バジルシードとチアシードの違いは?カロリーなど5項目比較!
ぷるぷる、プチプチでカエルの卵みたいな見た目のスーパーフード…
あれっ?ちょっと待って、これってチアシード、それともバジルシード?
なんだか見た目も味もかなりそっくりなこの食材。
- それぞれの違いはなに?
- 見た目が似てても栄養素は違うの?
- カロリーがどっちが低いのは?どっちがヘルシー?
といったバジルシードとチアシードの違い、比較についてご紹介していきます。
この記事の目次
バジルシードとは?チアシードとは?
まず2つの食材の概要を簡単に比較してみましょう!同じシソ科の植物の種にはなりますが、育つ地域も色の特徴なども異なりますね。見た目は似ていますが食感にもやや違いがあるようです。
【1】 バジルシード
シソ科オシウム族のバジルの種です。
(主な原産国)タイ、カンボジアなどの東南アジアとなります
(色) 黒色のみです
(膨張率) 約30倍
(食べ方) 種を水に浸して膨張させてから食べるのが一般的な食べ方になります
◎ 水に浸すことによって、ぷるぷるとしたゼリー状のものが種子の周りにできてきます
◎ 種がやや大きめなので、噛んだ時の食感はじゃりじゃりとした感じ
◎ キウイの種を噛んだ時に近い?無味無臭です
【2】 チアシード
シソ科サルビア族の種です。
(主な原産国)メキシコやアルゼンチンなどの南米が原産です
(色) 黒色、茶色、白色があります
(膨張率) 約10倍
(食べ方) バジルシードと同じく、種を水に浸して膨張させてから食べるのが一般的
◎ こちらも水に浸すと、種の周りに柔らかめのゼリーのようなものが出てきます
◎ 種を噛み砕くとまさにゴマのようなプチプチとした食感です
◎ 無味無臭です
栄養素の違いはあるのでしょうか?
バジルシード、チアシードのそれぞれの栄養素を見てみます。
大さじ1 |
バジルシード | チアシード |
---|---|---|
カロリー | 11kcal | 65kcal |
脂肪合計 | 1g | 5g |
カリウム | 0g | 100㎎ |
炭水化物合計 | 1g | 6g |
(食物繊維) | 1g | 5g |
たんぱく質 | 0g | 3g |
引用: My fitness.com
栄養素の特長は共通点がいっぱいかと思いきや!?… 違うところも意外にあるんですね。
バジルシード、チアシード比較5項目(特徴など)
【1】 水に入れると膨らむ特徴は両シードとも同じ!
バジルシードもチアシードも、水分を吸収し膨張します。そのため、食前に摂取すると満腹感が得られ、ダイエット効果につながります。
この2つの食材はダイエット食材として有名になりました。水に膨らませて、飲み物などに入れて…。
しかし、膨張率はバジルシードが30倍なのに対し、チアシードは約10倍
同じ量を摂取してもそれだけ膨張率が違うということは、満腹効果も違うということは覚えておきましょう!
【2】 豊富な食物繊維
第6の栄養素として注目される食物繊維。
食物繊維はご存知の通り腸内活動を活発にし、便秘解消につながります。食物繊維はデトックス効果や便秘解消効果がありその効果は非常に大切です。
そして、バジルシード、チアシードともに、食物繊維は豊富に含まれています。
しかし、ティースプーン1杯(約15g)あたり
- バジルシード 1g
- チアシード 5g
となっています。バジルシードは食物繊維の含有率が高くその半分以上という噂を耳にしていましたが、絶対量ということではチアシードの方が上のようです。
また食物繊維の中でも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の内訳比率までは海外サイトからは発見できませんでした。
【3】 αリノレン酸(オメガ3)
バジルシードもチアシードも、ただの植物の種ではない理由がここにあります!
なんと亜麻仁油やえごま油でおなじみの、オメガ3脂肪酸のαリノレン酸も含まれています。オメガ3脂肪酸といえば話題の必須脂肪酸。できるだけ摂取することが今強く推奨されている脂肪酸です。
- アンチエイジング効果
- 鬱などのメンタル面での効果
- アトピー、アレルギー症状の抑制
- 記憶力の向上
など様々な嬉しい効果がありますが、さらに
- コレステロール値を下げる、新陳代謝アップ、脂肪燃焼
といったダイエット効果も!
しかし、含有量についてはバジルシードよりもチアシードの方が圧倒的に含まれています。
【4】 カロリー比較
大きな比較対象の1つとしてそれぞれのカロリーの違いが挙げられます。
- バジルシード 11Kcal (15g当たり)
- チアシード 65Kcal (15g当たり)
チアシードはバジルシードの約6倍のカロリーを含んでいます!
これは、チアシードの方が、脂肪酸など特有なものも含めて含有量が多くなっているからですね
【5】 その他の栄養分は?
その他両シードに含まれる細かい“共通の”栄養分について以下のようになります。
(共通栄養素)
- たんぱく質
- 脂質
- 必須アミノ酸
- ビタミン
- ミネラル
- 鉄分
しかしバジルシードよりもチアシードの方が若干栄養素の”種類”が多くなります。
(チアシードのみに含まれている栄養素)
- オメガ6脂肪酸
- 葉酸
このために、カロリー量がチアシードの方が多くなっています。
どっちを選べばよいのでしょうか?
バジルシードもチアシードもそれぞれの特徴があります。栄養素の違いを理解すると、以下のように考えられると思います。
まずは、目的別で選ぶようにしてみましょう!
◎健康、美容を意識するなら『チアシード』
どちらの食材にも魅力的な栄養素は含まれてはいます。しかしどちらかというとチアシードの方が含有量や種類が多くなります。
その分、カロリー量も高めにはなってしまいますが、1日の推奨摂取量を守ればさほど問題のあるカロリー量でもありません。
健康や美容を重視する、以下のようなあなたには『チアシード』がおススメ!
- 食事制限その他で栄養分が偏りがちなあなた
- 運動メインで体重を落としているあなた
- 急激に体重を落とすようなダイエットはしていないあなた
つまり栄養豊富で健康的な食事を望むあなたには「チアシード」です!
◎とにかくダイエットが目的なら『バジルシード』
なんといってもバジルシードの水分膨張率は圧倒的です。しかもカロリーが何と言っても低い。
この2点を重視して、
- 短期集中型ダイエットをしている方
- 食欲を抑えたい方
- 便秘解消してぽっこりお腹を治したい方
- ダイエット中の間食についてお悩みの方
にはバジルシードを選ぶのが良いのではないでしょうか?
お値段の違いはどれくらい?
(1) バジル シード – Bassil Seeds 【100gパック】
価格:450円(税抜き) 販売HP: バジルシード通販Tirakita
(2) ナチュラルキッチン オーガニック ホワイトチアシード 200g
(有機JAS認定) 当社販売価格:¥855(税抜き)
販売HP: ケンコーコム
※ 100gあたりの価格を計算すると、バジルシード、チアシードともに、そんなに価格に違いはありませんね!
その他、摂取量、副作用、安全性などは?
【1】 水分吸収、膨張率について
バジルシードもチア―シードも体内で水分を吸収し、胃腸の中で膨張する特徴があります。
特にバジルシードの膨張率は、特にチアシードの3倍にも上ります。チアシードについても一説には27倍に膨れる可能性もあると米国、イギリスの医療サイトでは注意を呼び掛けているところもあるほどです。
摂取の際には、あらじかじめ水に漬けて膨張させてから摂る、いきなりの摂取は避けるが安全です。
【2】 アレルギー
その他、マスタードやマスタードシードにアレルギーを持つ方は、同じくバジルシード、チアシードにもアレルギーが出る場合があります。
その他、チアシードの摂取に関する注意点、副作用の可能性についてはこちらに詳しく紹介していますので、ご参照ください。
参考記事
▶ 「チアシード」に隠れた10の懸念副作用とは?手放しで喜べない⁉
バジルシード、チアシード違いまとめ
味も見た目もかなりそっくりなこの2つの食材。バジルシード、チアシードの違いを紹介しました。そして特徴を踏まえたうえで、目的別に選ぶのであれば
- バジルシードは膨張率が高くカロリーが低いので、ダイエット向き
- チアシードは栄養価が高く、美容・健康志向に良い
ということになるのでしょうか?(主観も多少入っていますが・・)
しかし、両人気のシードともに栄養価も高く、特長のあるスーパーフードであることは間違いありません。
あなたのカラダのコンディションや気分によって使い分けることもできるので、二種類ともに揃えておいてもいいかもしれませんね!
ご参考いただければ幸いです。
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(By ディオニソス)