ルクマっていう食べ物の名前を聞いたことがありますか?
まだ日本ではあまり知られていない「ルクマ」ですが、南米では古くから親しまれてきた果物で、アイスクリームの人気のフレーバーの一つにもなっているほど。
そのルクマですが、生のままのものは手に入らず、乾燥パウダーなら入手が可能です。
ルクマは栄養価が高いスーパーフードとして、今海外で注目の食材です。
- ルクマって何?
- ルクマの持つ栄養効果、人気の秘密とは?
- ルクマパウダーをどうやって食べるのか、人気のレシピなど
今回はそんなルクマについて紹介いたします。
この記事の目次
ルクマとは?
ルクマはベータカロチン、鉄、亜鉛、ビタミンB3、カルシウム、タンパク質などを含む栄養価が高い果実です。
インカ時代の神話にも登場するほど、古くから南米のペルーでは親しまれてきました。形はアボカドに似ていて、皮は緑、実は黄色がかったオレンジをしています。
味はキャラメルやメープルのように甘く、だけど素朴な味で、南米ではアイスクリームのフレーバーとしても人気です。
乳化剤としても働いてくれるので、ルクマを加えるとなめらかでふんわり風味になります。
ルクマパウダーとは?
日本ではルクマ自体を買うことはできませんが、ルクマパウダーは通販で簡単に手に入ります。
ルクマパウダーは、スムージーや焼き菓子、さらにはアイスクリームにとってもヘルシーな甘味を加えてくれます。
強い味がないので、食品の味の邪魔にならない点も良さそうです!
ルクマは「インカの金」とも呼ばれ、実に、多くの用途に使われてきました。
皮膚の健康、消化の改善、さらには血糖の改善と心血管の健康にも繋がる可能性があると研究報告されているほどです。
ルクマパウダーに含まれる栄養
ルクマには炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素のほか、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB3、鉄分、亜鉛、βカロテンなどの栄養が含まれています。様々な栄養素がバランス良く含まれているため、「聖なる果実」とも言われています。
ルクマパウダーの効果
(1)血糖値の上昇を抑える
ルクマは低GIの天然甘味料です。砂糖と比べると1/4ほどのGI値しかありません!そのために血糖値が急に上がることがなく、インスリン分泌も低く抑えられます。血糖値の上昇を抑えてくれうるので、糖尿病の改善や予防などに効果が期待できます。
(2)アンチエイジング
ルクマに含まれる今話題のβカロテンには抗酸化作用があり、アンチエイジングに役立ちます。
活性酸素に対してすべて悪いイメージを持っているかもわかりませんが、活性酸素は体内に入ってきた細菌を排除する役割もあるため、私たちが健康に生きていくためには必要なもの。カラダにまったく不要なものは無いのですね。
ただし、活性酸素には強い酸化力があるために、活性酸素の量が多くなると、細胞までが酸化されやすくなります。細胞の酸化はイコール「老化」や「生活習慣病」、「肌トラブル」の原因にもなりますので、抗酸化作用のある食材は必要です。
(3)ダイエット効果
低GIの食材は糖の吸収がゆっくりで、インスリンによる空腹感も感じにくいため、ダイエットには適した食材と言われています。加えて、ルクマには食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を整え、便秘解消やデトックスの効果も期待できますね。
ダイエット中はとにかく甘いものを我慢して、その禁断症状からストレスがたまりがちですが、そんなときにもルクマパウダーを使ったスイーツだと、うまく乗り切れるかもわかりませんね。
(4)貧血予防
ルクマには鉄分や亜鉛が多く含まれているため、貧血予防にも効果があると言われています。南米ではルクマを貧血時の薬草としても使っているのだとか。
(5)美肌効果
ルクマの抗酸化作用と整腸作用により、お肌の改善効果が見込まれます。
またルクマに含まれるビタミンAには、皮膚や粘膜を健康に保つ働きや、
シミ・シワの予防・改善の効果も期待できます。
ルクマパウダーを美味しく!オススメ代表レシピ4選
【1】バナナキャラメル・ローアイスクリーム
<材料(3人分)>
- バナナ 2本 (果肉をちぎり、冷凍)
- くるみ 1/4カップ(20グラム)(一晩浸水)
- メープルシロップ 小さじ1
- ルクマパウダー 小さじ1
- 塩 ふたつまみ
- バニラエクストラクト 少量
<作り方>
- くるみを一晩水に浸けた後、しっかりとすすいで水きりをします
- くるみ以外のすべての材料をフードプロセッサーで、冷凍バナナがアイスクリーム状になるまで砕きます
- さらに、くるみをフードプロセッサーに入れて、少し砕いたところで、くるみのざくざくとした食感を残したまま、全体に混ざれば完成!
参考レシピ ⇒ 楽天レシピ
【2】ホームメイド・ビーガン・ホットチョコレート
ルクマはチョコレートやカカオとの相性もとても良いと言われています。アーモンドミルクやチアシード、デーツなど話題の健康食品と一緒に楽しむのが良さそうですね!
<材料(2人分)>
- アーモンドミルク 2と1/2カップ
- ローカカオパウダー 小さじ4
- ルクマパウダー 小さじ3
- マカパウダー 小さじ2
- チアシード 小さじ4
- 種無しデーツ 5-6粒
- バニラエクストラクト 少々
- 塩 少々
<作り方>
- ボウルにアーモンドミルクを1/2カップ、そしてチアシード、デーツを入れて30分ほど水に漬けておきます
- 残りの材料を加えてブレンダーでなめらかになるまで混ぜ合わせます
- お鍋に移してから、沸騰直前まで温めます。沸騰させてしまうとルクマやマカの栄養が壊れてしまうので、その前に火を止めましょう
参考レシピ → Yummly
【3】スムージー
お好きなスムージーにルクマを入れるのもオススメです。乳化剤の働きにより、トロッとした食感になります。カカオやナッツなどのほか、ベリーやマンゴー、バナナなどの果物にもとても合います。
◯マンゴースムージー
<材料(1人分)>
- フローズンマンゴー 1と1/2カップ
- アーモンドミルク 3/4カップ
- マジョールデーツ 1粒
- ルクマパウダー 小さじ1
- シナモン 少々
参考レシピ → Yummly
◯バナナナッツスムージー
<材料(2人分)>
- ココナッツバター 小さじ2
- ルクマパウダー 小さじ1
- カカオニブ 小さじ1
- シナモン 小さじ1/2
- バナナ 2本
- くるみ 30グラム
- 氷 5粒ほど
- アーモンドミルク 1カップ
参考レシピ → Yummly
ルクマパウダー効果まとめ
栄養価が高く、健康やダイエットにもとっても人気のルクマパウダーは、今から日本でも話題になるような感じがしますね。
NYセレブが話題にしているスーパーフードの多くが日本でも流行しますからね。
ルクマパウダーはアイスクリームやヨーグルト、プリン、チョコレート、スムージーなどのスイーツにとにかく便利。手軽にルクマパウダーを合わせて摂ることができます。
甘いモノが食べたくなったら砂糖かわりにはこれ!
ダイエットにもよいスーパーフードのルクマパウダーに今から注目です!
関連記事
▶ カルダモン、パウダーなど状態別の使い方9選とレシピ4選!
(By ゼウス23世)