神様の食材

パンナコッタの人気レシピ3選!ババロアなど他の洋菓子との違いとは?

先日友人とカフェに入ってお茶をした時に、パンナコッタという洋菓子のメニューが大きく出ていたので、知ったかぶりをしながら、さっそく注文してみました(汗)。

恥ずかしながら、よくメニューで見掛けるわりに、よく知らなかったデザートの一つです。

名前から推測しても外国発祥のお菓子で、自宅で作るなんてとても難しそう…という印象がある方も多いのではないでしょうか?

しかし、パンナコッタは意外にも普段日本人の冷蔵庫にもよくあるいくつかの食材を使って、ホームパーティーにも気軽に作ることができる洋菓子だということがわかりました。

今回は私のように、パンナコッタって何?似ているお菓子もあるけど、それらとの違い・人気のパンナコッタアレンジレシピについてなど、ご紹介していきたいと思います。

この記事の目次

パンナコッタとは?

パンナコッタはイタリアの洋菓子であり、pannaは生クリーム、cottaは煮詰めるという意味を持っています。この2つの単語をつなげると、「生クリームを煮詰めて作った洋菓子」と言うことになりますが、実は生クリームだけだと固まらないので、固めるためにゼラチンも溶け込ませています。

一般的なパンナコッタは、生クリームに砂糖などを入れ煮溶かし、次にゼラチンを加えて冷やし固めて作られています。プレーンだと生クリームのまろやかな味わいが広がりますが、これに紅茶・果物などを合わせて、アレンジされたレシピが多く考案され人気となっています。

ババロア・プリン・ブランマンジェとの違いとは?

パンナコッタと見た目が似ている洋菓子に、「ババロア」「プリン」「ブランマンジェ」などがあります。

食べてみれば食感の違いはすぐ分かるのですが、それぞれの材料と作り方の特徴についてまとめてみました。

【1】ババロア

ババロアは、卵・牛乳・砂糖をベースとして煮て、ゼラチンを使って冷やし固めたものを言います。更に、果物や紅茶などで味をつけて調理されるババロアも多いです。パンナコッタが生クリーム・砂糖で作られるのに対して、ババロアは卵を使用、そして生クリームの代わりに牛乳で作る点が大きな違いと言えます。

<ポイント>

ババロアは卵を使う!

【2】プリン

プリンはババロアと同じように、材料は牛乳・砂糖・卵で作られますが、ゼラチンで固めずに加熱によって固める洋菓子になります。

茶碗蒸しのように、卵に水分を加え加熱によって固めて作るという点では似ています。パンナコッタとの相違点としては、卵の使用と、加熱によって固めること、が大きな違いとして挙げられるでしょう。

<ポイント>

プリンは作り方が茶碗蒸しと一緒!

【3】ブランマンジェ

ブランマンジェの語源はフランス語で「白い食べ物」。

ですが、中身は砂糖・牛乳・細かくしたアーモンドを加え布で濾したものに、ゼラチン・生クリームを加えて冷やし固めたものです。

パンナコッタとの違いは、アーモンド(又はアーモンドクリーム)を入れていること、牛乳・生クリームを一緒に使用してより濃厚な味わいになっていること、が挙げられます。

パンナコッタの作り方

(1)先ずはベーシックなパンナコッタ

パンナコッタを作るのに必要な材料は、生クリーム・牛乳・砂糖・ゼラチンと4つの材料のみ!更にバニラエッセンスがあれば、より美味しく仕上がるでしょう。

ゼラチンは水でふやかしておき、80℃くらいまで温めた牛乳・砂糖・ゼラチンをよく溶かします。あればバニラエッセンスは、このタイミングで入れましょう。更に、生クリームを加え茶こしで濾して、容器に流し込みます。冷蔵庫で2時間程度冷やせば完成です。

パンナコッタの人気レシピ3選

シンプルなパンナコッタももちろん美味しいですが、果物や紅茶と合わせたアレンジにも挑戦してみたいですよね。ここではパンナコッタの人気アレンジレシピを、3つほどご紹介します。

(1) チョコレートパンナコッタ

砂糖の代わりに、チョコレートを使って甘みを出したパンナコッタです。小鍋に牛乳・生クリーム・砕いたチョコレートを加えてヘラで混ぜます。沸騰が始まったら火を止めて、ふやかしたゼラチンを入れてよく混ぜます。濾してから容器に移して、冷蔵庫で2時間弱冷やしたら完成です。

(2) 紅茶のパンナコッタ

ベイシックは白いパンナコッタですが、紅茶を使えば鮮やかな黄色のパンナコッタに仕上がります。ちょっとしたおやつやパーティーメニューにも活躍しそうな、おしゃれな一品です。

(作り方)

小鍋に牛乳・グラニュー糖を入れて溶かし、紅茶パックを入れて1分くらい煮ます。火を止めてからふやかしたゼラチンを溶かし、生クリームを加えます。鍋底を氷水に当てながらとろみがつくまで木ベラで混ぜ、容器に入れて冷蔵庫で1時間程度冷やします。

小鍋にグラニュー糖・水を入れて、中火で鍋を揺すりながらカラメル色になるまで煮ます。香ばしい香りがしたら、熱湯を加えてから冷ましておきます。紅茶のパンナコッタにカラメルソースをかけたら完成です。カラメルソースは他の洋菓子にも使えるので、余っても使い回しできますよ。

(3) つぶつぶ苺のパンナコッタ

苺と言えばケーキにかかせない果物ですが、パンナコッタの食材としてもピッタリなのですよ。

(作り方)

あらかじめ苺は細かくして砂糖と混ぜておきます。小鍋に生クリーム・牛乳を入れて、鍋の周りが沸騰してきたら火を止めてバニラエッセンスを加えます。更に、ふやかしたゼラチン・苺と混ぜ、氷水の入ったボウルを底に当てて、とろりとするまで置いておきます。とろとろになったら容器に入れて完成です。ゼラチンを効果的に固めるために、冷蔵庫で冷やすとより良いでしょう。

パンナコッタ作りを自宅でチャレンジしてみよう!

実はパンナコッタは他の似た洋菓子、プリン・ババロア・ブラマンジェなどと比較しても、材料が少なく作れるので、とっても手軽な洋菓子だと言えます。

果物・お茶などとの相性も抜群なので、自宅にある食材を使って、オリジナルのパンナコッタを考えるのも楽しそう♪

カフェで食べるだけでなく、ちょっとしたおやつとして、ぜひ自宅で手作りパンナコッタにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

(By ディオニソス)

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