塩レモンの作り方!基本から人気レシピ7選、6つの効果とは!
「塩レモン」とは、その名の通りレモンを塩漬けにしたもの。
日本ではまだあまりなじみがないかもしれませんが、モロッコではお馴染みの調味料です。梅干しのようなさわやかな味わいで、あらゆる料理に加えることができます。
今大人気のモロッコの調味料「塩レモン」の基本の作り方や「塩レモン」の健康効果、塩レモンを使ったアレンジレシピをご紹介していきます。
この記事の目次
塩レモンとは
塩レモンの起源はアフリカのモロッコです。
モロッコではこれを使ってタジン汁を作ったりサラダに使ったり、いろいろな料理を作る際の調味料として加えたりします。フランス、中東などでも人気の食材です。
発酵したレモンの風味が、料理に豊かな味わいを醸し出します。
モロッコの伝統として、シンプルにレモンと目の粗いコシャ-ソルトだけで作られますが、塩が硬化剤と保存剤の両方の役割を果たします。
塩レモンはとっても健康的!健康効果6選
【1】 ダイエット効果
レモンにはクエン酸が含まれています。
クエン酸には糖質の代謝を促し、エネルギー変換を活発化する作用が見込めるため、レモンを摂取するとダイエットにも効果的なのです。
また塩と酸の働きで、だえきの分泌が促進されて、消化酵素が糖質を分解するのを円滑に後押ししてくれます。
【2】 美肌効果
クエン酸が糖質の代謝を促してくれることは既に述べましたが、この作用のおかげで肌の新陳代謝も活性化されます。
さらに豊富に含まれるビタミンCがコラーゲンの生成を促してくれるほか、抗酸化力によって、活性酸素の発生も抑制してくれます。
その結果、シミやくすみの原因であるメラニンの発生が抑えられるのです。
加えて、ストレスを緩和するホルモンの生成を助けてくれるので、ストレスから来る肌荒れにも有効なんですね。
つまり、塩レモンには美肌に欠かせない成分がたっぷり含まれているという訳です。
【3】 減塩効果
塩レモンを使えば、塩単体で味つけするときよりも少ない量の塩分で、同じ塩気をだすことができると言われています。
塩分濃度の高い、濃い味が好きな方でも、塩レモンを使えば大満足。塩分の過剰摂取を避けることができます。
しかもレモンの風味も加わるので、より一層、料理に味わいが深まります。
【4】 リラックス効果
レモンの香り成分でもある「リモネン」には、リラックス効果があります。
料理に塩レモンを使えばこのリラックス効果を得られるほか、料理全体の彩りも鮮やかに!美味しさ、彩、風味と五感を楽しませてくれる料理ができます。
【5】 アレルギーの軽減
レモンの皮にはアレルギーの原因であるヒスタミンの放出を抑える効果があると言われています。
すっぱいイメージとは裏腹に、アトピー、かゆみにも有効で、肌をやさしく守ってくれるのです。
【6】 新陳代謝アップ、冷え性の改善
レモンに含まれる成分に新陳代謝を良くする効果があるので、冷え性の改善や脂肪を燃焼する作用が期待できます。
新陳代謝が良くなることで血行不良も改善されるので血圧が安定するほか、リンパの流れもスムーズになるのでむくみの予防にも効果的です。
また、レモンが持つ酸味は唾液の分泌と胆汁の生成を促進させ、消化を助けてくれます。
塩レモンの作り方(基本1選+アレンジ2選)
【基本の塩レモン】
<材料>
- レモン 5個
- 塩 75~100g(レモンの15~20%)
- 清潔な瓶 1個 (750mlでちょうど良い大きさです。)
<作り方>
- 洗って水けをふきとったレモンのヘタを切り落としてから半分だけ1.5mm幅の輪切りにします
- 残った半分は8等分の串切りにしてから横半分にカットしてください。いずれも種は取り除いておきます
- 密封できる容器に分量の半分の塩と1のレモンを交互に重ねていきます
- すべてのレモンを重ねたら手で押して果汁と塩をなじませます
- 2のレモンも残りの塩と重ね、同じように手で教えて果汁と塩をなじませてください
- 冷暗所に2週間ほど置くと完成です。保存は冷蔵庫で、3週間を目安に使い切りましょう
【アレンジ塩レモンの作り方】
(1) 塩レモンオイル
<材料>
- レモン(できれば国産の農薬不使用のもの) 2個
- 塩 大さじ1と1/2
- オリーブオイル 1カップ
<作り方>
- よく洗い水気をきったレモンを皮ごと4等分か輪切りにします。お好みの大きさでOKです
- 保存容器にレモンを入れ、全体にまぶすように塩をふり、さらに上からオリーブオイルを注ぎます
- 冷蔵庫で保存します。2日目くらいから味が染みて美味しくいただけますが、1週間以内に食べるようにしましょう
参照 ⇒ うまいめし
(2) みりん塩レモン
<材料>
- みりん 大さじ6
- レモン 1個
- 塩 小さじ1
<作り方>
- みりんを鍋に入れて量が半分になるまで煮詰めてアルコールを飛ばします
- レモンをくし形に切り、種を取り除いておきます
- 1と2をフードプロセッサにかけます
参照 ⇒ 料理レシピ
塩レモンを使ったいろいろアレンジレシピ
【1】 塩レモン酵母スコーン
液種で気軽に作れる酵母スコーンを、塩レモンでアレンジした一品です。
<材料>
- 地粉 200g
- 全粒粉 50g
- 酵母液 50㏄
- メープルシロップ 50g
- オリーブオイル 50g
- 塩レモン 10~15g
<作り方>
- 粉をポリ袋に入れふります
- 作っておいた基本の塩レモンを細かく刻み、液種、メープルシロップ、オイルと混ぜます
- 1に2を加え、そぼろ状になるまで振ってまぜます
- 3をひとつにまとめたら、3、4回のばしてたたむのを繰り返します
- 形を整えたら冷蔵庫で三日ほど寝かせて発酵させます
- 寝かした生地を食べやすい大きさに切りわけ、170℃のオーブンで20~30分焼きます
参考 ⇒ クックパッド
【2】 塩レモンの爽やかドレッシング
塩レモンのシロップを使った、爽やかな風味のドレッシングです。
<材料>
- 塩レモンのシロップ 小さじ1~2
- ニンニクスライス 1~2枚
- はちみつ(砂糖でも) 小さじ1~2
- 酢 大さじ1と1/2
- 白コショウ 少々
- ドライパセリ 少々
- EXVオリーブオイル 大さじ1~2
<作り方>
- 塩レモンからでたシロップを使用します。皮を加える場合は水に晒し塩抜きしてお好みの濃度にしておきます
- 材料をすべてまぜれば完成です。食べる前には再度よく混ぜてから使用してください
参考 ⇒ クックパッド
【3】 塩レモンde☆激ウマ唐揚げ
塩レモンを使うことでさっぱりとしたから揚げができます。二度揚げも不要です。
<作り方>
- ポリ袋に★の材料を入れて混ぜ合わせます
- もも肉は1枚を9個ずつに切り分け、1の袋の中に入れます
- 袋の上から肉とタレをもんで味をなじませてから、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます
- 片栗粉を加え、均等に粉がつくよう再度袋をもみます
- 揚げ油を中火にかけ、菜箸をフライヤーの底につけて細かい泡が出たところで肉を6個ずつ入れてあげます
- 菜箸で肉を3秒ほどもちあげるのを何度か繰り返せば二度揚げ不要です
参考 ⇒ 楽天レシピ
【4】 塩レモンで♪おつまみ ジャーマンポテト ☆
<材料(2人分)>
- ジャガイモ 2個(150g)
- ウインナー 4個
- オリーブオイル 大さじ1
- 粗びき黒コショウ 適量
- 刻みパセリ 適量
- A おろしニンニク 小さじ1/2
- A 塩レモン 大さじ1/2
<作り方>
- ジャガイモは皮をむいてから8等分のくし切りにしておきます。ウインナーは縦半分に切り、切込みを入れておいてください
- 切ったジャガイモを耐熱ボウルに入れラップをかけ、600wの電子レンジで2分加熱します
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ジャガイモを焦げ目がつくまでカリッと焼きます
- 3に粗びき黒コショウとAの材料を入れて味をととのえます。仕上げに刻みパセリをかけてください
参考 ⇒ Gooブログ
塩レモンを作る時に気をつけたいことは?
塩レモンは簡単に作れて、いろいろな料理に利用できる万能食材です。
大事なのは無農薬か低農薬のレモンを使うこと。
アメリカから輸入されるレモンは鮮度を保つために枯葉剤が使われていることもあるので、基本的に国産のレモンを使ったほうが安心かもです。
また塩の種類についてはこちらも参考にしてください。
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大人気!塩レモンの作り方まとめ
モロッコの伝統的な料理であるタジンからサラダまで、モロッコ人のキッチンには不可欠な塩レモン。重要なガーニッシュ(添え物)として使用され続けています。
日本でも数年前からその健康効果からあっという間に人気になりましたね。
まだ使ったことがない、作ったことがないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
(By ゼウス23世)