台湾ウーロン茶の本格的な淹れ方|香りと味を最大限に引き出すコツとは
この記事の目次
はじめに
台湾ウーロン茶は、芳醇な香りと深い味わいが特徴の中国茶の一種です。その繊細な風味を楽しむには、正しい淹れ方が欠かせません。この記事では、台湾ウーロン茶の魅力を最大限に引き出す淹れ方や、初心者でも簡単に実践できるポイントを詳しく解説します。
台湾ウーロン茶の最適な淹れ方|必要な道具の解説
ウーロン茶はティーポットや急須でも気軽に楽しむことができますが、ここでは本格的な茶器を使用した淹れ方をご紹介します。
下記の茶器を使用します。
- 茶盤(ちゃばん):お湯を注ぐ際にこぼれた水を受ける台座。
- 茶壺(ちゃつぼ):中国式の小ぶりな急須。
- 茶杯(ちゃはい):小さな湯のみ。
- 茶船(ちゃぶね):茶壺や茶杯を温める際の受け皿。
- 茶海(ちゃかい):抽出したお茶を一時的に移し、濃度を均一にするための器。
- 茶荷(ちゃか):茶葉を急須に入れる際に使う道具。
- 茶鋏(ちゃばさみ):茶杯をつかむためのトングのような道具。
また、ウーロン茶を淹れる際は沸騰した熱いお湯を使用しましょう。
ウーロン茶は高温で淹れることでしっかりと香りを楽しむことができます。
台湾ウーロン茶の淹れ方をマスターしよう|本格的な淹れ方の手順
1.茶器を温める
茶船に茶壺と茶杯を置き、熱湯をかけて全体を温めます。
2.茶杯を茶盤に移す
温まった茶杯を茶盤の上に移動させます。このとき、茶杯は素手ではなく茶鋏を使って1つずつ移します。
3.茶葉を入れる
茶壺に茶葉を適量(底が見えなくなる程度)入れます。茶葉の量はお湯100mlに対して約5gが適量ですが、茶葉や好みによって調整します。
4.洗茶(せんちゃ)
茶壺に熱湯を満たし、すぐに茶海に移します。そして、茶海のお茶を茶杯に注ぎます。この工程で茶器を温めるとともに、茶葉の汚れを落とし、茶葉を開いて香りを引き立てることができます。
5.抽出
再度茶壺に熱湯(95〜100℃)を注ぎます。茶湯の表面に泡(アク)が出てくるので、それを茶壺の蓋で擦るように取ってそのまま蓋をします。4.洗茶で茶杯に淹れたお茶を茶壺にまわしかけて温めます。蓋をして約1分間蒸らします。
6.お茶を注ぐ
茶壺から茶海にお茶を移し、濃度を均一にした後、茶杯に注ぎます。
7.繰り返し
烏龍茶は複数回の抽出が可能です。2回目以降は、抽出時間を少しずつ延ばして楽しみましょう。
8.コツ
各工程で茶器からお茶を移すときは、最後の一滴まで注ぎきることがポイントです。
台湾ウーロン茶の気軽な飲み方|身近な道具で楽しむには?
もちろん、上記のような本格的な茶器が無くても台湾ウーロン茶を楽しむことができます。
ティーポットや急須、湯吞などの身近な道具で淹れる際も、下記の点にこだわってみるとよいでしょう。
- 沸騰したお湯で淹れる、道具をしっかりと温める
- 茶葉の量はお湯100mlに対して約5g
- 抽出時間は約1分
まとめ
台湾ウーロン茶は、奥深い味と香りや健康効果が特徴ですが、本格的な淹れ方をマスターすることで、より一層その魅力を堪能できるでしょう。
温度、時間、茶葉の分量を意識し、ご自宅でも本場の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。