マヌカハニー表示のこと!TAやNPAなど知っておきたい7つのこと
この記事の目次
人気のマヌカハニーその秘密は?
はちみつはホットケーキやヨーグルトと一緒に食べたり、紅茶と一緒にいただいたり、日本でも古くからおなじみの食品です。そのはちみつには殺菌作用があって、古代ローマの時代から傷の治療や解毒剤などに使われてきました。そして近年そのはちみつよりもさらに殺菌力が強いはちみつとして人気が上がっているのが”マヌカハニー”です。普通のはちみつでは殺せないピロリ菌までも死滅させることができるとして、そのマヌカ殺菌力は確かに強力なものです。
しかし今はインターネットとかお店先でも、あまりに多くのマヌカハニーが売られていて、値段もさまざま。
一体どのマヌカハニーを選べば良いのかしら?わたしに合った製品はどれなの?
と製品選びに困ってはいませんか?
今回は、マヌカハニーの表示に関する基礎的な情報をお届けしたいと思います。また個人的におススメのブランドというかもっとも無難な選択と考えていることも紹介しちゃいましょう。
マヌカハニーとは?
「マヌカ」はフトモモ科ギョリュウバイ属の常緑低木・ギョリュウバイ(檉柳梅、学名:Leptospermum scoparium)の名称です。それを蜜源としてとれるはちみつが『マヌカハニー』と呼ばれています。
もともとはマヌカの木はニュージーランドとオーストラリア南東部の原産としていて、その地域では、マヌカの木から取れるこの”奇跡のはちみつ”が昔から愛好されてきました。特にニュージーランドの原住民族の間では、民間療法として使用されていて、マヌカハニーのピロリ菌駆除力、殺菌力を利用、整腸・美肌にも良いとされていたものです。やがてその人気が世界的に広がり、今では食用だけでなく、オイルマッサージ用のエッセンシャルオイルや化粧石けん、ローションなどの化粧品にマヌカハニーを利用するなど、非常に多く製品が開発されてきています。
紛らわしいマヌカハニーの効能表示覚えておきたい7つの基本
ひとくちにマヌカハニーといっても、いろんなブランドのものがたくさん出ています。最近の人気に伴い、本来のマヌカハニーの効能をもたない偽物まで出てきています。UMF、MGOの数字、プラスが掛かれたものなど、混乱しますよね?なぜこんな表示になっているのでしょうか。
UMF/MGO/Kfactor/TA/A+ なぜこんな事が起こるの?
一言で言うと、まったく消費者のことを無視した各団体・企業の勢力争いの図です。例えばUMFは”UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)ハニーアソシエーション”が商標権を持っている指標です。この団体に加盟していないとUMFマークは使えません。それに対し、MGOは”マヌカヘルス・ニュージーランド社”が自社独自に定めた評価基準です。KFactor 数値も同じです。ウェダースプーン社が、UMFともMGOとも関係ない独自の指標を開発し自社の優位性を訴えようとしています。またカナダ・米国などが自分達の市場を守るために独自基準が作れないか?と動いた結果。。といった理由にしかありません。
UMFとは
UMFは”ユニーク・マヌカ・ファクター”の略称になります。UMFHA(UMFハニー協会)が商標権UMFⓇを持っています。この団体に加盟していない製品にはUMFⓇを付けることはできません。
数字の意味は、殺菌剤フェノール水溶液と同等の殺菌力があることを示しています。(例えばUMFⓇ20+は、20%のフェノール水溶液と同レベルという意味です)
このUMFHAに加盟している会社は、協会の厳しい基準・規制により管理されており、やはりマヌカハニー業界ではニュージーランド地場の勢力図もあり、世界でも一番広く浸透、使用されている指標ではないかと思います。
MGOとは
MGO評価システムは、UMFハニー協会に属さないマヌカヘルス・ニュージーランド社により開発された評価指標です。MGO™は、マヌカヘルス・ニュージーランド社に属する商標であり、他の会社が使用することはできません。
数字は、蜂蜜1キロ当たりのMGO(メチルグリオキサール)の含有量を表します。(例えば、MGO300はマヌカハニーの1キロ当たりメチルグリオキサールのを300mg含有している、という意味です。)
KFactorとは
KFactor は、ウェダースプーン社が独自開発した評価指標です。KFactor™は、ウェダースプーン社に属する商標であり、他の会社が使用することはできません。UMFともMGOとも全く違う指標で、殺菌力を表すものではなくて、ハチの花粉の含有量をベースにした総合的な認証システムだという説明がされています。
NPAとは
NPA(Non Peroxide Activity)とは、”非過酸化活性”の意味です。もともとマヌカハニーの治癒力、ヒーリング効果はこのNPA強度で測られると主張する会社群が使用しています。結局は独自ラボでの測定結果と訴えてるだけですので、個人的な見解では信憑性に欠ける気がしています。UMFへ加盟金を払うのが嫌な会社群がつけている指標だと思っています。
AまたはActive とは
北米市場(米国、カナダ)で多く使用されている指標です。ニュージ―ランドのUMFハニー協会の医療効果指標をサポートしない(なぜサポートしないかは不明)カナダ食品検査庁の指導だという説もあります。独自の評価指標で、具体的な検査項目まで明らかに明示している印象はありません。
MGとは
MGOと同じ意味で使われていますが、原因としてマヌカヘルス・ニュージーランドの使用するMGO商標が使えない、使いたくない企業群の主張だと思います。
マヌカハニー表示のまとめ
とても分かりずらいマヌカハニーの評価表示についてまとめてみました。売られている製品が増えるにつれ、何だかよく分からない表示も店頭には増えた気がします。
マヌカハニーは世界中で加熱市場です。それだけ不正品も横行しています。また各企業達がその勢力を摂りたいために、精力争いをしている途中段階の市場でもあるとも言えます。一般のはちみつに比べてせっかく高いお金を払うのですから、少しでも製品やブランドをみる目を養っていきたいものだとも思います。
やはりマヌカハニーといえば、ニュージーランド政府や、地元の製造企業がどういう動きをしているか、それが一番大切なのではと思います。(現時点では)
ですので、個人的にはUMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)の商標ラベルや数値を見ることが大事かなとも思っています。今のところ一番信用に値するのではないか、と思っています。
Active やTA+などと謳っている製品がありますが、個人的には勢力図争いの負け犬の遠吠え的な感がするところもありますかね・・
以上、個人的な見解も含まれますが、ぜひご参考にしていただければ幸いです♪
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(By ディオニソス)