その食材の旨みを最大限に引き出してくれるシンプルで最も身近な調味料“塩”。そして、美容や健康効果の面でも近年大変注目されていて、今や一家に1本や2本(?)必ず常備されている “オリーブオイル”。
両者の組み合わせは、万能調味料として、即席で簡単にできちゃうサラダドレッシングとして、また他にも幅広く使用できているのはご存知でしょうか?
塩とオリーブオイルを組み合わせることで、どのようなものにどう使用すると良いのでしょうか?
今回は、 “塩”と“オリーブオイル”を使った料理について、その種類と色々な料理の作り方やアレンジレシピ等をご紹介していきたいと思います!
この記事の目次
「塩+オリーブオイル」の使い方、レシピ13選
【1】野菜サラダに
塩を合わせるだけで、簡単に即席ドレッシングとして使うことのできるオリーブオイル。イタリアの一般家庭には、“ドレッシング”というものは存在しないだそうです。そもそも、イタリア人に“ドレッシング”という概念がないので、その代わりとして常にオリーブオイルを上手く使っています。野菜とオリーブオイル、塩があれば、十分に美味しいサラダが出来上がるという訳です。
オリーブオイルは、オリーブの実をつぶして採れた生搾りのオイルですので、野菜から出てきた美味しいジュース(旨味エキス)とオリーブのエキスが合わさって、旨味も十分に味わえます。つまりは、野菜とオリーブの旨みエキスをドレッシング代わりとして味を楽しんでいるのが実態です。
味のレパートリーは、野菜の種類を変えて楽しみます。単純に“食材の色”の組み合わせを考えると上手に美味しいサラダになるのです。例えば、トマトの赤、パプリカの黄色、葉物野菜の緑、これにチーズ(日本人ならば豆腐なども良さそうですね)の白色を加えたりすると、全部で4色になります。豆類を加えれば、もっと色が増えますね。1色よりも複数の色が組み合わさることで、複雑な味が絡み合って、美味しさも増すようです。
(1)グリーンサラダ
レタスやきゅうり、ミニトマトなどお好みの野菜を一口大にカットして、お皿に盛り、オリーブオイルと塩をかけます。これだけでも十分美味しいサラダが出来上がりますが、お好みで粉チーズや酢、胡椒などを加えると様々な味が楽しめますね。
参考レシピ ⇒ オリーブオイルライフ
(2)パプリカのオリーブオイルサラダ
パプリカの種を取り、薄くスライスします。全体に軽く塩をふりかけ10分程置きます。器に盛り付け、オリーブオイルとブラックペッパーをかけて出来上がりです。どのサラダも簡単な作り方ですが、驚くほど美味しいものばかりです。
参考レシピ ⇒ クックパッド
(3)ビールのお供に! トマトの塩オリーブオイル和え
トマトは良く洗い、ヘタを取って一口大にカットします。塩をやや多めにふり、オリーブオイルを加えて和えます。5~6分置いて味が馴染んだら、パセリを振って出来上がりです。あっさりしたトマトが、お酒のおつまみに早変わりですね。塩とオリーブオイルだけなのに、奥深い味わいです。
他にも、塩とオリーブオイルを使ったトマトやチーズのサラダ、カプレーゼは有名ですね。
参考レシピ ⇒ クックパッド
塩が先か?オリーブオイルが先か?
ところで、食材によって塩を先にかけるか、オリーブオイルを先にかけるかのタイミングを変えるだけで美味しさが変化することをご存知でしょうか?次に食材別の塩とオリーブオイルのかける順番をご紹介したいと思います。
食 材 |
かける順番 |
メリット |
トマトやパプリカのような肉厚の野菜 |
塩 → オリーブオイルの順に |
塩を先にかけることで、水分と旨みがにじみ出てきてサラダ全体に浸透するため美味しくなります。 |
レタスなどの葉物野菜 |
オリーブオイル → 塩の順に |
野菜がオイルコーティングされ水分が流れ出ることを防ぎ、シャキシャキした食感を保つことができます。 |
【2】塩とオリーブオイルを使ったドレッシング
それでも、毎日の食卓で同じ味のサラダを食べ続けると、だんだん物足りなくなるものです。そんなときには、日本人の感覚で手作りドレッシングを楽しむのがおすすめです。塩とオリーブオイルがベースになっている美味しいドレッシングをご紹介します。
(4)オリーブオイルのさっぱりドレッシング
塩とオリーブオイルを使用した基本のドレッシングと言えば、イタリアンドレッシングです。オリーブオイル・酢・塩・胡椒というシンプルな材料を使用します。こちらのレシピでは、オイルと酢を同量で作っていますが、酢の種類によっても使用するオイルの分量が変わってきますので、好みの配合を探してみるのもいいですね。
参考レシピ ⇒ クックパッド
(5)ハニーレモンドレッシング
材料は、オリーブオイル、レモン果汁、塩、はちみつ、黒コショウです。はちみつが入るため、酸味が少しマイルドになります。作り方としては、オイル以外の材料をあらかじめ混ぜ、塩やはちみつを溶かしたたうえで、少しずつオイルを入れながら良く混ぜます。
参考レシピ ⇒ オーシャンナディア
(6)白ワインビネガーとバジル簡単ドレッシング
白ワインビネガーとバジルを使用して、香りのよいドレッシングに仕上げます。材料は、オリーブオイル、白ワインビネガー、塩、こしょう、バジルです。ビネガーの種類を変えたり、ハーブの種類を変えることで、色々な味が楽しめます。
参考レシピ ⇒ クックパッド
【3】温かい野菜料理にかけて
(7)焼き野菜「なすのグリル」
耐熱容器に1cm幅にカットしたナスを並べ、タイムをのせてオリーブオイルを回しかけ塩を振ります。熱したオーブンで10分ほど焼き、完成です。
他にも、素焼きした野菜の水分を飛ばして乾燥させた後にオリーブオイルを吸わせる方法もあります。野菜の水分と入れ替わりにその分のオリーブオイルで補うような形になり、美味しくなります。
参考レシピ ⇒ レタスクラブ
(8)煮込み野菜や茹で野菜「ラタトゥイユ」
夏の定番料理であるラタトゥイユも塩とオリーブオイルのみで味付けした野菜料理の代表です。シンプルな味付けですが、野菜の甘味、旨味がたっぷり出ていて、このまま食べても、パスタのソースにしても、魚料理の添え物にしても美味しく頂けます。
参考レシピ ⇒ クックパッド
《ポイント》
また、野菜を茹でて頂く場合のポイントは、スパゲティを茹でる時と同様に塩分を水の0.5~1%以上で野菜を茹でることです。茹で上がり後に塩を振るよりも、始めに塩分を加えた水で茹でるほうが美味しく出来上がります。その後、たっぷりとオリーブオイルをかけて召し上がってください。
【4】その他、アレンジレシピとして
(9)塩オリーブオイルトースト
トーストした食パンに、バターを塗る感覚で、オリーブオイルと岩塩をかけます。同様にして、トーストしていない食パンにオリーブオイルと岩塩をかけても美味しいです。
パンとオリーブオイルの組み合わせは、互いに長所を引き出す食品です。パンとオリーブオイルをともに摂取することによって血糖値を下げ、栄養面でもバランスがとれます。
イタリア人は、小腹がすくとパンにオリーブオイルと塩をかけてお茶漬け感覚で食べるのだとか!?糖分がたっぷりのおやつよりも、遥かに健康的ですね
参考レシピ ⇒ Jオイルミルズ
(10)シンプルだけど絶品「オリーブオイル塩豆腐」
塩とオリーブオイルを使用した洋風の冷奴レシピです。シンプルなのに、後を引くおいしさです。トッピングに、ネギや桜えび、塩昆布、キムチ、納豆などを使っても美味しいです。色々なアレンジを楽しんでみて下さい。
参考レシピ ⇒ クックパッド
(11)塩とオリーブオイルだけ「シンプル素麺」
少し意外にも思いますが、素麺をとても美味しく頂けるレシピです。シンプル材料なので、美味しい塩とオリーブオイルで是非召し上がってください。パスタのカッペリーニのイメージで作っていただけると良いかと思いますので、トマトやチーズなどをトッピングして頂いてもいいですね。
参考レシピ ⇒ クックパッド
(12)焼き海苔とオリーブオイルと塩だけのつまみ
イメージとしては韓国のりでしょうか?ごま油の代わりにオリーブオイルを使用します。小皿にオリーブオイルと塩を少々いれ、焼き海苔につけて食べます。海苔好きにはたまらないおつまみになりそうですね。ヘルシーで身体にも良さそうです。韓国のりに飽きたら是非お試しください。
参考レシピ ⇒ クックパッド
(13)オリーブオイルと塩で食べる「パンケーキ」
塩とオリーブオイルで食べるパンケーキです。レシピを試した方々は、衝撃的な美味しさに驚かれている方ばかりです。普段食べ慣れているシロップをかけた甘いパンケーキとは違いますが、塩とオリーブオイルの美味しさに病み付きになるそうです。是非、一度お試しください。
参考レシピ ⇒ クックパッド
塩とオリーブオイルの美味しい組合せレシピまとめ
身近な調味料“塩”と“オリーブオイル”。
あらゆる食材も、この2つを使用すれば、シンプルながらも非常に美味しい料理に大変身です!
スパイスをたくさん使った手の込んだ料理もいいですが、たまには、基本に返ってシンプル素材の味を引き立てる調味料のみで味わってみるのもおすすめですよ♪
今回の塩+オリーブオイルの組み合わせでは、素材そのものの旨みが存分に味わえ、その美味しさを再確認できること間違いなしです!
(By ディオニソス)
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