はじめに
カフェインはコーヒーやお茶、エナジードリンクなど、身近な飲み物に含まれています。
適量のカフェインは集中力を高めたり、気分をリフレッシュさせたりする効果で知られています。仕事や眠気覚ましにはコーヒーやエナジードリンクが欠かせないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、カフェインを過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼすリスクがあることをご存知でしょうか。
この記事では、カフェインの基礎知識、過剰摂取のリスクや症状、正しい摂取方法について詳しく解説します。
カフェインの基礎知識｜効果と推奨摂取量
カフェインは、自然界ではコーヒー豆、茶葉、カカオ豆などに含まれる天然の化合物です。中枢神経系を刺激し、一時的な覚醒効果をもたらします。具体的な作用としては疲労感の軽減、集中力や注意力の向上が挙げられます。
一般的に、成人が1日に摂取しても安全とされるカフェイン量は400mg程度と言われています。ただし、体重や体質によって個人差があることには注意が必要です。
特に、妊娠中の場合は200mg程度を上限にするべきと言われています。
代表的な飲み物で、カフェイン量が400mgになる目安を掲載します。
- コーヒー：約3杯
- 紅茶：約6杯
- 煎茶・ほうじ茶・烏龍茶：約10杯
※1杯は200mlとしています
カフェインの過剰摂取が引き起こす症状を徹底解説
カフェインを過剰に摂取すると、心身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。以下は、過剰摂取によって引き起こされる主な症状です。
めまい、心拍数の増加
過剰なカフェインはめまいにつながったり、心拍数を増加して動悸や不整脈を引き起こすことがあります。
不安感やイライラ
カフェインが中枢神経を過度に刺激し、不安感や神経過敏を誘発することがあります。
胃腸障害
胃酸の分泌が促進されるため、胃痛や吐き気を感じることがあります。
不眠
カフェインは覚醒効果が強いため、睡眠前に摂取すると睡眠の質を低下させます。
また、特に妊婦や子どもはカフェインの影響を受けやすいため、摂取量に十分な注意が必要です。
カフェインの過剰摂取を防ぐポイント
カフェインの過剰摂取を防ぐために、以下のポイントに気を付けてみましょう。
摂取量を把握する
飲み物やサプリメントのカフェイン含有量を確認してみましょう。
体調の変化に注意する
動悸、不安感、胃痛などの症状が現れた場合はすぐに摂取をやめ、安静にしましょう。
カフェイン摂取量を見直し、自分の体質に合った摂取を心掛けるようにしましょう。
健康な食生活を心掛ける
十分な睡眠や、栄養バランスの取れた食事、適度な運動に気を付け、カフェインだけに頼らずに健康な生活習慣を心掛けましょう。
まとめ
カフェインは眠気覚ましやリフレッシュに欠かせない成分です。
しかし、過剰摂取は身体や精神に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、適量を守ることが何より重要です。
カフェインとの上手な付き合い方を心がけ、健康的でバランスの取れた生活を送りましょう。
