おかひじきの食べ方|栄養素は?シャキシャキ感を残すには?
「おかひじき」 ご存知ですか?
ひじきも人気だけど、おかひじきもとっても人気があるんです。
おかひじきってその食感が最高!
旅行先ではじめて食べてから今はもう病みつき、売っていればすぐに買うようになりました。
茹で方のコツを押さえると、とても美味しく食べられるんですよ♪
この記事の目次
おかひじきとは
「おかひじき」の分類は、アカザ科オカヒジキ属です。(英名;Salt-Wort)
日本全国の日当たりの良い海岸の砂浜、砂礫地、塩生地などに自生する一年草です。
ひじきという言葉がついていますが海藻とは違って、葉の様子が海藻のひじきと似ていることから『おかひじき』という名前が付きました。
「ミルナ(水松菜)」と呼ばれることもあります。
イタリアの高級食材で知られる「アグレッティ」とよく似ていますが、アグレッティは同じアカザ科の別属になります。
秋田や鳥取産のものが有名ですが、昨今、天然のおかひじきは減少してきて今では絶滅も危惧されています。ですので、今流通しているものの大半は天然ものではなく栽培されたものです。
オカヒジキは山形県の伝統野菜
オカヒジキは古くから浜辺に自生しているものが食べられてきました。
栽培されるようになったのは江戸時代初期の頃で、現在の山形県南陽市にあたる砂塚村がその発祥と言われています。
現在は福岡県古賀市をはじめ全国各地で栽培されていますが、特に山形市と米沢市がオカヒジキの栽培が盛んで、この地方の伝統野菜にもなっています。
一般のスーパーなどへも秋から翌春まで出荷され売られています。
おかひじきの栄養素とは?
■日本食品標準成分表
分量 100 g あたり | |
---|---|
カロリー | 17 kcal |
脂質 | 0.2 g |
ナトリウム | 56 mg |
カリウム | 680 mg |
炭水化物 | 3.4 g |
水溶性食物繊維 | 0.5 g |
不溶性食物繊維 | 2 g |
タンパク質 | 1.4 g |
ビタミンC | 21 mg |
カルシウム | 150 mg |
鉄 | 1.3 mg |
マグネシウム | 51 mg |
おかひじき栄養素の特徴
■ βカロテン
オカヒジキ100gには3300μgものβ-カロテンが含まれており、これは小松菜を上回る量です。
β-カロテンは抗発ガン作用や動脈硬化の予防に効果があるので有名。そして必要に応じてビタミンAに変化してくれ、髪や皮膚の健康維持、呼吸器系統を守る働き、視力維持などへの効果も高まります。
■ ビタミン&ミネラル
ビタミン類では、オカヒジキ100gの中にビタミンC(21mg)、ビタミンK(310μg)、葉酸(93μg)が含まれます。
ミネラルも豊富で、体内で余分な塩分を排出するカリウム、骨や歯の形成に欠かせないカルシウムや骨や歯の成長、神経の働きなどにも関わるマグネシウム、血を作る鉄分などが多く含まれています。
ビタミンKは、タンパク質を活性化して骨を丈夫にしてくれ、骨の健康を維持するのにも役立ちます。加えてカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分などどれも骨の形成に大切な栄養素なので、成長期の子どもや貧血がちの女性にも、とってもおすすめの緑黄色野菜なのです。
味もクセがなくて、独特の歯触り、食感でとても食べやすいのも嬉しいですよね。
オカヒジキの旬は?
天然物や栽培ものは、4月中旬から5月にかけてが一番の旬です。
栽培のオカヒジキは、場所によって収穫時期が異なっていて、山形県では4月~10月頃、福岡県では9月頃~翌3月頃の間で収穫されています。
ただし現在では栽培技術も進んでいるので、通年市場で売られています。
おかひじきの美味しい食べ方ベスト3
【1】 まずは美味しい茹で方から
おかひじきは、茹でる前によく洗って、硬い茎の部分は切って取り除いておきます。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かしたら、1分ほど茹でます
- 塩を入れる必要はありません
- 茹であがったらすぐに冷水で冷やし、水気をしっかりときってから食べましょう。
【2】 超簡単美味しい!おかひじきのおひたし♪
<材料>
- おかひじき 1パック
- 白だし 大さじ1/2
- しょうゆ 小さじ1
- 水 50ml
- 塩(おかひじきを茹でる時) 少々
- 白ごま 少々
<作り方>
- おかひじきを水でよく洗ってざるにあげます
- 白だし、醤油を混ぜあわせ調味料をつくります
- 鍋に水を入れて沸かし、沸騰したら塩少々しておかひじきを入れます
- おかひじきを入れ、再沸騰したら中火にしてさらに1分間ほど
- 火を止めておかひじきを水で冷やし、冷めたら手で絞り水分を取ります
- そのままでもいいのですが、少し長いので3㎝位の長さにざっくり切ってから調味料と混ぜ合わせて完成。
- お好みで白ごまを少々
Point !
<しゃきしゃき食感のために、おかひじきを茹で過ぎないように!>
詳細は⇒ クックパッド
【3】 おかひじきオリーブオイル炒め
簡単ヘルシーにオリーブオイルで炒めるだけ!
ミネラルやビタミンなど栄養たっぷりなオカヒジキを簡単調理できます!
<材料>(2人分)
- おかひじき 1パック
- オリーブオイル 中さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 胡椒 適量
<作り方>
- おかひじきを軽く洗って、オリーブオイルをひいたフライパンで一気に強火で炒めます。(20秒くらい)
- 塩・胡椒で味を整えたらこれで完成!
Point !
<素早く作った方がおかひじきのシャキシャキ感が残ります!>
詳細は⇒ 楽天レシピ
【4】 おかひじきチャンプルー
うまみと香りが立った一品!水切りをうまくやって超絶品料理の完成!
男性も喜びそうな一品ですね!
<材料(2人分)>
- おかひじき 1パック
- 木綿豆腐 1/2丁
- キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 大さじ2
- サラダ油 大さじ2
- 卵 1個
<作り方>
- ペーパータオルを豆腐にくるんで、重しにのせて5分ほど水きり
- おかひじきは固い根元を手で折ってから、食べやすい長さに切ります
- ボウルに入れ、しょうゆをまぶします
- サラダ油の半量をフライパンで熱してから、水をきった豆腐をちぎりながら入れ炒めます
- 豆腐に軽く焦げ目がついたら、一度取り出します
- フライパンに残りのサラダ油を熱し、今度はおかひじきをさっと炒めます
- 最後に摂り出した豆腐も加えて一緒に炒めます
- 溶き卵を入れ、全体をかき混ぜます
- 玉子が半熟になったら完成!器に盛りつけて召し上がれ!
詳細は⇒ キッコーマンレシピ
おかひじきの保存方法
残ったおかひじきは、ビニール袋やジップロック、またはラップに包んで状態で、乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
冷凍保存には向きません。
時間がたつとシャキシャキとした食感が損なわれてしまうので、できるだけ早めに食べるようにしてくださいね。
栄養たっぷりおかひじきの食べ方まとめ
ミネラルたっぷりで多彩な健康効果をもつオカヒジキ。抗酸化作用にも優れているんだとか・・
むくみが気になるあなたは、カリウムがたっぷり入った食事がおススメですが、おかひじきはそんなあなたにピッタリかも。
シャキシャキ食感も癖になりますよ。
妊婦さんや成長期のお子さんにとってもおすすめです。是非どうぞ!
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(By ディオニソス)