はじめに
「ちしゃとう」という食材をご存知でしょうか?
あまり、聞き馴染みのない食材ですよね。
私は全く知りませんでした。
今回は、ちしゃとうとはどんな食材なのか、そしてちしゃとうを使った簡単で美味しいレシピを紹介していきます。
ちしゃとうとは?基本情報と特徴
「ちしゃとう」とは中国が原産のレタスの一種で、「茎レタス」や「ステムレタス」などとも呼ばれています。
緑色の太い茎が特徴で、レタスの一種と言っても葉を食べるのではなく、主に茎の部分を食べます。
クセがなく、アスパラのような食感で生でも加熱しても食べられるため、炒めものやサラダ、漬物などに使うことができます。
「山クラゲ」という食材がありますが、これがちしゃとうの茎を縦に細く裂いて乾燥させたものになります。
日本では、まだ知名度が低いですが国内でも栽培されており、一部のスーパーなどでは販売されています。
ちしゃとうを食べることで得られる栄養と健康効果
ちしゃとうに含まれる主な栄養成分と健康効果について紹介していきます。
【ビタミンC】
ちしゃとうはレタスより多くビタミンCが含まれており、免疫力を高めたり、抗酸化作用があることから老化防止にも効果的です。
【食物繊維】
ちしゃとうの茎の部分には食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えたり、血糖値の急上昇を抑える効果もあります。
【カリウム】
カリウムも多く含まれており、むくみ予防や高血圧を予防する効果があります。
【鉄分】
鉄分は貧血の予防や、血液中の酸素運搬能力を高め、疲労回復を促す効果があります。
【βカロテン】
茎や葉にはβカロテンが含まれており、体内でビタミンAに変換されることで視力の維持や皮膚や粘膜の免疫力を向上させます。
簡単に作れる!ちしゃとうを使った定番レシピ
それでは、ちしゃとうを使った簡単で美味しいレシピを紹介していきたいと思います。
ちしゃとうの浅漬け
材料(2人分)
- ちしゃとう:1本
- 塩:小さじ1/2
- 醤油:大さじ1
- 酢:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- ごま油:小さじ1
- 白ごま:適量
作り方
- ちしゃとうの茎の皮を剥き、薄切りにします。ボウルに入れ、塩を振って10分ほど置きます。
- 醤油、酢、砂糖、ごま油を混ぜ合わせておきます。
- ちしゃとうを軽く②を和え、冷蔵庫で10〜20分ほど置き、味を馴染ませます。
- 器に盛り付け、白ごまを振って完成です。
ちしゃとうの中華風炒め
材料(2人分)
- ちしゃとう:1本
- にんにく:1片(みじん切り)
- オイスターソース:大さじ1
- 醤油:小さじ1
- ごま油:大さじ1
- 塩:少々
- サラダ油:適量
作り方
- ちしゃとうの茎の皮をピーラーで剥き、細切りにします。
- フライパンにサラダ油を熱し、にんにくを炒めて香りを出します。ちしゃとうの茎を加えて中火で炒め、塩を少々振ります。
- オイスターソースと醤油を加えて全体に絡めます。仕上げに、ごま油を回しかけて風味をプラスします。
まとめ
ちしゃとうはレタスの一種で茎レタスやステムレタスと呼ばれています。
レタスですが、主に茎の部分を食用とするとても栄養価の高い野菜です。
クセの無い味で、簡単に調理ができるため、使ってみたい食材ですね。