レンズ豆は、フランスビストロでサラダやスープとして食べられるイメージです。
でも実はトルコ、イタリア、フランス、インド、スペイン、メキシコ、インドやネパールなど世界各地で食べられています。
枝豆のような甘みがあるやさしい味わいで、じゃがいものようなホクホクとした食感がします。
皮つきと皮なしがあり、皮つきのものは茶レンズ豆(ブラウンレンティル)と緑レンズ豆(グリーンレンティル)、皮なしのものは赤レンズ豆(レッドレンティル)と呼ばれています。
今回は低カロリーで満足感が得られる、レンズ豆を使ったサラダを紹介します。
はじめに
レンズ豆は石器時代から食べられていたという記録があるほど古くから食べられている食材のため、若者世代には敬遠されがちでした。
でもここ数年、ヘルシー志向のフランス人たちがベジタリアン・ビーガン食に切り替えてから、レンズ豆のイメージがモダンに変わり、その美味しさや栄養価が見直されてきました。
フランスではキッチンに常備している食材の1つだそうです。
レンズ豆の秘密:低カロリーでも満足感たっぷりの理由
レンズ豆には多くの食物繊維が含まれています。
調理済みのレンズ豆1カップには16gの食物繊維が含まれており、これだけで1日の推奨摂取量の半分が摂取できます。
食物繊維は食後の満腹感を与える働きがあるので、低カロリーでも満足感を得ることができます。
たんぱく質や鉄分などの栄養を充分に摂取できるので、お肉の代わりとして好む人も多いようです。
簡単スタート!レンズ豆の下ごしらえと使い方の基本
レンズ豆は、形が小さく平たいので早く火が通ります。
ほかの豆のように調理前の浸水が必要なく、茹でるだけで食べられます。
①レンズ豆を水に入れ、埃や汚れをさっと洗います。
② 水を捨て、鍋にレンズ豆とたっぷりの水を入れ、強火にかけます。
③ 沸騰したら弱火にし、15分(硬さは味見してお好みに調整してください)皮なしの方が早く茹で上がります。
④茹でこぼして完成です。
煮込み料理なら、下茹でなしでも他の食材と一緒に煮込んで食べられるため、スピードメニューにも便利な食材です。
ヘルシー&美味しい!レンズ豆サラダ
レンズ豆のサラダの基本的なレシピをご紹介します。
材料(4人分)
- レンズ豆200g
- 玉ねぎ1個
- 人参1本
- 分厚めのベーコン(量はお好みで)
- イタリアンパセリ
- オリーブオイル大さじ2
- 酢大さじ1,5
- マスタード大さじ1
- 塩
①玉ねぎと人参をみじん切りにします。
②たっぷり水を入れた鍋に水洗いしたレンズ豆と玉ねぎ、人参を入れて、火にかけます。
③レンズ豆によって煮る時間は違うので、袋に書いてある時間通りに煮てください。途中水がなくなったら、足してください。
④好みの大きさに切ったベーコンをフライパンでカリカリに焼きます。
⑤パセリをみじん切りにしておきます。
⑥煮たレンズ豆をしっかりとザルで水切りをします。そして冷めるまで置いておきましょう。
⑦ボウルにレンズ豆、玉ねぎ、人参、ベーコン、パセリを入れ、オリーブオイル、酢、マスタードを入れて混ぜます。塩でお味を整えたら、できあがり。
フランスでは、ベーコンの代わりにスモークサーモンやツナ缶を入れるサラダも人気があります。
フランスではスモークサーモンの付け合わせにレンズ豆を食べるので、特にスモークサーモンとの相性は抜群です。
写真・レシピ:Laferme
まとめ
レンズ豆は思い立ったらすぐに食べられるのが魅力です。
「あと1品ほしいな」というとき、家にあると心強いですよね。
栄養価が高く、満足感もあるから、メインにレンズ豆のサラダを添えるだけで、立派な食事になります。
味にクセがなく、食べやすいので、いつものテーブルにぜひ取り入れてみてください。