クローブの効能10選!人気香辛料の料理、副作用は?
香辛料の一つで人気の『クローブ』、これが結構優秀なんです!
なぜなら、この小さな香辛料の中に秘められた成分と栄養素がぎっしり詰まっているから。。
今回は、今人気の香辛料”クローブ”がもたらす効能7つ、栄養成分などをご紹介していきます。
この記事の目次
驚くべきクローブの効能10選
もともと「アーユルベーダ医学」としも使用され、薬や漢方として活躍していたクローブ。
その効能は驚くほど高いんです。まずは代表的な効能10選からご紹介します。
【効能1】 胃腸の調子を整える
クローブには、消化酵素の分泌を促す力だけでなく、胃腸を温めてくれて、腸の働きを活発にしてくれるという効能があります。
それによって、下痢が収まったり、寄生虫の駆除といったことにまで役だちます。
【効能2】 関節炎やリウマチの緩和
炎症の軽減、関節痛、筋肉痛および関節炎の痛みの軽減に役立ちます。
また、カルシウムや、オメガ-3脂肪酸および鉄分に富んでおり関節や骨を強くする効果も期待できます。
【効能3】 生理痛の緩和
クローブは体の冷えからくる様々な疾病を緩和してくれます。冷えやすい女性の体を暖め、子宮の動きを活発にしてくれ、生理痛の緩和といった効果も期待できます。
クローブを煎じたクローブティーも、生理痛を緩和する飲み物として世界中で人気の飲みものです。
【効能4】 歯痛や歯肉炎など口内トラブルを緩和
現在でも歯医者さんで使用される薬にはクローブが配合されているのをご存知ですか?
クローブに含まれる「オイゲノール」という成分には、強い鎮痛・抗菌作用があります。
虫歯、歯肉炎などあらゆる細菌や歯の痛みに効果があります。
【効能5】 生活習慣病の予防
「オイゲノール」成分には、鎮痛殺菌作用だけでなくて、強い抗酸化作用も期待できます。
オイゲノールを多く含むクローブを摂ると、カラダの老化が抑えられ、血管もしなやかに、強くしてくれる効果も期待できます。
血行促進効果もあるので、動脈硬化や高血圧の予防にも役立ちます。
【効能6】 ストレスの緩和
クローブの独特の香りは精神面でのリラックス効果にもつながります。
疲れた体と気分をいやす飲み物として、バジル、ミント、カルダモンそしてはちみつを混ぜたクローブティーも人気です。
【効能7】 水虫やニキビなどの皮膚トラブルへ
クローブの強い殺菌・抗菌作用はカラダの中だけじゃありません。クローブオイルを水に薄めて使用することで皮膚病やトラブルの緩和にも役立ちます。
にきび、吹き出物、黒ずみ、荒れた肌といったお肌のトラブル対策に効果を発揮します。
【効能8】 風邪薬として
クローブは風邪薬としても利用されています。
クローブから作ったオイルを10滴、とはちみつを入れたぬるま湯を1日、2回または3回飲みましょう。
【効能9】 鼻づまり、喘息、気管支炎などの緩和
クローブを煎じてつくったクローブティーを1日2~3杯飲むことによって風邪などをはじめ、喘息や気管支炎などの呼吸器系のトラブル緩和の効果が期待できます。
また、単にクローブオイルを溶かした熱いお湯の蒸気を吸引する方法もあります。
【効能10】 男性の性の健康へ
クローブは時には媚薬としても使用されていて、世界では早くオーガズムに達する男性向けの手助け剤としても使用されているとか。
まとめるとクローブには、
- 抗菌
- 鎮痛
- 整腸
- 血行促進
- 子宮強壮
- 抗ヒスタミン
- 抗血栓
などといった様々な効能が期待できるんですね。
そもそもクローブって何から採れるの?
クローブとは、熱帯雨林地域に生える常緑樹の「チョウジノキ」の花つぼみから採れる香辛料です。チョウジノキの木の花つぼみを乾燥させて作ります。
チョウジノキは、赤道近くの熱帯雨林に生えていて、原産は、インドネシア、スリランカ、ドミニカ、ザンバジル、マダガスカルなどが主です。20年で10メートル近い高さにまで成長する常緑樹です。
クローブの歴史…
古来から人々の薬として使われていました。アーユルベーダ医学でも使用され、日本に来たのも5〜6世紀あたりととても歴史が古い香辛料なのです。
17世紀のヨーロッパでは、クローブはペストの予防薬として使われていたとも言われています・
クローブの香り…
香りはスパイス類の中でもトップクラスに強いです。その香りは、バニラを思わせるような甘さも混じります。きつい香りなので、好き嫌いは分かれるかも知れません
アロマとしてのクローブ…
クローブは、その独特な甘い香りと、精神面でのリラックスもあり人気のアロマの一つです。
気持ちを明るくさせてくれたり、集中力が高まったりなど嬉しい効果も。クローブの葉から抽出されたオイルをクローブリーフ。
蕾(つぼみ)から抽出されたものをクローブパッドと言いますが、一般的にアロマではクローブパッドが用いられます。
クローブとして相性のいいその他のアロマとしてローズマリーやオレンジ、シナモンなどがあります。
クローブ料理
アロマのイメージのあるクローブですが、料理にも使えます。
ただし、香りのクセが強いため、臭いの強い肉料理や、カレーやシチューに使うのが人気です。
(1)肉料理
肉の臭い消しとして、肉の下地づくりに、肉に直接クローブ片を刺して下置きし、さらに、そのまま一緒に煮込みます。(後でクローブ片を取り出しやすいというメリットもあります)
(2)カレースパイス
まさに代表的なインド香辛料として、カレーのスパイスとして使用するのも人気です。
(3)お菓子
特徴的な甘い香りがあることで、クッキーや焼きリンゴなどのお菓子にも使っても便利です。
(4)クローブティー
紅茶に煎じて入れるクローブティーも人気の飲み物です。
クローブの保存の仕方
クローブホール(粉末になってない固まり状のもの)の方が日保ちがします。
”クローブホール”または”クローブ粉末”は、気密性の高いガラスやプラスチック容器で保存するようにしましょう。そして、保管は冷暗所の乾燥した場所でおこなうようにします。粉末クローブは、ホールに比べると風味が失われやすいので、冷蔵庫で保存し早めに使用しましょう。
摂取上の注意点
- 生理中、妊娠中の女性は使用を避けるようにします
- 幼児や、ペットのいる環境では、誤って使用されないように気をつけましょう
- 香りが強いので量には注意が必要です
- 皮膚に使用する際には必ずよく薄めてからにしましょう
クローブ効能まとめ
日本でも人気のある香辛料のクローブ。健康食材としても世界的にその効能が見直されています。
スーパーでも通販でも手に入るようになってきましたので、ぜひあなたもクローブを使ってみてください。
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(By ディオニソス)