マスタードにも種類がある?人気の調味料の栄養価、人気レシピ5選も!
ホットドッグに欠かせない調味料といえばやっぱりマスタード!
からしに比べて辛味がマイルドなので、からしは苦手で食べられないけど、マスタードだったら大丈夫、美味しい!なんていう方も少なくないはず。
ハンバーガー屋さんなど、どちらかというと外食では食べる機会の多いマスタードですが、実は健康効果も高く、お家でも簡単に作れるマスタードレシピもたくさんあるんです。
今回はそんなマスタードについて
- そもそもマスタードって何?
- 知ってた!?マスタードにも種類がある
- マスタードが持つ栄養価
- マスタードを使った家庭の人気レシピ
などを、ご紹介いていきます!
この記事の目次
マスタードとは?
マスタードはアブラナ科の植物である“からし菜”の種子(マスタードシードと言います)と、お酢や砂糖などを加えて、作られる調味料の一種です。
マスタードに使用されるのは主に「イエローマスタードシード」と呼ばれる種子で、からしとして加工される「オリエンタルマスタードシード」より辛みが弱いのが特長です。
マスタードには種類がある!
マスタードには実は、色々な種類があります。それぞれで、風味や辛さが違うので、料理によっても使い分けることができます。
(1) ディジョンマスタード
13世紀にフランスの“ディジョン”という土地で作られたとされるマスタードです。
ホットドッグによく使われる鮮やかな黄色いマスタードと違って、落ち着いた優しい黄色をしているのが特長です。
このディジョンマスタードは、種子の殻を取り除いて作られるので、辛味がまろやかで、海外ではサンドイッチによく使われています。
(2) イエローマスタード
ホットドック、ハンバーガーなどで一般によく使われている、身近な黄色のマスタードです。
砂糖が加えられていることも多くて、辛みが一番少ないのが特長です。からしは苦手でも、イエローマスタードなら食べられるっていう方もいますよね。
(3) 粒マスタード
ソーセージなどによく添えられている、粒を粉砕しないで粒が丸ごと残ったマスタードです。辛みも比較的少なく、つぶつぶ食感が楽しめるのが粒マスタードの特長です。
(4) ハニーマスタード
名前の通り、マスタードにハチミツを混ぜ合わせて作ります。テレビでも紹介されたこともあって、ハニーマスタード人気も高騰中です。
ハチミツの甘さと、マスタードの辛みがバランスよく合わさって、お肉やお魚、サラダといった料理との相性も抜群です。ハチミツを多めで作れば、お子様でも食べられますよ。
マスタードの栄養成分
辛味付けだけの目的で使うので、マスタードの栄養素なんて、あまり気にすることもない方ほとんどかも知れませんが、実はマスタードは栄養価も高い調味料なのです。
マスタードが持つ成分
【1】 アリルイソチオシアネート
最近割と耳にすることの増えた「イソチオシアネート」は、アブラナ科の野菜に含まれる辛味成分で、マスタードにも当然多く含まれています。
このアリルイソチオシアネートの特徴は、強い殺菌作用と抗酸化作用です!
まだまだ研究がすすめられている段階ですが、イソチオシアネートの働きによってがん細胞の増殖を抑えたり、がんの発生を防止したりできるとも考えられており、今後もがん予防、がん研究の観点で、世界で注目されている栄養素です。
強い殺菌作用や抗酸化性の他にも、このような効果も期待できます!
- 食中毒予防
- 食欲、消化促進
- 血液をさらさら効果(生活習慣病予防にも効果があるとされています!)
【2】 クルクミン
マスタードを黄色く色付けするために付けくわえられる「ターメリック(ウコン)」には「クルクミン」と呼ばれるポリフェノールが含まれています。
このクルクミンの健康効果は、近年研究がどんどん進められており、クルクミンの持つ抗菌作用や抗酸化作用のおかげで、がん予防、アルツハイマー予防、食中毒予防、生活習慣病予防など様々な効果にもつながると考えられています。
【3】 セレン
マスタードシードには必須アミノ酸の一つである「セレン」が含まれています。
セレンには強い抗酸化作用があるため、動脈硬化やがん予防の効果にもつながるとされています。
しかし、セレンは普段の生活では、取りすぎる心配はないのですが、過剰摂取の場合には、胃腸障害や神経障害などを引き起こす可能性があるため、サプリメントなどで多く摂取する場合は気をつけるようにしましょう。
そのほか、マグネシウム、リン、鉄分、カリウムなどのミネラル、ビタミンAやB1のビタミンも含まれています。
マスタードの人気レシピ5選
〜サラダ〜
【1】 さつまいものハニーマスタードサラダ
子供も食べられる美味しいハニーマスタードのレシピです。さつまいもの甘みと、ハニーマスタードのまろやかな辛みが絶妙にマッチ!
甘いのが少し苦手な方は、さつまいもをジャガイモに変えても美味しいサラダがでるので、ぜひ試してみてください!
<材料>
- さつまいも 1本
- マヨネーズ 大さじ2強
- 粒マスタード 小さじ2
- はちみつ 大さじ1
- 塩 少々
参考レシピ ⇒ クックパッド
【2】 ブロッコリーとゆで卵のマスタードサラダ
緑黄色野菜の中でも栄養価が高いブロッコリーと、たんぱく質豊かな卵を使った、栄養たっぷりサラダになります。茹でて和えるだけなので、簡単手順で作れちゃいます。
もちろん、お好みの茹で野菜を加えても美味しく召し上がることができます!
<材料>
- ブロッコリー 1/2個
- ゆでたまご 2個
- マヨネーズ 大さじ2~3
- 粒マスタード 大さじ2
- レモン汁 少々
- ブラックペッパー 少々
- オリーブオイル 大さじ2
参考レシピ ⇒ クックパッド
〜お肉料理〜
【3】 チキンのハーブマスタードマリネ
ディジョンマスタードを使ったお肉料理です。シンプルな材料ですが、ディジョンマスタードの風味によって、少し大人な味付けに仕上がります。漬け時間を長めにすると、味がよく染み込んで、一層美味しく仕上がります!
ちなみに、マリネと聞くと「酢漬け」のようなイメージを持ちますが、実は魚介類やお肉、野菜も、油や酢などに漬け込んだ料理をマリネと呼ぶんですね。
<材料(2人分)>
- 鶏もも肉 260〜300g(1枚)
- ディジョンマスタード 小さじ1
- にんにく(すりおろし) 少々
- 塩 小さじ1/2
- オリーブオイル 大さじ1
- ローズマリー 2本
参考レシピ ⇒ オーシャンナディア
【4】 ハニーマスタードチキン
マスタード料理の中でも特に人気のマスタードチキン。ごはんのおかずやお酒のおつまみにもぴったりですね。また、パンに挟んでサンドイッチとして召し上がるのもオススメです!
<材料(2人分)>
- 鶏肉(もも) 1枚
- 塩 小さじ1/2
- 黒コショウ 少々
- 小麦粉 小さじ2
- ハチミツ 大さじ1
- 粒マスタード 小さじ1
参考レシピ ⇒ オーシャンナディア
〜お魚料理〜
【5】 真だらのムニエル 粒マスタードバターソース
簡単に作れる魚料理の一つ「ムニエル」も、粒マスタードを使ったソースと合わせればよりおしゃれで豪華な料理に仕上がります!
粒マスタードのほのかな辛みと酸味、濃厚なバターが調和され、淡白なたらの白身とも相性は抜群です!
<材料(2人分)>
- 真だら 2切れ
- 塩、こしょう 少々
- にんにくチューブ 3cm
- 薄力粉 適量
- バター 15g
- 白ワイン 小さじ2
- バター 15g
- ドライパセリ 小さじ1/4
- 粒マスタード 小さじ1/2
- レモンの輪切り(半分に切る) 1枚
- ハーブ(あれば) 少々
参考レシピ ⇒ オーシャンナディア
マスタード料理レシピまとめ
マスタードは、ホットドッグやサンドウィッチ以外にも、料理に取り入れやすい調味料の一つと言えそうです。
辛いのが苦手な方は、ハニーマスタードにしたり、マヨネーズと混ぜたりすることで、辛味が和らぎ、美味しく食べられるでしょう。
意外にも抗菌、抗酸化作用があって、がんや生活習慣病など病気予防につながるととされるマスタード、普段使いの調味料の一つにぜひ加えてみては如何でしょうか?
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(By ディオニソス)