パプリカの健康効果に大注目です!
みなさん、パプリカはお好きですか?ピーマンと違って苦味がないので、お子さんでも食べやすい、彩もかわいいのですが、少し独特の風味もあるのでやっぱり苦手だな~という方もいるかもわかりません。
しかし、パプリカは美肌効果や病気予防、冷え性改善など、様々な効果があるので、もし避けていたとしたらもったいない!
今回は健康効果ばつぐん、今注目のパプリカについてご紹介いたします。
この記事の目次
パプリカとは?
パプリカはピーマンの仲間で、トウガラシ属の野菜です。トウガラシ属と聞くと辛そうなイメージがありますが、パプリカには辛味はなく、大型で果肉が厚い、甘みがあるのが特長です。
パプリカの色
パプリカはピーマンと同じように、未成熟なうちは緑色をしています。
ピーマンの果実が熟してきて、だんだんと色がついてきたものが「カラーピーマン」。そして、そのカラーピーマンのうち、大型でベル型、肉厚のものが、パプリカとして出荷されます。
- ピーマン(緑色) ⇒ 色づくと「カラーピーマン」
- カラーピーマン ⇒ 大きさ、形、果肉厚によって区別、一部「パプリカ」として出荷
色も、定番の赤、オレンジ、黄色に加えて、紫、茶、白、黒ととてもカラフルなものまで登場するようになりました。
パプリカの色の違いと栄養素
最初緑色だったピーマンが熟すにしたがって色付きが起こってくるのですが、
熟す時間の長さ、つまり色によって栄養素の特徴がかわってくるのが面白いところですよね。色による栄養素の特徴も覚えておきましょう!
★赤パプリカ
赤パプリカにはトウガラシと同じく、カプサイシンが多く含まれています。また、ビタミンCは緑ピーマンの2倍も含まれています。
★黄色パプリカ
黄色パプリカにも、ビタミンCが豊富に含まれています。また、ルティンというカロテノイドが多く含まれています。
★オレンジパプリカ
オレンジパプリカにはβカロテンが多めに含まれおり、その量は緑ピーマンの20倍とも言われます。また、ビタミンCやビタミンEも豊富に含まれています。
パプリカの効能6選
【1】美肌効果
特に赤パプリカに多く含まれる「カプサイシン」には抗酸化作用があります。カプサイシンの抗酸化作用は「βカロテン」よりも高いと言われています。赤パプリカ以外にも、抗酸化作用の高いビタミンCやβカロテンが豊富に含まれていますので、シミ・しわ・肌荒れを防止し、美肌効果が期待できると言われています。
【2】美白効果
オレンジパプリカには、1/6程度を食べれば1日の必要摂取量がクリアできるほど豊富なビタミンCが含まれています。
ビタミンCには、紫外線によるメラニンの生成を防いだり、できてしまったシミを薄くしたりしてくれる働きがあります。加えて、パプリカにはビタミンPという栄養素も含まれています。普段あまり耳にしないこのビタミンPですが、同時に摂ることで、ビタミンCの吸収を助けてくれる効果があるため、一緒に摂ると美白効果がより期待できます。ビタミンCとPを同時に兼ね備えてるパプリカは美白効果のとても高い食べ物と言えますね。
【3】免疫力アップ
パプリカに含まれるビタミンCには美白効果以外にも、白血球の働きを活発化してくれたり、粘膜を健康に保ってウイルスの侵入を防いでくれる働きもあり、免疫力向上に役立ちます。
【4】ガン予防
ガン原因の1つは「活性酸素」であると最近の研究でわかってきました。その活性酸素と戦い、取り除いてくれる力を「抗酸化作用」と言います。
パプリカには、抗酸化作用の高い「カプサイシン」、「βカロテン」が含まれているので、ガン予防にも期待が高まってきています。
【5】冷え性改善
赤パプリカに多く含まれる「カプサイシン」には新陳代謝を活発化し、血流も良くしてくれる効果があります。
ですので、冷え性の改善にも効果が期待できます。
同時にパプリカに含まれるビタミンEにも血行促進のチカラがあるため、冷え性改善に加えて肩こりの解消にも効果的です。
【6】毛細血管の強化
パプリカに含まれる「ビタミンP」。このビタミンPには毛細血管を頑丈にしてくれる効果が期待できます。
毛細血管がもろくなると血液の循環が悪くなって、冷え性、むくみ、シミ・しわの多くの原因、そして、腎障害や認知症も引き起こす可能性があると言われています。
病気予防、強いカラダ作りには、欠かせないのがパプリカなのです。
パプリカ|人気のサラダレシピ
パプリカに含まれるビタミンCは熱に強いと言われているため加熱調理でも十分に良いのですが、栄養素をくまなく最大限に摂るためには、やっぱり生で食べるサラダがオススメです!
また、パプリカに含まれる「βカロテン」は油分と一緒に調理すると吸収力がアップするため、植物オイルを加えて食べるのもポイントですね!
【おススメ!サラダにアマニ油】
▶ パプリカサラダ、調理にも!加熱ができる亜麻仁オイル!Alligga(Amazon)
(1)パプリカとツナのマリネ
<材料>
- パプリカ(赤、黄、オレンジ) 各1個
- 塩 小さじ1と1/2
- ツナ缶 1缶(80g)
- 酢 大さじ3
- 砂糖 ひとつまみ
<作り方>
- パプリカは薄くスライス、塩をふって手で全体にいきわたらせ、10分以上おいておきます
- ツナ(油ごと)と酢、砂糖をパプリカに混ぜ合わせたら出来上がりです
- しばらく置くことで、味がなじんで更においしくなります
参考レシピ→ クックパッド
(2)ひよこ豆とパプリカのデリサラダ
<材料(4人分)>
- ひよこ豆(水煮) 200g
- パプリカ(赤・黄) 各1/2個
- トマト 1個(150g)
- ★オリーブ油 大さじ2
- ★酢 大さじ1
- ★はちみつ 小さじ1
- ★塩 小さじ1/2強
- ★こしょう 少々
- イタリアンパセリ 適量
<作り方>
- パプリカは半分に切り、ヘタと白い部分を取り除いてからさいの目に切っておきます。トマトもさいの目に切ります
- ボウルに★を入れて混ぜ合わせ、ひよこ豆、パプリカ、トマトを加えてよく和えていきます
- イタリアンパセリをちぎって入れて、塩、こしょうで味を調えます
- 冷やして塩、コショウをなじませたら完成です
参考レシピ→ オーシャンナディア
(3)海老とアボカドとパプリカのタルタルサラダ
<材料(2人分)>
- ボイル海老 10尾
- アボカド 1個
- パプリカ黄・赤 各1/4個
- ケイパー 大さじ1
- ★マヨネーズ 大さじ1
- ★ケチャップ 大さじ1
- ★ヨーグルト 大さじ1
- ★はちみつ 小さじ1
- ★粗挽き胡椒 多め
<作り方>
- ボイル海老、アボカドは1cm位に、パプリカは8mm角に切っていきます
- 全ての材料をボウルに入れ、よくまぜたらはい完成です。
参考レシピ→ オーシャンナディア
パプリカ効能サラダレシピまとめ
今話題のパプリカ、色によっても栄養素が変わるのが興味深いところですよね。
色鮮やかなパプリカは、少し加えるだけで料理の見た目も華やかで綺麗にしてくれます。ピーマンに比べると完熟まで作るのに時間がかかるため、少しお値段が高めにはなりますが、その分栄養価が高い。そこがパプリカ人気の秘密ですよね。
さあ、あなたも1日1/4ほどのパプリカ料理で十分にその美容、健康効果を実感してみてくださいね。
関連記事
▶ アーリーレッドとは?人気の食べ方、レシピ10選、栄養価は?
(By ゼウス23世)