生で食べても加熱しても美味しいカブは、なんと古事記や日本書記にも記載があるほど古くから日本で親しまれてきました!
カブは白菜、菜の花、ブロッコリーやキャベツなどと同じアブラナ科の野菜で、がん予防、生活習慣予防、貧血予防、美肌効果、免疫力向上、便秘解消など、たくさんの健康効果が期待できる栄養豊富な野菜です。
カブの根っこの成分は大根とほぼ同じと言われています。そして、実は葉の部分の方が栄養がたっぷり詰まっているので、カブの葉っぱは捨てずに食べてくださいね。
今回はそんな栄養満点のカブの人気レシピをたっぷりご紹介いたします!
この記事の目次
カブとはどんな食材?
カブの根の部分の栄養素はダイコンとほぼ同じ。葉にはカロテン、ビタミンC、食物繊維がたっぷり含まれています。アブラナ科の野菜には、苦味や辛味が共通してありますが、カブはなかでも甘味が強いので、食べやすいアブラナ科の食材です。
日本人にはとても馴染み深い
古事記にも「吉備の菘菜(あおな)」として記載があったり、日本書紀にも持統天皇が栽培を推奨したと残されています。
京野菜など伝統的な食材としても有名ですよね。
原産は中国や変種も多いですが、とても古くから私たち日本人の食卓にはなじみ深い冬の食べ物です。
カブの旬の時期は?
カブは品種も多く、今では通年出荷されるようになってきていますが、一番の旬は11月~2月の冬の寒い時期です。
カブはアブラナ科のなかでも甘味が強いのが特徴ですが、寒い時期のほうが甘味もグンと増してとっても美味しくなります。
カブを美味しくいただく人気レシピ(スープ、サラダ、炒め物)
<煮込むだけ簡単!スープ編>
カブの根の部分を煮るとトロトロになって、スープとの相性は抜群です!
材料を入れて煮込むだけなので、簡単に作れるのもポイントですね。洋風、和風、中華味など、どの味付けでも美味しく食べることができます。ぜひ、いろいろなタイプのスープメニューを試してみてください。
【1】生姜鶏団子とカブのみそれスープ
<材料(2人分)>
- 鶏ひき肉 150g
- 長ネギ 1/4本
- 生姜 1片
- ★ 卵黄 1個分
- ★ 料理酒 大さじ1
- ★ 味噌 小さじ1
- ★ 片栗粉 小さじ1
- カブ 1個(約150g)
- なめこ 100g
- 水 500cc
- 鶏がらスープのもと 小さじ1
- 醤油 小さじ1/2
- カブの葉・ごま (あれば適宜)
<作り方>
- まず鶏団子の下準備をします。長ネギをみじん切り、生姜はすりおろします
- 鶏ひき肉に長ネギ、生姜、★の材料を入れて粘りがでるまでよく混ぜます
- カブをすりおろします
- お鍋に水と鶏がらスープの素を入れて火にかけて沸騰させます。沸騰してきたら2で作った鶏ひき肉を一口大の大きさに丸めてスープに入れます。なめことすりおろしカブも一緒に入れます
- 出てきたアクを取りながら、鶏団子が煮えるまで5分ほど弱火で煮ていきます
- 最後に醤油と塩で味を整えて完成です!最後にみじん切りにしたカブの葉とゴマを振っていただきましょう
参考レシピ ⇒ オーシャンナディア
【2】ほっとおいしい☆カブとベーコンのスープ
<材料(4人分)>
- カブ (大きさによって)2~4個
- たまねぎ 1/2個
- ベーコン 4枚くらい
- 固形スープの素 1~2個
- しょうゆ 大さじ1
- 荒挽き黒胡椒 少々
<作り方>
- カブの皮をむき、2〜4等分に切ります。ベーコンも適当な大きさに切っておきます
- お鍋を温めてベーコンを炒めます。ベーコンから脂がでてきたら玉ねぎをしんなりするまで炒めます
- お鍋に4カップほどの水を加え、スープの素とカブを入れて中火で煮ます
- カブが柔らかくなったら完成!カブの葉があれば、適当な大きさに切って最後に加えると栄養も彩りもアップしますよ!
- お好みで黒胡椒をかけていただきましょう
参照レシピ ⇒ クックパッド
【3】カブのポタージュ
<材料(4人分)>
- カブ 1個(150~200g)
- じゃがいも 1/2個(50g)
- 玉ねぎ 1/8個
- 水 150cc
- バター 10g
- 牛乳 200cc前後
- 生クリーム 大さじ2(おこのみで)
- 塩 適宜
<作り方>
- カブとジャガイモの皮をむき、いちょう切りにします。玉ねぎは皮をむきスライスします
- お鍋に水と1の野菜を入れて火にかけて、弱火で20-30分ほど煮ていきます
- 火を止めたら2にバターを加えて余熱で溶かします
- 3に牛乳を加えてミキサーにかけます
- ミキサーにかけた4をお鍋に戻し、牛乳と生クリームを入れて温めます
- 最後に塩で味を整えて完成です。
参照レシピ ⇒ オーシャンナディア
<生で食べるレシピ!サラダ編>
カブには消化酵素のジアスターゼが含まれているので、胃腸の調子が悪い時にぴったりですよ!ジアスターゼは熱に弱いため、熱を加えずに食べましょう。カブの根はアクがないので、生食でも美味しく食べることができます。
【4】カブのカルパッチョ
<材料(2人分)>
- カブ 3~4個
- 塩 小さじ1/2
- ★ オリーブオイル 大さじ1
- ★ 粗挽き黒コショウ 少々
- ★ 粉チーズ 少々
<作り方>
- カブを茎を1cmほど残して皮をむき、くし形に切ります
- 切ったカブを袋に入れて塩を加え、軽く揉んで10分ほどおきます
- 2で出た水気を軽く絞り、お皿に並べ、オリーブオイル、粗挽き黒コショウ、粉チーズをかけて完成です!
参照レシピ ⇒ オーシャンナディア
【5】柿と生ハムとかぶのサラダ
<材料(2人分)>
- 柿 1/2個
- かぶ 1個
- 生ハム 4~5枚
- 塩 小さじ1
- オリーブオイル 小さじ2
- レモン汁(または酢) 小さじ1
- 粗挽き黒こしょう 適量
<作り方>
- カブは皮をむいて、厚さ3ミリほどのいちょう切りにします
- 切ったカブに塩を振りなじませて、5分ほどおきます
- 柿も同様に3ミリほどの厚さのいちょう切りにします
- 生ハムは適当な大きさに切ります
- 2のカブをさっと水で流し、塩分をさっととります
- カブ、柿、生ハムにオリーブオイルとレモン汁を入れて混ぜ、塩と粗挽き黒コショウで味を整えたら完成です
参照レシピ ⇒ クックパッド
<お肉とトロトロに!ひき肉あんかけ編>
煮るとトロトロのなるカブはひき肉と一緒にあんかけにするのもオススメです。また、カブには消化を助ける働きがあるので、お肉を食べる時も胃もたれを予防してくれますよ。
【6】かぶのしょうがそぼろ煮
<材料(2人分)>
- 豚・ひき肉 100g
- かぶ(小) 3個
- 生姜 15g
- だし汁 1と1/2カップ
- ★ うすくちしょうゆ 大さじ1
- ★ 酒 小さじ2
- ★ 砂糖 小さじ2
- ★ 本みりん 小さじ2
- サラダ油 小さじ2
- 片栗粉 大さじ1~1と1/2
<作り方>
- カブを茎2cmを残して皮をむき半分に切り、生姜はみじん切りにします
- 鍋に油を入れて熱し、生姜を炒めます。生姜の香りが出てきたら豚ひき肉を加えて炒めます
- 豚肉の色が変わったらカブとだし汁、★を加えて煮ます
- アクを取り、落とし蓋をして中〜弱火で10分ほど煮ていきます
- カブが柔らかくなったら、半量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつけて完成です。
参照レシピ ⇒ オーシャンナディア
【7】トロトロ豚とかぶの甘辛炒め
<材料(2~3人分)>
- 豚肉 200g
- かぶ(小) 5~6個
- 醤油 大さじ1
- 酒 小さじ2
- 砂糖 大さじ1
- だしの素 少々
- ごま油 少々
<作り方>
- 下ごしらえとして、豚肉に少量の醤油と片栗粉を揉み込みます。カブは食べやすい大きさに切ります
- プライパンにごま油を入れてカブと豚肉を炒めます
- 火が通ったら醤油、酒、砂糖で味付けをして完成です。(だしの素があれば少量加えます)
参照レシピ ⇒ クックパッド
<カブの葉レシピ>
栄養たっぷりのカブの葉は、捨てずに美味しい料理にしましょう!
【8】節約常備おかず カブの葉のピリ辛炒め
<材料>
- カブの葉 200g
- 白ごま 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- にんにく 1かけ
- 唐辛子 4本
- 醤油 大さじ1
- 辣油 小さじ2
<作り方>
- にんにくは薄くスライスに、カブの葉は細かく刻みます
- フライパンにごま油、スライスしたにんにく、唐辛子をいれて熱します。香りがしてきたらカブの葉を入れて炒めます
- カブの葉がしんなりしたら、辣油と醤油を入れて味付けします
- 最後に白ごまを加えて完成です。
参照レシピ ⇒ オーシャンナディア
カブの美味しいレシピまとめ
生で食べても煮ても良し!美味しいカブは前菜にも一品おかずにもなる万能な食材です。10分ほど煮るだけでとっても柔らかくなるので、調理時間も短く、簡単に作ることができるのも嬉しいですね。
ぜひカブを食卓レシピに加えてみてはいかがでしょうか!
カブを買う時には、根の部分の形や汚れだけに注目せず、葉の部分が立派なものをぜひ選ぶようにしてくださいね。
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