プロテインと腎臓・肝臓への影響とは?注意点と健康維持のコツ
この記事の目次
はじめに
プロテインは健康維持に欠かせない栄養素です。
適切な量を適切なタイミングで摂取することで筋肉の維持・増強だけでなく、体のさまざまな機能をサポートすることができます。
筋肉トレーニングだけでなく、ダイエットの補助食品としてや高齢者のフレイルを防ぐためにも積極的に摂りたいですね。
ただし、過剰摂取は健康を損なう場合があるので、注意が必要です。
プロテイン摂取の基礎知識:腎臓と肝臓への影響
プロテインは、筋肉や組織の修復、成長、維持に不可欠なアミノ酸の一種です。
筋肉や組織の修復・成長には欠かせない栄養素なので、筋トレの後や間食の代わりとして摂るのがおすすめです。
しかし、過剰摂取になってしまうと腎臓・肝臓に影響が出てしまいます。
なぜなら、プロテインが分解される際に、体に有害なアンモニアや老廃物が生成されてしまうからです。
腎臓ではこの大量の老廃物をろ過して排出しなければならなくなり、負担がかかります。
肝臓では、タンパク質分解時に発生した大量のアンモニアを解毒しなければなりません。
しかも長期的な過剰摂取は肝臓への脂肪蓄積を招き、肝機能障害のリスクになることもあるので、適量を守りましょう。
急激なダイエットや偏った食生活をしている場合は特に注意が必要です。
腎臓・肝臓を守るために気を付けたいこと
プロテインそのものが腎臓・肝臓に影響を及ぼすわけではありません。
しかし、摂取量や日常生活に気を付けないと、腎臓・肝臓に負担をかけてしまい、かえって不健康になる可能性があります。
注意点
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1日に吸収できるタンパク質の量には限度があります。プロテインのパッケージにある適量を守りましょう。
プロテインを摂取しているのに高タンパク、低カロリーの食事をしていると、結果的にタンパク質の過剰摂取になりますので、注意が必要です。
水分を十分に摂ることは、腎臓の老廃物排出を助けます。
健康維持のためのプロテイン摂取法
プロテインは適量を摂取することが重要です。
1日に必要なタンパク質の量は18歳男性で65g、女性で50gです。
しかし、年齢や活動量によっても必要な量は変わってきます。
適度な運動をする方で健康な方であれば、体重1㎏あたり1.0gが目安ですが、活動量が少ないのであれば、体重1㎏あたり0.8gにするなど調整が必要です。
ただし、食事で摂るタンパク質の量によっては、過剰摂取になる可能性もあります。
プロテインを摂取するなら、高タンパク低カロリーの食事よりバランスのとれた食事にしましょう。
まとめ
プロテインは体を作るために欠かせない栄養素です。
しかし、過剰に摂取してしまうと腎臓・肝臓に負担をかけてしまい、かえって不健康になってしまうこともあります。
注意点としては次の3つです。
- 年齢・活動量に合わせた適量を守る
- 水分を十分に摂り、腎臓の負担を減らす
- バランスのよい食事を摂る
運動の後や間食時など、摂取するタイミングも意識して効果的にプロテインを摂って、健康を維持しましょう。