人気ハーブ「オレガノ」の育て方!室内栽培でOK、図解入り!
イタリア料理には今や無くてはならない辛みハーブの「オレガノ」。イタリアンなど外食のメニューでもよく見かけるようになりましたよね。有名シェフの間でもこの「オレガノ」をいかに使いこなせるかが腕の見せどころだったりもするのだとか・・
新鮮で香り豊かな「オレガノ」をあなたのご自宅の食材として好きに使えることができたなら、あなたのレシピも一段と盛り上がること間違いなし!?
実はオレガノは家庭菜園でも人気のアイテムです。ですが、お庭、ベランダなど戸外じゃなくて、室内でも簡単に育つってご存知でしたか?
太陽の明かりはある程度は必要ですが、オレガノは寒暖差に弱かったりもする植物なので、温度差がない室内の方が育てやすいのかもわかりません。海外サイトを見ても室内での育て方の記事が多かったりします!
そこで今回は、この人気ハーブ「オレガノ」の室内での育て方について、図解入りでご紹介していきたいと思います♪
この記事の目次
オレガノとは
スペイン、イタリア料理など地中海料理には欠かせないスパイシーな香りのハーブです。シソ科ハナハッカ属の植物で、別名ハナハッカ、ワイルドマジョラムとも呼ばれます。
大きくは標高の高い低温地に咲く鑑賞用の「花オレガノ」と、温かい地域で育つ「ハーブのオレガノ」の2種類があります。
オレガノの代表的な種類
- 花オレガノは、ケントビューティ、紫ホプリなどが代表品種です
- オレガノ(ハーブ)は、イタリアンオレガノ、グリークオレガノやメキシカンオレガノなど
にオレガノは大きくわかれます。
特にイタリアンオレガノ、グリークオレガノなどは、夏から秋に花を咲かせますが、その直前の葉っぱが一番香り豊かで料理にも最適なハーブと言われています。
こちらにオレガノの持つ栄養価、効能をまとめていますので参考にしてください↓
▶ オレガノの効能とは?人気ハーブ驚きの栄養素と摂取の注意点!
オレガノ育て方の基本(室内)
【準備するもの】
- 栽培用の鉢(深さ20㎝~30㎝)排水性の効いたもの
- 栽培土 (流水性のあるハーブ土など)
【育てはじめる時期はどうなの?】
戸外での栽培は、蒸し暑い梅雨や真夏を避けて春の時期か夏の終わりに植えるのがベストと言われていますが、室内栽培には植え始めの時期は特にありません。一年を通して葉をつける多年草です。
【日光について】
オレガノは、明るい光の下でよく育ちますが、直射日光はさほど必要ありません。一日6時間ほど明るく光があたる場所であれば栽培に問題ありません。
蛍光灯やハロゲンライトの下でも成長させることができますが、朝日が当たる部屋の窓側、南から西向きの窓側において少しでも自然光に当ててあげるのが良いでしょう。
【室温は?】
部屋の中で育てるのに、理想的な温度は、13度から25度の間です。
【水やりは?】
基本的に乾いた土壌で育つハーブですので、週に1、2度の水やりでも大丈夫です。土の表面が完全に乾いていてら、その時しっかりと水をあげてあげます。
【初心者でも大丈夫?】
オレガノは種子からも鏑木からも植えられ、育て方やメンテナンスも難しくありませんのでむしろ初心者向きの栽培種だと言われています。
室内でのオレガノの育て方
■ 具体的なステップ1 (種まきから発芽まで)
オレガノは、種子や葉を切りとった挿し木の両方から成長させることができます。
あなたが、すでにいくつかのオレガノを育てている場合は、挿し木を使用することもできます。種子から育てるときは、古い種子ではなく新しいものを使いましょう。(新しくても4分の1は種子が発芽しないことも多いです)
土の表面から0.7センチほどの穴をあけ、種子を植え上から軽く土を被せます。挿し木の場合も同様に植えてあげます。
発芽するために5~10日間ほどかかります。(土壌の質、日光、および水やりの頻度でかわります)
■ 具体的なステップ2 (成長まで)
健康な成長のために、高さが10センチ程度になったタイミングから、余分な葉を少しづつトリミングしていきます。葉が密集して窮屈なところから余分なものを取り除いてあげます。
適度なトリミングは過剰な茎の成長を防ぐことにもつながります。
オレガノ以外の雑草が生えてきたら、オレガノの成長の邪魔になりますので、除去していきましょう。余分な草は根の部分からしっかりと除草します。
■ 具体的なステップ3 (いよいよ収穫!)
さあ、収穫です。フレッシュなオレガノの葉を摘み取っていきましょう。
さっと水で洗い流したらその瞬間から、好きな調理に使うことができます。自宅栽培ならではですね。香り豊かなフレッシュハーブを使ったいろいろなレシピを楽しみましょう!
オレガノは花の咲く(7月上旬から花を咲かせます)直前が一番、香りが豊かで食べごろと言われています。
■ 具体的なステップ4 (ドライハーブを作ってみましょう)
茎の部分からカットし、ドライハーブを作っていきます。
切り取ったオレガノの枝の下の部分の枝をキレイに取り除き、数本の束ごとにゴムバンドでしばります。多くの枝を一度に束ねるとかえって乾燥ムラの原因になります。
束を直接の太陽の光のもとで、乾燥させていきます。
緑の色あせやカビを防ぐために、紙袋を使用します。通気性を保つために、下端に穴をあけて使用します。
ある程度乾いたら、最終乾燥させるため束をつるしておきます。日陰で風通しの良いところでつるします。
気候にもよりますが、完全にドライハーブになるまで、数日から2週間。屋根裏部屋やベランダ、物干し、台所でつるしておけばOKです。雨が降りかかる可能性のあるベランダはNGです。せっかくのドライハーブが雨で台無しになってしまいますのでご注意を。
葉が触っただけでバラっと崩れるところまで乾いたらオレガノのドライハーブの完成です!
気密性のある容器にしっかり入れて保管しておけば、半年から1年の間オレガノの乾燥ハーブが楽しめます。
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オレガノの育て方まとめ
ハーブの中でも特に今ホットで人気の「オレガノ」の育て方をご紹介しました。
自宅で育てておけばたくさん収穫できますし、ドライにすればそれこそ1年中楽しむことができますしね。もちろん、フレッシュハーブもオシャレ料理には欠かせません。
ぜひ、オレガノの室内での栽培、そしてオレガノのドライハーブ作りにチャレンジしてみてくださいね。
(By ディオニソス)