ケトン体ダイエット(低炭水化物ダイエット)は一時期ブームになりました。効果が高いと言われる反面、体に危険だという報告もあり、どちらを信じていいか迷ってしまうほど情報があふれています。
ここではケトン体ダイエットなどの糖質を制限するダイエット方法がどんなものなのか、そしてその危険性についてもまとめてみました。
この記事の目次
ケトン体ダイエット、低炭水化物ダイエットとはどういうもの?
これらのダイエット法は近年特に大注目のダイエット法ですが、一言で表現すると、炭水化物を減らした食事をして、体重を減らしたり体質を改善したりするダイエット法のことです。普段の食事から炭水化物をできるだけ排除することで、血糖値とインシュリン(インスリン)をコントロールするという理論に基づいています。
白米や砂糖など、糖質が含まれるものの摂取を控える代わりに、肉類はたくさん食べてもOKです。
ですが、厳密にいうと「ケトン体ダイエット」と「低炭水化物ダイエット」は異なるものです。低炭水化物ダイエットは、ダイエット期間中ずっと炭水化物の摂取を減らしますが、ケトン体ダイエットでは最初の2週間しっかりと炭水化物を制限し、その後は少しずつ炭水化物を摂取していきます。
どんな食品を選んで食べるの?
GI値=60以下の食品を選んで食事にとりいれます。GI値とは摂取した食品が、体内で糖に変わり、血糖値が上昇するスピードを表した値です。ブドウ糖を摂取した場合の血糖値上昇率を100として、その他のGI値を相対的に表します。一見難しく思えますが、一般的に茶色っぽい食材はGI値が低くなっています。つまり炭水化物の中でも、白米や小麦をとるよりかは玄米や全粒粉などの茶色いもののほうが一般的にGI値が低いと言えます。
野菜ならばトマトなどもGI値が低いですし、もろみ酢、レタス類、チーズ、豆腐などはGI値を下げる作用があります。
危険性とその反論
炭水化物を制限したダイエットを長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる可能性が高くなると言われています。
ですがそういった意見に対して、腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性があるというエビデンスはないとの反論もあります。危険があるのは本当に極端に炭水化物を排除したケースであって、普通に行う分には問題がないんだ!というのが問題がないという主張する側の意見です。
また、ケトン体ダイエットにはガンやアルツハイマーにも有効だという説もあります。
危険性という観点において結論を言うと、まだどちらにしろはっきりしたことは言えないのが現状のようです。
ケトン体、低炭水化物ダイエットにおける注意点
何事もほどほどに、極端すぎないようにやっていけば問題はないのでは?…というのが最近の議論の結果のようですし、私もこの意見に賛成です。私も実際に朝に無塩バターにココナッツオイル入りのコーヒー(完全無欠コーヒー♪)を摂って夜にも炭水化物を制限することで余分な体重を随分減らすことに成功しましたので・・
炭水化物制限は毎日続けてやるより、人によっては週2日くらいにしたほうが効果が高いという報告もあったりもします。ですので、やはり自分のカラダの様子をよーく観察するようにしてください。無理は禁物ですね!自分に合わないなと思ったらすぐ中止すること。この決断も大事だと思います。
ダイエットは、常に自分の体と向き合いながらススメていくのが大切なようです♪
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(by ディオニソス)