はじめに
ターサイは、その独特な形状と栄養価の高さ、調理のしやすさから日本でも人気を集めている野菜です。
この記事では、ターサイの基礎知識と国内産ターサイの主な産地、おすすめレシピもご紹介します。
ターサイとは?
ターサイは、中国が原産のアブラナ科の野菜です。
寒さにより葉に甘味が増すことが特徴で、特に1月から2月にかけてのものが旬です。
日本では如月菜という名前で呼ばれていることもあります(如月とは、日本の旧暦の2月のことです)。
味わいはくせがなく、下茹でも不要なので手軽に様々な料理に使用できます。
カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素を豊富に含んでいますが、特にカロテンの含有量が豊富で、炒め物にして調理油と一緒に摂取すると、より効率よく摂ることができるでしょう。
国産のターサイの産地について
ターサイは国内では茨城県、静岡県、北海道などで主に出荷されています。
年間を通じて栽培されていますが、やはり冬が旬のため出荷が多くなります。
出荷量が全国一位の茨城県では、茨城空港にほど近いひたち野エリアで栽培が盛んで、生産者間での交流や研究会も行われており、私たちの食卓に美味しいターサイを届けてくれています。
また、愛知県や大阪府でも栽培があり、全国どこでも楽しむことができる点も嬉しいですね。
ターサイを味わうおすすめレシピ
中国が原産の野菜のため、中華風のレシピと相性が良いです。
下記におすすめレシピを紹介します。
くせがない食材のためどんなレシピにも合いますが、チンゲンサイと同じ使い方ができるのがポイント。
是非、様々なレシピを試してみてください。
ターサイの炒めもの
ターサイを塩と油でさっと炒めると、シンプルなターサイの香りと味を楽しむことができます。
鶏肉や魚介類を追加して中華風の味付けにすれば、ご飯もすすむメインディッシュになります。
ニンニクのみじん切りを入れてパンチを出すのもおすすめです。
ターサイの中華風お浸し
ターサイを茹でるか、レンジでチンした後に中華風だしの素で味を調えれば、あっというまにお浸しの完成です。
ごま油を少し加えると、香りが引き立ちます。
カニカマを入れるのもおすすめです。
ターサイとホタテのクリーム煮
ターサイの柔らかさと風味は、クリーム煮にも相性抜群です。
鮮やかな緑色も食欲をそそります。
ターサイとホタテを軽く炒めた後、牛乳と水、中華風だしの素で煮ていきましょう。
水溶き片栗粉でとろみをつけると、寒い冬に嬉しい温まる一品になります。
中華風だしの素をコンソメに変えて、洋風に仕上げるのもおすすめです。
まとめ
国内で栽培されるターサイは1年を通して手に入れることができますが、冬の時期の旬のターサイは甘さが際立ち、特に美味しく食べることができます。
お手軽さと高い栄養価で注目されつつあるターサイ、是非皆さんの食卓に取り上げてみてはいかがでしょうか。