この記事の目次
はじめに
暑い季節にぴったりの冷たいそば。ツルッとしたのど越しのそばと、ひんやり冷たいつゆの組み合わせは、日本の夏の風物詩です。
つゆは市販のめんつゆでも美味しくいただけますが、折角ならそばつゆを手作りしてみてはいかがでしょうか。
この記事では、本格的なものとお手軽なもの、2種類の冷たいそばつゆのレシピを紹介します。
美味しいおそばとそばつゆで、暑い夏を乗り切りましょう!
本格派!冷たいそばつゆの作り方
そばつゆ_醤油やみりん、砂糖から作る「かえし」と、鰹節などから作る「出汁」を混ぜて作ります。
本格レシピはかえしと出汁にこだわるプロ級のレシピですが、材料自体はスーパーなどでも入手が可能です。
お手軽レシピも市販の材料にひと手間加えた美味しいレシピです。
【本格レシピ】
材料(5~6人分)
(かえし)
濃口醤油…200mL
みりん…20mL
砂糖…40g
(出汁)
厚削り節…20g ★ポイント!
宗田節…20g
さば節…20g
水…1000mL
かえしの作り方
- 鍋でみりんを煮切り、アルコールを飛ばします。
- 醤油と砂糖を入れて鍋肌に泡が立つくらいまで温め、砂糖を溶かします。
このとき、沸騰させないことに注意します。
(沸騰させると醤油の香りが飛んでしまいます)
- 粗熱を取り、冷蔵庫で1晩寝かせます。
可能であれば1週間ほど寝かせると、味がまろやかになります。
出汁の取り方
- 水を沸騰させ、厚削り節を10分煮出します。
10分経ったら宗田節を加え、さらに10分煮出します。 - 合計20分経ったところでさば節を加え、さらに20分煮出します。
- アクが出てくる場合は都度取りましょう。
- 合計40分煮出したらざるや濾し布で濾し、出汁の完成です。
そばつゆの作り方
- かえし1、出汁3~4の割合で鍋に入れます。
- 鍋肌に泡が立つくらいまで加熱したあと、冷蔵庫で1晩なじませます。
★ポイント!
通常の鰹節ではなく厚削り節を使用することで、旨味が強い出汁が取れます。
また、宗田節やさば節も合わせることで、奥行きのある味わいになります。
手間暇をかけたそばつゆは、豊かな出汁と醤油の風味が絶品です。
【お手軽レシピ】
材料(5~6人分)
水…1000mL
濃口醤油…120mL
みりん…120mL
料理酒…大さじ3
顆粒和風だし…大さじ1
鰹節…10g ★ポイント!
作り方
- 鰹節以外の材料を鍋に入れ、ひと煮立ちさせます。
- 火を止めた後、鰹節を入れます。2分後、鰹節をざるで濾して完成です。
★ポイント!
顆粒和風だしはお手軽ですが、香りがあまりありません。
最後に鰹節を入れて香りをプラスしてあげることで、一気に本格的な味になります。
家庭で楽しむ!冷たいそばつゆの簡単アレンジ方法
本格レシピ、お手軽レシピそれぞれにオススメのアレンジを紹介します。
【本格レシピ】
・本わさびや 辛味大根のすりおろし、ネギ、ゴマなど
そばやそばつゆの風味を引き立てるための薬味がオススメです。
【お手軽レシピ】
・輪切りのすだちを加えるとさっぱりといただけます。
・レモンやオリーブオイルを加えて洋風の味わいにするのもオススメです。
まとめ
冷たいそばつゆの本格レシピ、お手軽レシピの2つを紹介しました。
自分で作ったそばつゆで食べるそばは美味しさもひとしおです。
この夏、是非そばつゆ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。