甘いものが食べたーい!けど、ダイエット中だし。。我慢、ガマン!
ガマンばかりじゃストレスが溜まります。かと言ってストレスばかりじゃお肌にも良くない。何のためのダイエットなのかしら・・
今回はそんなダイエット中の大きな誘惑、砂糖とカロリーのお話です。
- 話題のてんさい糖のカロリーは他の砂糖と比べてどうなのか?
- カロリー制限ダイエットにもっとも適した砂糖は何なのか?
などご紹介していきます。
この記事の目次
カロリー制限ダイエット中ですか?
カロリーとは「熱量」です。
1Kcalとは、水1キロの温度を1度あげるのと同等のエネルギー量です。
カロリーは、特別な運動はしなくても、日常のあらゆる動作で私たちのカラダに必要不可欠なもの。けど、消費しきれない余分なカロリーは、脂肪となってたまっていきます。
だから、カロリーが低くて、ボリュームが食べられる。そんな食べ物を選んでいくのがカロリー制限ダイエットにおいてはもっとも基本的で大切な考え方です。
各種砂糖のカロリー比較!
■ 100g当たりカロリー
- てんさい糖 390Kcal
- グラニュー糖 387Kcal
- 上白糖 384Kcal
- 和三盆 383Kcal
- 三温糖 382Kcal
- 黒砂糖 354Kcal
まずは100gあたり各砂糖のカロリー量を並べてみました。
残念ながらてんさい糖が一番高い結果に。。もっともポピュラーな上白糖と比べて15Kcalほど高いのです。
■ 大さじ1杯当たりカロリー
普段料理をする上ではg計算よりも大さじ、小さじ何杯かの容量で見ることも多いですよね。そこで、「容量」別で再計算してみました。
(大さじ1杯)
- グラニュー糖 50.7Kcal
- 三温糖 41.4Kcal
- てんさい糖 35.1Kcal
- 上白糖 34.2Kcal
- 和三盆 34.2Kcal
- 黒砂糖 31.5Kcal
と、同じ砂糖なのに、g単位の時とは違う結果がでました。
これは砂糖の種類によって「比重」が若干違うからです。
意外と忘れがちなのがこの「比重」のことなので、お料理の際にカップなど容量ベースで使いたい時にはこの「比重」のことも忘れずに!
さて、てんさい糖のカロリーですが、残念ながら砂糖の中で、カロリーが低い部類とは決して言えませんが、上位2つと比べるとはるかに低くて、安心感が出る結果なのではないでしょうか?
「ワースト」な砂糖
容量と重さのどちらをとってもワースト3の上位に居るのは
「グラニュー糖」です。
カロリー制限ダイエットにおいて、グラニュー糖が一番よくない砂糖なのですね。加えて、精製されたグラニュー糖はほとんど栄養分がありません。
カロリーだけで見るとベストは??
単純にカロリーだけでみると、「黒砂糖」が一番低いようです。
さらに言うと黒砂糖は
- 血糖値の上昇が緩やか
- 栄養豊富
- 腹持ちがよく、満足感も強い
というような嬉しい特徴もあります。
ダイエット中に甘いものが食べたくなったら、黒砂糖をかじった方がいいのかもしれませんね。
しかし!未精製の黒砂糖じゃないと、他の糖分が混じっていることがありますので、注意が必要です。少し癖があるので、白いグラニュー糖の方がお菓子やケーキには使いやすいのですが、どうしてもという時には、黒砂糖を使用しましょう♪
カロリーだけで見たらダメ!?
カロリーは少しくらい高くても、てんさい糖がダイエットに奨められているメリットもあります。
ダイエットにおける「てんさい糖」の4つのメリットとは
【1】血糖値が上昇しにくい
インスリンの分泌量を抑えられます
血糖値が増えると、インスリンがそれらを脂肪に取り込もうとします。インスリンをできるだけ刺激をしない、てんさい糖は、この点では他の砂糖に比べてメリットがあります。
インスリンは糖質中毒を産みます
血糖値の上昇を受け、インスリンの働きにより次には血糖値が急降下します。血糖値の急降下は、
- イライラ
- 眠気
- 集中力の低下
- 空腹感
などの症状を引き起こしてしまいます。そしてまた糖分を欲するようになる。まさに、糖質中毒の悪いループの始まりです。
血糖値の上昇を抑えることは、ダイエットにはとても大切なのです。
【2】栄養豊富
豊富なミネラル
ダイエット中には、カロリー摂取量を抑えようとするために、食べ物の大切な他の栄養素も少なくなりがち。その点、てんさい糖には様々なミネラルが含まれています。
- ナトリウム
- カリウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
これらのミネラルはカラダの基礎を作るのにとても重要です!健康的に痩せるためには、これらの栄養素はなくてはならないものです。
【3】ラフィノース
お腹に優しい
てんさい糖に含まれるオリゴ糖。ビートオリゴ糖(ラフィノース)と言う成分です。
数あるオリゴ糖の中でもトップクラスの「整腸作用」を持つんだとか・・
便秘の解消にもつながる嬉しい効果も期待ができます。
【4】血行、代謝アップにもつながります
体を冷やさない
てんさい糖は、南の地方の原料を使った砂糖とは違って、体を冷やしにくいという特徴があります。ダイエットにおいて、体を温めて、血行の改善、代謝をアップすることは、実は痩せやすい体づくりへもつながります。
体を温める作用のある食べ物を「陽性」、体を冷やす作用のある食べ物を「陰性」と一般的に言われています。
てんさい糖は「陽性」、グラニュー糖など白砂糖は「陰性」と区別されています。
てんさい糖の原料である「てんさい」は、寒い地方で育つ野菜です。カラダを温める陽性の効果に加えて、寒い地域の野菜には
- 血液や筋肉作りにに必要な栄養(ミネラル)
- 血液の流れをよくする栄養(ビタミン)
も多いと言われています。
ですので、ダイエットには、てんさい糖に加えて、さらにビタミン類も一緒に摂ると効果的ですね。
ノンカロリーシュガーはとても危険です
ダイエットをしていると、いちいちカロリー計算もしたくない!
ノンカロリーシュガーが手っ取り早いと思いがち。けど、人工甘味料だらけのノンカロリー製品だけは絶対におススメできません。
人工甘味料については、諸説がありますが
- 逆に太る。ダイエットはできない
- 糖尿病にかかるリスクが高まる
- 脳細胞に異常をきたす
- 眼球、視神経の異常を引き起こす
- 月経異常
- 精神面での不調をきたす
などと言ったデメリットが多く語られています。
人工甘味料は、血液中には完全に吸収されにくく、血糖値を上げにくいものと言われていますが、過剰摂取では下痢などの体調不良も引き起こしてしまいます。
とくに、「アセスルファムカリウム」や「サッカリン」を使った甘味料には注意する必要があると言われています。
人工甘味料に対する危険性などの研究はさらに進んでいくと思いますが、私たちのカラダにとってメリットが無いのは明白です。
てんさい糖カロリーまとめ
カロリー制限ダイエットにおける砂糖の話、てんさい糖が良いのか悪いのかといった話題を中心にご紹介してきました。
結論は、てんさい糖はダイエットに向いている砂糖分と言えます。
あくまで他の砂糖や、人工甘味料と比べればという観点にはなりますが・・。カロリー比較以上の健康メリットがてんさい糖にはあると思われるからです。
確かにダイエットにはカロリー制限することを強く言われますが、糖分を含めて質のよい食べ物をきちんととって、あくまでも健康的なダイエットを目指していただければと思います。
(By ディオニソス)