アスタキサンチンを含む食品と効果的な摂取量の目安

目次

はじめに

アスタキサンチンという成分をご存知でしょうか?

化粧品などの成分として聞いたことのある方も多いと思います。

今回は、アスタキサンチンを含む食品や効果的な摂取量について紹介していきます。

アスタキサンチンとは?その特性と注目される理由

アスタキサンチンとはエビやカニ、サケなどの赤色の魚介類に多く含まれる成分です。

生きた状態では濁った色をしていても、火を通した際に赤色に変わるのが特徴です。

アスタキサンチンにはビタミンCやビタミンEよりもはるかに強力で、活性酸素を効果的に抑制します。

そのため、肌の老化防止や紫外線によるダメージ軽減、免疫力向上、眼精疲労の改善、筋肉の回復促進など様々な効果があります。

また、脂溶性で細胞膜に浸透しやすく体内で効率的に作用するため、サプリメントやスキンケア製品にも利用されている注目の成分です。

アスタキサンチンを多く含む食品

アスタキサンチンは、海産物や一部の藻類に多く含まれています。

サケ(紅鮭)

含有量: 3~8 mg/100 g

特に紅鮭や銀鮭に多く含まれ、鮮やかな赤色はアスタキサンチンの特徴です。

イクラ

含有量: 約2~5 mg/100 g

魚卵の中でも特にイクラはアスタキサンチンが豊富で、健康効果が高いとされています。

エビ

含有量: 約1~4 mg/100 g

アスタキサンチンの影響で茹でると赤くなります。殻ごと調理すると効率的に摂取できます。

カニ

含有量: 約1~2 mg/100 g

特に赤い甲殻を持つタラバガニやズワイガニに多く含まれています。

オキアミ

含有量: 約1~2 mg/100 g

小型の海洋生物で、アスタキサンチンの供給源として利用されます。

アスタキサンチンの摂取量の目安

アスタキサンチンの1日の摂取量の目安は、一般的に4〜12mgとされています。

健康維持や老化防止では4〜6mg、紫外線対策や美肌効果には6〜8mg、眼精疲労や運動パフォーマンス向上には8〜12mgを目安にすると良いでしょう。

アスタキサンチンは安全性の高い成分ですが、1日40mg以上の摂取には注意が必要です。

大量摂取をすると消化不良や肌の色が若干オレンジ色になってしまうことがあります。

また、食事から摂取する場合は脂質と一緒に摂ると吸収率が向上します。

オリーブオイルやバターなどで調理をするのがおすすめです。

まとめ

アスタキサンチンは、サケやエビなどの赤色の海産物に含まれる強力な抗酸化成分です。

老化防止や免疫力向上など、沢山の健康効果があります。

油を使うと吸収率が高まるため、調理する際はぜひ取り入れてみてください。

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次