話題のピーカンナッツ!カロリー 栄養素 健康効果8選とは?
ナッツ類の中で最近人気が高まっている「ピーカン(ペカン)ナッツ」。
スターバックスのピーカンナッツフラペチーノでその味にハマったという方も多いのではないでしょうか?
芳醇な風味からバターにも例えられるピーカンナッツですが、健康効果や美容効果はあるのでしょうか?カロリー、栄養価、摂取上の注意点とは?
今回はピーカンナッツについて詳しく見ていきたいと思います。
この記事の目次
ピーカンナッツ(ペカンナッツ)とは?
ピーカンナッツは、クルミ科の落葉高木ペカン(学名:Carya illinoinensis)の種実です。原産は北アメリカです。
英名では「Pecan」と呼ばれることから、日本ではピーカン、ピカンという名前で通っています。10月から12月に収穫される種実には脂肪分が多く、そのためペカンはバターの木と称されることもあります。
ピーカンナッツは長さが1〜3インチ、幅が0.5〜1インチで、茶褐色をしています。
味はクルミに似ていて、苦みが少ないのが特徴です。おつまみやピーカンパイなどの製菓に使われています。
ピーカンナッツのカロリーとは?
ピーカンナッツのカロリーは、100gで691Kcal。
ピーカンナッツは1粒(約1.3g)のカロリーが約9calほどです。
糖質も1粒あたり約0.08gと非常に少ないので、ダイエット中の方でも安心して食べることができます。
ピーカンナッツの栄養素
ピーカンナッツの栄養素は、約72%が脂質、約11%が蛋白質、約10%が糖質となっています。
脂質が一番多く含まれているのですが、その脂質とは飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸の3つです。
この脂質の量はクルミやピーナッツよりもだんぜん多く、マカダミアナッツと同じくらいです。
ピーカンナッツの栄養価表
ピーカンナッツ 栄養価 (100g当たり) | RDA | ||
エネルギー | 691 Kcal | 34.5% | |
水分 | - | ||
コレステロール | ― | ||
炭水化物 | 13.86 g | 11% | |
食物繊維 | 9.6 g | 25% | |
糖質 | 71.9g | 360% | |
タンパク質 | 9.2g | 18.0% | |
脂質 | 72g | 111% | |
コレステロール | ― | ||
ビタミンA |
56 IU |
1% |
|
ビタミンC |
1.1㎎ |
2% | |
ビタミンE(αトコフェノール) |
1.4㎎ |
7% |
|
ビタミンK |
3.5㎍ |
4% | |
ビタミンB1(チアミン) |
0.7㎎ |
44% |
|
ビタミンB2(リボフラビン) |
0.1㎎ |
8% |
|
ビタミンB3(ナイアシン) |
1.2㎎ |
6% |
|
ビタミンB6(ピリドキシン) |
0.2㎎ |
10% |
|
ビタミンB12 | – | ||
葉酸 |
22㎍ |
5% |
|
コリン |
40.5㎎ |
||
カルシウム |
70㎎ |
7% |
|
鉄分 |
2.5㎎ |
14% |
|
マグネシウム |
121㎎ |
30% | |
リン |
277㎎ |
28% |
|
カリウム |
410㎎ |
12% |
|
マンガン |
4.5㎎ |
225% |
|
ナトリウム | ― | ― | |
亜鉛 |
4.5㎎ |
30% |
|
銅 |
1.2㎎ |
60% |
|
セレン |
3.8㎍ |
5% |
【脂質・脂肪酸】
飽和脂肪酸 |
6.2g |
31% |
|
一価不飽和脂肪酸 |
40.8g |
||
多価不飽和脂肪酸 |
21.6g |
||
オメガ3脂肪酸 |
986㎎ |
||
オメガ6脂肪酸 |
20630㎎ |
【植物性栄養素(フィトケミカル)】
カロチン-β | 29㎍ | |
クリプトキサンチン-β | 9㎍ | |
ルテイン – ゼアキサンチン | 17㎍ |
ピーカンナッツの美容健康効果8選
ピーカンナッツの効果と効能には以下のものが挙げられます。
【1】アンチエイジング効果
ピーカンナッツには抗酸化成分が多く含まれているので、アンチエイジングや心臓病予防に効果が見込めます。
この抗酸化物質とはエラグ酸、ビタミンA、ビタミンEなどです。
皮膚の老化を引き起こしてしまうフリーラジカルと戦ってくれるので美肌作りにも有効ですし、色素沈着やほうれい線のケアにも効果があります。
また、ミネラル類も豊富に含まれているので栄養バランスが良いことも女性にとって嬉しい特徴です。
【2】美肌効果
体内に毒素がたまると、肌がくすんでしまいます。
ですから毒素の排出は美肌を維持するためには大変重要なのですが、ピーカンナッツには豊富な繊維質が含まれているのでこれに効果を発揮してくれます。
さらにピーカンナッツに含まれるビタミンAと亜鉛は、肌の透明感を高め皮膚感染症から肌を守ってくれます。
【3】育毛効果
ピーカンナッツは優れたL-アルギニンの供給源と言われています。
L-アルギニンは動脈壁の柔軟性を高め、血流を改善してくれるのでそれが体全体の健康につながります。
もちろん、頭皮にも血がめぐることになりますので、毛根を活性化し育毛にも効果が期待できるのです。
【4】脱毛予防
脱毛の主な原因のひとつに鉄分不足があげられます。
ピーカンナッツには非常に多くの鉄分が含まれているので、脱毛の予防にも効果的です。
【5】生活習慣病予防
ピーカンナッツに含まれる脂質のうち、n-3不飽和脂肪酸は中性脂肪の低下や不整脈の改善、動脈硬化の予防などの作用を持ちます。
このため生活習慣病の予防にも役立ちます。
【6】免疫力向上
亜鉛は、免疫機能の正常化をサポートしてくれると言われています。ピーカンナッツにはその亜鉛がたっぷり含まれています。
風邪などの予防にも効果的ですし、さまざまな病気や感染症などから身体を保護してくれるといった効果が期待できます。
【7】消化改善、便秘にも効果
食物繊維が多く含まれているピーカンナッツを摂取すれば、腸内環境の改善に効果があり、定期的な排便のサポートもしてくれます。
便秘予防に、腸内改善は、痔や大腸炎のリスクも軽減してくれますね。
【8】ダイエット
さらにナッツに含まれる食物繊維とビタミンB群は、満腹感を高め代謝を増加させるのでダイエットにもぴったりの食材です。
ピーカンナッツ摂取取上の注意点
(1)摂りすぎには注意
そもそもピーカンナッツはカロリーの高い食材なので、食べ過ぎると太ってしまいます。食べ過ぎると腹痛を起こすこともあるので、注意するようにしてください。
100g食べると成人女性の1食分の摂取目安カロリーを超えてしまいます。
また、味付けしてあるなっつですと、塩分の取りすぎになってしまう可能性もあります。1日18粒くらい(約200kcal)を目安に摂取してください。
(2)オメガ3脂肪酸は意外と低い!
必須脂肪酸のバランス欠如問題となっている必須のオメガ3、ピーカンナッツにはクルミに比べても意外に含有量が多くありません。
むしろ、多価不飽和脂肪酸の中のオメガ6比率が非常に高いものとなっています。
ピーカンナッツばかり偏って食べていると、オメガ3不足がより深刻になりますので、オメガ3を積極的に摂るように心がけてください。
(3)加熱調理は?
オメガ3脂肪酸は、熱に弱いという性質があるとよくネットの情報でも見受けられますが、ナッツに入っている状態では問題ありません。
熱に弱いということならば、ピーカンナッツを使ったお菓子をはじめ、加工食品すべてが食べるのに悪いということになります。
そもそもオメガ3脂肪酸が生食でなければダメだということはありません。現に、チアシードオイル、カメリナオイルなどオメガ3比率が高い油でも加熱調理が可能なものもあります。
もちろん、ピーカンナッツは、そのままを食べても美味しいですし、砕いたものをシリアルと一緒に食べたり、サラダに加えたりしてもとても美味しくいただけます!
ピーカンナッツを使ったチョコレートも大人気です
サロンドロワイアル
希少な天然ピーカンナッツをまるごと使った贅沢なチョコレート!
歯ごたえのあるピーカンナッツとなめらかチョコのハーモニーが人気の秘密です。
参考 ▶ 楽天(サロンドロワイアル)
カルディ―
カルディ―からもピーカンナッツがキャラメルコーティングされたチョコが新登場!
参考 ▶ カルディーHP
ピーカンナッツの健康効果まとめ
ピーカンナッツはアンチエイジングや生活習慣病予防などに効果があります。
海外で人気の理由もわかりますよね。
風味がとってもおいしいですし、体にいいなんて最高ですよね♪
よい脂肪酸が含まれているピーカンナッツで、おいしく健康になっちゃいましょう。
ただし、くれぐれも食べ過ぎには注意です。
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(By ゼウス23世)