春の味覚として有名な「ふきのとう」。
ふきのとうの美味しい食べ方の代表といえばやっぱり「天ぷら」ですかね。
ふきのとうの天ぷらについては、いろいろなレシピがあるけど、いまひとつ、カラっと上手に揚げられないな~と思うことはないですか?
今回はふきのとう天ぷらをカラッとあげるコツ、6種類の天ぷらレシピなどをご紹介していきます。
この記事の目次
ふきのとうの天ぷらを作ってみよう!
ふきのとうは基本的にアク(苦み)が強い食材です。
雪解け直後に顔を出したふきのとうはまだ薄い緑色でアクも少ないですが、少し時間がたったり、日にあたって緑が濃くなるとアクが強くなります。
ふきのとうは「あく抜き」しないとえぐみや苦みが強く、食べるのが苦手という人も多いですよね。
なので、和え物などの料理ではふきのとうは「あく抜き」してから調理する必要があります。
しかし、「天ぷら」だとあく抜きが必要なし!
天ぷら料理だと高温の熱が入るので、アクや苦みが和らぐという効果があります。
むしろ香ばしさと春を感じられるほろ苦さも混じって、とっても美味しいのです。
カラッと揚げて美味しく、さらに「あく抜き」の手間と時間も省けるので、やっぱりふきのとうは天ぷら料理がおすすめなのです♪
さあ、美味しいふきのとうの天ぷらをマスターして、旬の食材を美味しくいただきましょう!
ふきのとうをカラっと美味しく揚げる3つのポイントは?
ふきのとうは水分をとても多く含んでいます。
ですので、①天ぷらにする際には、下ごしらえの段階でしっかりと水分をとる!
これが最大のコツになります♪
次に、②衣を多くつけない。③中温でゆっくり時間をかけながらで水分を飛ばす!
と、以上の3点がふきのとう天ぷらを作るときのポイントです。
さらに、④揚げる油の温度は、中温(170度くらい)で大丈夫。⑤そして揚げる時間は、5分くらいを目安にしましょう。
ふきのとう天ぷらの大切な3つのポイント(おさらい)
- 水分をしっかりと取る
- 衣を多くつけすぎない
- 中温で時間をかけてあげる
ふきのとうの天ぷらの基本の作り方は?
【基本の作り方・手順】
- 水分をキッチンペーパーなどでよく拭きとります
- 衣を付けます。衣は薄力粉(小麦粉)、片栗粉、水(後述のような微炭酸水)、塩を少々入れる場合もあります
- 粉の分量はレシピによっても異なりますが、基本は薄力粉と片栗粉が1:1の割合。対して水が50cc前後です
- 水を少しずつ加えていくようにして、かたまりすぎず緩すぎずの衣を作ります
- 時間をかけてあげるので、焦げないように注意しましょう。こまめに揚げ加減をチェックしながら揚げてみて下さいね
すった大根・生姜などの薬味も添えると、消化を助けてくれる効果も期待できるので、おすすめです。
ふきのとう天ぷらレシピおすすめ6選
こちらにもふきのとう天ぷらの具体的なレシピと注意点を紹介していますので参考にして下さい♪
【1】ふきのとうサクサク精進揚げ
しいたけ、人参、かぼちゃ、さつまいもなど、野菜を揚げたものを「精進揚げ」と呼んでいます。
ふきのとうも旬の野菜と共に、サクっと揚げて春の食感を楽しみましょう!
このレシピでは天つゆの作り方も絶品。天つゆは残っても煮物や汁物にも再利用できるので便利です。サクっと美味しく揚げるためにも、衣生地の水の量を若干少なめから調節します。生地に水分を含み過ぎないようにしましょう。
参考⇒ クックパッド
【2】春のお告げ!サックサクなふきのとう天ぷら
ふきのとうは楕円型をした食材なので、全体にまんべんなく衣がつくように注意します。湾曲した部分にも衣をつけるようにしてあげてください。
揚げの段階では、衣が剥がれたりしないようにパンの中で動かし過ぎるのもNGです。
箸でふきのとうがしっかり持てるくらいになったら、ちょうどよいあげ具合の目安です。
参考⇒ クックパッド
【3】塩分カットしたいあなたに、減塩天ぷら!
天ぷらだと塩分が気になる!またはダイエット中のあなたには、薄力粉、卵、冷水だけで衣をつくるシンプルな天ぷらはいかがでしょうか?
加えて、天ぷらつゆも塩分が少ないポン酢、昆布酢でつくります。さっぱり味が好きなあなたにも試してもらいたいレシピです。
参考⇒ クックパッド
【4】炭酸水で失敗知らず?
揚げ物に炭酸水を使う? 不思議な感じのするこの組み合わせですが、実はこれ意外と効果的なんですよねぇ~(驚)。
水の代わりに炭酸水を揚げ物の衣に使用します。衣の水分が炭酸ガスによって押し出されて、カラっとした揚げ物になりますよ。
ちなみに炭酸水は微炭酸程度がおすすめ。
あまり炭酸が強いと油がかえってはねやすくなります。微炭酸が手に入らない場合には、通常の炭酸水を数時間前から口を開けて準備しておきます。即席で、微炭酸水の出来上がりです。
参考⇒ クックパッド
【5】春の彩り!豪華な天ぷら!
ちょっとしたパーティーにもう一つ彩を増やしたい!
そういった際には、ほかの春野菜も加えてみましょう。大葉・桜海老・舞茸・ちくわ・さつまいも・紅生姜などなど、違った色と形でいっぺんに華やかに!
視覚からも楽しめちゃいますね。
ふきのとうも茶色の葉っぱの部分を剥いて広げてから揚げると、より一層可愛らしくなりますよ♪
参考⇒ クックパッド
【6】材料少なめで手軽に作る事も出来る
材料を少なく超簡単手順でつくれる天ぷらレシピです。
小麦粉と水の割合を2:3の割合で衣に使用します。
ふきのとうを開いてから、中までしっかりと衣を付けて揚げるだけ。驚くほど簡単なので、一度は取りあえずチャレンジしてほしい天ぷらレシピになっています。
参考⇒ クックパッド
ふきのとうとは?
「ふきのとう」の「ふき」はキク科フキ属の多年草。ふきは日本を代表する山菜で、全国の野山でとることができます。そして、『ふきのとう』はそのフキのつぼみの部分を言います。
フキの芽は春から出てきます。山菜としてもとっても美味しいふきのとうは、日本の春の季節の代名詞です。
旬の時期
ふきのとうは、12月から5月ころまで市場で見つけることができます。天然もの旬の季節は初春、2月、3月が絶品です。
春になって新鮮なふきのとうを味噌にしておくのも人気レシピの一つですね!
▶ ふきのとう味噌のアレンジレシピ3選!基本の作り方、保存方法も!
ふきのとうの天ぷらまとめ
ふきのとうの天ぷらは、意外にも細かいところでの注意点が多くあるのかもわかりません。
しかし、考え方やポイントさえマスターしちゃえば、あとは簡単。料理初心者の方でも、難なく挑戦する事が出来ますね。
春が待ち遠しい2月3月から、ぜひ食卓メニューの一つにふきのとう天ぷらをぜひ取り入れてみてくださいね。
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