て方ブログなども参考に見てみようかな、と思っています♪
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(By ディオニソス)