「グレープシードオイル」は、実は多くの化粧品のベースオイルとして使用されているのはご存知ですか?
皮膚への浸透性が高く、かつ軽く、穏やか。また何と言ってもその価格が安いことも市販の美容クリームや、ローションにも使用されている大きな理由でしょう。
このグレープシードオイルは、化粧品業界ではキャリアオイルとしても知られています。無臭に近く癖も少ないため、他のエッセンシャルホイルとの相性もバツグン!大変使い勝手のよい植物オイルです。
今回は、そんなグレープシードオイルを使った美容活用法についてご紹介していきます。
この記事の目次
グレープシードオイルを用いた美容法、使い方7選!
グレープシードオイルは全身に使用することができます。もちろん頭髪のケアにも使えます。乾燥などの肌トラブルが気になるところに塗布したり、マッサージオイルとして使用すると効果があります。刺激も少ないので、敏感肌の方でも安心して使えます。
ただ、ブドウにアレルギーのある方は、グレープシードオイルでのトリートメントにも注意が必要です。必ずパッチテストを行ってからにしてください。
【使い方1】 お肌ケア
グレープシードオイル数滴を手のひらに取り、手のひらによく馴染ませます。コットンなどを使用する必要はありません。あとは、手のひらのオイルを気になるところに塗り込んでいくだけです。
グレープシードオイルは非常に軽く、すぐにお肌に吸収されていきます。ひじ、ひざ、かかとなど気になるところへも充分に塗ってあげてください。
【使い方2】 ボディーマッサージ
使用感がさっぱりしているという特徴を生かして、ボディマッサージにグレープシードオイルを使うのもおすすめです。首すじに水をたっぷりつけてからグレープシードオイルを塗り、上から下へとマッサージするとリンパに詰まった老廃物を流せます。また、耳下から鎖骨にかけてマッサージすると女性ホルモンの分泌が活性化されるとも言われています。
背中やお腹など比較的広い箇所をマッサージする場合も、グレープシードオイルは伸びが良いのでとても使いやすいですよ。
【使い方3】 クレンジング
クレンジング方法はとっても簡単。手のひらにコイン大のオイルを取り、肌になじませていきます。
天然オイルで化学物質も含まれていないので、目の周りも気にせずに済みますよね!クルクルと円を書くようになじませていくことができます。後は鼻の周り、口元のメイクも浮かびあがせるように優しく馴染ませていきます。全体にオイルを馴染ませたら、最後にコットンで綺麗にふき取ります。
【使い方4】 ヘアケア
グレープシードオイルは女性ホルモンの流出をガードし、毛根に栄養を与えてくれます。そのため髪が丈夫になり、髪の毛にツヤが生まれます。髪を洗う前に、グレープシードオイルを手に取り地肌にすりこむように塗って頭皮をマッサージします。その後髪を洗い、地肌にドライヤーの熱風を当てないよう注意しながら髪を乾かすだけでOKです。
【使い方5】 まつ毛ケア
髪に潤いとしっとり感を与えるグレープシードオイルはまつ毛にも使えます。
使い方はとっても簡単。きちんとメイクをしたあと、綿棒の先にグレープシードオイルを少し湿らせて、そのまままつ毛に塗りこむだけです。これだけで、まつ毛育成の効果も期待ができます。
【使い方6】 目の下のクマ取り
グレープシードオイルの大きなメリットの一つは、目の下のクマ取りにも効果が期待できることです。
オイルを少量、目の下のクマが出来やすい部分に、ポンポンと軽くタッチするように数滴分のグレープシードオイルを塗り込んでいきます。
改善効果を実感しやすくするためにも、週に数回はこれを繰り返していきましょう。クマの他にも細かいシワ対策にも使うことができます。
【使い方7】 ホットオイルトリートメント
まずはトリートメント用の混合オイルを作りましょう。グレープシードオイルは、どのエッセンシャルオイルとも混合することができます。
「ラベンダー」や「ローズマリー」は、代表的なエッセンシャルオイルです。グレープシードオイル4テーブルスプーン分に対し、エッセンシャルオイルを1~2滴ほど加えます。
これを封のできるビニール袋に入れて、例えば湯船の上に浮かせて数分間、使用前に温めておきます。
混合オイルをシャンプー後の髪の毛全体にしっかりと塗り込んでから、濡れタオルで髪全体を覆って、そのまま20分間ほど髪全体に浸透するのを待ちましょう。その後、ぬるま湯でよく髪をすすぎます。
なぜ良いの?グレープシードオイルの美容・栄養成分とその特長
万能美容オイル「グレープシードオイル」
(1)粘度が少なくβカロチン、抗酸化成分も豊富
グレープシードオイルは、植物油の中では、粘度が少なく比較的サラっとしたオイルです。
その理想的な粘度性に加えて、ベータカロチンやビタミンD、そしてビタミンCやEを含んでいます。ビタミンEは特に最近注目の抗酸化剤成分。お肌へのアンチエイジング効果を発揮してくれます。
(2)脂肪酸比率
グレープシードオイルは「パルミチン酸」「ステアリン酸」をはじめ、必須脂肪酸の「リノール酸」を多く含みます。特にリノール酸の含有量が70%近くもあり、この構成比特長によって、実はシワ対策や瘢痕(はんこん)のサイズを小さくする臨床実験でも用いられています。
(3)ポリフェノール
ポリフェノールは、老化プロセスを遅らせたり、にきび予防としても知られている抗炎症酸化防止剤です。そのために、多くの化粧品、フェイシャル、ヘアケア製品にも使用されています。
(4)コラーゲン修復
生化学研究によって、グレープシードオイルには、OPC(オリゴマープロアントシアニジン)という成分が発見されました。
このフラボノイドの一種の成分は、細胞レベルで機能し、フリーラジカルの除去およびコラーゲン修復をサポートしてくれるパワーが期待されています。
(5)スキンバランシング
グレープシードオイルは肌細胞の成分に近く、お肌との親和性が高いのが特徴です。その細かな浸透力と保湿力が、肌のバランス改善につながります。
乾燥肌には保湿性を高め、オイリー肌には効果的な乾燥を施す。両肌質にとってバランスよくお肌の調子を整えてくれる効果が高いオイルとして評価されています。
(6)無臭で癖がない
グレープシードオイルは無臭で癖がないオイル。エッセンシャルオイルを追加することなく単独での使用でも、爽やかな使用感があります。
(7)ライトなテクスチャ―
グレープシードオイルは、オリーブオイルのような油感が少なく、人気のホホバオイルに近い非常にライトなテクスチャ―、使用感になります。
グレープシードオイル美容法まとめ
グレープシードオイルは、食用ではなく、お肌や髪などの美容に使ってこそ効果がありそうですね。食用ではおススメできない懸念点については、以下にまとめていますので、気になる方はこちらも読んでみて下さい。
▶ 食用グレープシードオイルをお勧めできないこれだけの理由!
やはり、美容として使うのですから、100%天然の良質なグレープシードオイル(出来ればコールドプレスで作られたもの)を選んで使うようにすると良いですね。
お肌や髪には万能オイルと言われるグレープシードオイル。今回ご紹介した中で、気になる美容法があったらぜひ試してみて下さいね♪
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(By ディオニソス)