はじめに
しいたけは、適切に保存しないとすぐに傷んでしまいます。
特に湿気が多いと白カビが発生しやすく、新鮮な状態を保つのが難しくなります。
この記事では、しいたけの正しい保存方法と白カビ対策、さらに鮮度を長持ちさせるためのコツをご紹介していきます。
しいたけの保存方法
しいたけを保存する方法は、冷蔵保存、冷凍保存、乾燥保存、の3つの方法があります。
それぞれの特徴と手順を見ていきましょう。
1、冷蔵保存（短期間の保存向き）
しいたけは洗わずに汚れを軽く拭き取る。
キッチンペーパーで包み、通気性のあるポリ袋や保存袋に入れる。
野菜室（または冷蔵室）に入れ、2〜5日以内に使い切る。
2、冷凍保存（長期間の保存向き）
汚れを落としたしいたけをそのまま、またはスライスして保存袋に入れる。
できるだけ空気を抜いて密閉し、冷凍庫に入れる。
冷凍したしいたけは、使うときに凍ったまま調理する。
3、乾燥保存（最も長持ちする方法）
しいたけを薄切りまたは丸ごとのまま、風通しのよい場所で天日干しする。
しっかり乾燥したら密閉容器に入れ、湿気の少ない場所で保管する。
使用時は水で戻して調理する。
白カビ対策：しいたけをカビから守る保存方法
しいたけに白いふわふわしたカビのようなものが生えることがあります。
これは「気中菌糸」と呼ばれるしいたけ自身の成長過程でできるものですが、白カビと見分けがつきにくいため注意が必要です。
白カビと気中菌糸の見分け方
気中菌糸：表面に薄く白い毛のようなものが広がる。匂いに変化はなく、拭き取れる。
白カビ：綿のように密集して生え、嫌な臭いがする。広がっていたら食べない。
白カビを防ぐポイント
湿気を避ける：過剰な水分がたまらないよう、キッチンペーパーをこまめに交換する。
適切な温度管理：冷蔵庫の温度は3〜5℃に保ち、しっかり冷やす。
早めに使い切る：新鮮なうちに食べることでカビのリスクを減らせる。
冷凍保存を活用：白カビが心配な場合は、冷凍保存が安全。
しいたけの鮮度を長持ちさせるための保存方法のコツ
1、買うときに新鮮なものを選ぶ
かさが開きすぎておらず、肉厚でハリのあるものを選ぶ。
軸がしっかりしているものが新鮮。
2、保存環境を整える
野菜室に入れるときは、他の野菜の影響を受けないように別の袋に入れる。
乾燥しすぎても劣化するため、適度な湿度を保つことも大切。
3、使いきれないときはすぐに冷凍・乾燥保存する
余ったしいたけは早めに冷凍または乾燥させることで、最後まで使い切れる。
まとめ
しいたけの保存方法と白カビ対策についてご紹介しました。
しいたけの保存方法は、冷蔵・冷凍・乾燥の3つがあり、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
白カビの発生を防ぐためには、湿気を避け、適切な温度管理を行い、なるべく早く使い切るようにしましょう。
