お酢は何世紀もの間、私たちの家庭料理のシーンで様々な目的で使われている調味料です。
その中でも今、一番世界的にホットなお酢は「アップルサイダービネガー」かもわかりませんネ。
自家製リンゴ酢にはちみつを加えた健康法「バーモント民間療法」が世界的に有名になりました。
アップルサイダービネガーは単に炭酸リンゴジュースにお酢を加えて作ったものではありません!
お酢として発酵させてつくるもので、その発酵の過程で大切な栄養素ができ、多くの健康効果をもたらせてくれるのです。
今回は、特に海外にて効果が認められているものを中心に、アップルサイダービネガーによる健康効果7選と人気の飲みかた、注意点などをピックアップしてご紹介していきます。
この記事の目次
アップルサイダービネガーとは?
日本語で言うところの「リンゴ酢」です!
アップルサイダービネガーは、果物のリンゴを原料として作られる「お酢」の一種です。日本語で言うところの「りんご酢」と同じです。
ただ日本のりんご酢は、単にリンゴジュースに穀物酢をまぜて作った「自家製リンゴ酢」や、フィルターで濁り分をも濾してしまって栄養素分が取り除かれた商品もありますので、注意が必要です。
ここで紹介するりんご酢とはノンフィルター、非加熱で作る「生りんご酢」(生アップルサイダービネガー)になります。
アップルサイダービネガー(りんご酢)をつくるには
お酢は2段階のプロセスを経て作られるものです。
- 第一のステップでは、砕いたリンゴに酵母を加えて、その糖分をアルコール発酵させます
- 第二のステップで、さらにそのアルコール発酵させたものにバクテリアを加え、酢酸発酵をさせて完成させます
この2つの過程でアップルサイダービネガーの大切な「活性化合物」が生まれます。
紅茶キノコ、こんぶ茶にも含まれていて注目の「マザー(株菌)」や酵素もたくさん含まれていますので、この2段階のプロセスがないものや、商品が「加熱処理」、余分に「ろ過処理」されたようなものでは、せっかくの化合物や酵素が失われてしまいます。
アップルサイダービネガー(リンゴ酢)は、調味料やドレッシングとしても使えますし、水で薄めて飲む健康法も人気です。
アップルサイダービネガーのカロリー、栄養素
アップルサイダービネガーは大さじ1杯あたり「約3カロリー」と低カロリーです。
栄養素としては、多くのビタミン、ミネラルは含まれていないとされますが、少量のカリウム、アミノ酸、抗酸化成分が含まれています。
アップルサイダービネガー健康効果7選
【1】 消毒、洗浄効果
酢は細菌を含んだ病原菌を殺すのに役立つとされています。伝統的にも、洗浄と消毒、シラミ、真菌や感染症の治療にも使用されてきました。
これは主に「酢酸」の効果とされています。
かのヒポクラテスも2000年前に食酢を使って患者さんの傷を治していたとの記録があります。
また、酢は食べ物の防腐剤としても使われており大腸菌など細菌の増殖を防ぐことが効果として研究されています。
ニキビ予防の目的で、皮膚に直接塗ったりすることもアップルサイダービネガーの使われ方として人気ですが、これはまだ完全な研究裏付けはないようです。
【2】 血糖値の上昇を防ぐ
お酢は、インスリン抵抗と血糖値の改善にメリットがあるとされています。
糖質分の高い食事をした人のインスリン感受性が19〜34%改善されたとか、50gのパンを食べた後の血糖を34%改善したといった報告もあります。
糖尿病や血糖値が気になるあなたには嬉しいアップルサイダービネガーの効果です。
【3】 抗酸化クロロゲン酸
アップルサイダービネガーには、LDLコレステロールが酸化されるのを防ぐとされる「抗酸化クロロゲン酸」が含まれています。
動物実験では、血中コレステロールや中性脂肪の改善効果もあることが報告されています。
【4】 ダイエット効果
お酢による血糖値の改善やインスリン抵抗性の改善は、ダイエットにももちろん役立ちます。お酢には満腹感を高める効果があるので、食べる量を減らすことも期待できます。
食前にアップルサイダービネガーをとることの嬉しい効果ですね。
【5】 胃腸のクリーニング
お酢には酸がたくさん含まれていて、食べ物の防腐剤にもなります。このため、水と一緒にアップルサイダービネガーを飲むことによって、胃腸の浄化、クリーニングにつながると伝統療法では使用されています。
【6】 免疫力のアップ
お酢は免疫力アップのためにも使われてきた歴史があります。
ローズマリー、タイム、ラベンダーといったハーブを混ぜた酢がさらに有効とされていますが、これにはアップルサイダービネガーにも含まれる「マザー(株菌)」が関係していると言われています。
【7】 美容効果
アップルサイダービネガーに含まれる「マザー」は、肌や髪のコンディショニングにも良いとされ、精製されていないピュアな生アップルサイダービネガーは、髪質を整えたり、美容レシピでもよく使用されています。
アップルサイダービネガー人気の飲み方
アップルサイダービネガーを簡単に食事にとり入れるには、アップルサイダービネガーを使ったサラダドレッシングや自家製マヨネーズなどに取り入れるのが人気です。
しかし、直接飲む健康法も注目されており、その際には、水やお湯、ジュース、お茶などでうすめてから飲むようにしてください。
希釈するのは「6~8倍」ほどが丁度良い酸味になります。
また、甘味を加えたい時には、ティースプーン一杯のはちみつやメープルシロップを加えてみます。寝る前ダイエットであれば、生はちみつで睡眠効果も高まって、さらに美味しく召し上がることができますよ!
【注目】アップルサイダービネガーの新しい形!
さすがアメリカの発想!グミになった「りんご酢」
これなら小さなお子さんでも喜んで食べられそうです。マザーたっぷりで腸内環境にもバッチリなようです!
副作用はある?一日の摂取量とは
今のところ、アップルサイダービネガーは安全であり、ノーマルな消費量では特に大きな副作用もないようです。
一般的な消費量としては、1日当たりティースプーン1〜2杯(5〜10mL)から2〜3杯(15〜30mL)の範囲とされています。
アップルサイダービネガーは、米酢などより酸味が強く美味しいですが、あまりごくごく飲まないようにしましょう。酸なので、摂り過ぎによる影響も懸念されます。
(上限などの情報は今のところ見られませんが・・)
アップルサイダービネガー効果まとめ
人気のアップルサイダービネガー、日本では「リンゴ酢」の方が有名なので、あまりお肌に塗ったりはしないようですが、海外ではお肌や髪に使うのも人気のようですね。
購入の際には、製法に注意して、低温で原料をそのまま生かした商品を選ぶようにしたいですね。
また、自宅で作る「リンゴ酢」の情報も多く出回っていますが、市販のお酢とリンゴジュースでただ作れると言うのは間違いですのでご注意くださいね。(もしくはせっかくの効果が薄れると思います)
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(By ディオニソス)