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この地球上には・・
この地球上には、70億人の人間が生活しています。そして、太古の昔(1万年前から)人類(正確には農耕狩猟民族)が生息してきているのです。
地球には広大な大地がなお広がっていて、様々な穀物や動物が生息している。
そして陸地だけでない、海洋の中にももっともっと様々な生物が生きている。
この地球上に存在する栄養素となるものなんて、たかだか70億人の人間が健康で生きられるための素材は充分に転がっているのです。
特殊加工の弊害
なのに、なぜわざわざ人類が人類のために加工して、時に不自然な特殊改良まで加えて作り上げた製造物で、生命線となる食を保っていく必要があるのでしょうか?
地球上の大自然にある水、空気、そして動植物から得られる豊富な食べ物は私たちにとって有り余るほどの栄養源を供給してくれているのです。
陸地の木々や植物は、随分と荒らされた部分もあるのでしょうが、海洋生物についてはまだそのほとんどが、人類により手付かずの状態なのではないでしょうか。
例えば、我々が手が届いてない海底近くの水草や海藻には多くの栄養素があり、その周辺のプランクトンも含めて、自然の循環の中で、魚類は生息しています。
その超自然循環な魚を食べれば、我々の栄養素もずいぶんと恩恵を受けると思うんだけど、今は何でもかんでも養殖ブーム。
確かに安くいつでも手に入れられるということは大変有難いんだけど、その養殖されて育った魚たちの栄養はどうなっているのでしょうか?
オメガ3欠乏の魚油
例えば魚オイルに含まれるEPA、DHAといったオメガ3系脂肪酸は、青魚、回遊魚系に多く含まれていますが、彼らが生まれた時から体内に持っている脂肪酸ではない。
やはり人間と同じように、彼らの食から体内で作られていくものです。
”という事は?”
養殖された魚を食べても、EPAやDHAの脂肪酸が自然な形で得られるとは考えにくいのです。
養殖された例えばハマチやイナダの切り身を食べて、変に油っぽいと感じたことはありませんでしょうか?醤油に入れるとやたらと脂分が浮いてくるような。。
養殖されたハマチの餌は何ですか?これまた養殖されたイワシやアジだったりするのです。これじゃ、食物連鎖の中で海の中全体から行き渡ってくる豊富な栄養素を私たちは受けているとは言えないのではないですか?
日本人は昔ほど魚を食べないのが問題だ!
とは、昔から良く指摘されていることです。けど、それに加えて食べている魚自体が養殖モノである、というのも実は大いなる問題点なのだろうと思われるのです。