神様の食材

亜麻仁油の味って?産地や製法によって違いがあった!?

最近のオイルブームの中でも必須脂肪酸オメガ3を豊富に含んでいることで人気なのが「亜麻仁油」ですね

亜麻仁油に多く含まれるオメガ3はアトピーの治療、生理痛の緩和、脳機能の向上、美容などさまざまな嬉しい効果をもたらしてくれます。

ですがちょっと独特の味もあって、直接飲むには、苦い、まずいなどとの口コミが多いのも事実。

あれっ?普通に美味しく飲める亜麻仁油もあるんだけどな・・?

値段やメーカーの製法の違いで大きく変わるのかな?

ということで、今回は亜麻仁油の味と、苦手なあなたへの食べ方についてわかりやすくまとめてみました。

この記事の目次

 

亜麻仁油の味の特長

亜麻仁油の味はよく「生臭い」「青臭い」「苦い」などと表現されます。

おいしくないという方もいますし、100%植物オイルなので、オイルを直接飲みなれない方にとっては、少し独特な風味があることは間違いありません。

ただ生臭いといっても魚油のような生臭さではなく、クルミなどの木の実系の生臭さでオリーブオイルのクセを少し強くした感じです。

オリーブオイルを直接飲んで平気な方には比較的亜麻仁油にも抵抗がないと思います。

味の違いはどうして起きるのか?

産地の違い

亜麻仁油の原料のアマニ(亜麻の種子)は、カナダ産、アメリカ産、ニュージーランド産、中国産などが多く使われていますが、原料の亜麻の種類に違いはないので、さほど、産地によって味の大きな差はないように思われます。

メーカー製法の違い

若干の推測も入っていますが、メーカーによる製法によって大きな味の差が出るのではないかと思っています。

製法の差とは

  1.  一番搾り、二番絞りの問題
  2.  圧搾時にグリグリ無駄の無いところまで、絞り取っている
  3.  オイルに含まれる不純物の問題
  4.  種子の洗浄

などが考えられると思っています。

製法の差といっても、最重要の前提としてとくに大切なオメガ3の脂肪酸(多価・不飽和)が多い亜麻仁油ですから、コールドプレス製法で丁寧に絞られている必要があります。

コールドプレス製法以外で搾油しているメーカーのものが論外です。味がどうかというよりも栄養素の破壊や、脱臭、漂白被害の方が大きくなります。

1.については、一番搾りの残りかすからさらにプレスをかけていれば、苦味、えぐみが混じるのは当然と思われます。

2.これも、1.の二番絞り油が混じっている問題とほぼ同じですが、搾油をぎりぎりまでムダなく絞ってしまうと、種子皮の不純物なども多く含まれ、味にえぐみを産む原因となってしまいます。

3.カナダのあるメーカーに確認したことがあります。その会社では、コールドプレスにて丁寧に搾油した後も、ろう分や、不要な細かい食物繊維なども再度フィルターにかけるのだそうです。これにより純粋なオイルの風味が仕上がります。

4.また、圧搾前の種子の洗浄に力を入れているメーカーもあります。こうすることによって、亜麻仁油の油分以外のイヤな風味が緩和されます。

つまり、これらの点がクリアされていれば、えぐみや苦味が回避できるのではないかと思われます。

実際に、アメリカのオメガニュートリション社のフラックスシードオイル、カナダAlligga社のフラックスシードオイルなどは、製品カタログにも「ナッツ味」と表現されていて、それがきちんと実現されていると感じています。

製法の問題はすべてクリアにされていて丁寧に作られているんじゃないかな?という印象があります。

価格の安い亜麻仁油には気をつけよう

やっぱり丁寧に作れていない亜麻仁油はそれなりに苦味やえぐみがあるのだろうと思われます。

とくに目一杯しぼっているものや、二番絞り油などが含まれているのは、価格面で安くするためだとは思いますが、味が気になる方は少々高く付いても苦味の無い亜麻仁油を選ぶほうが良いと思います。

その他、亜麻仁油を選ぶ大切なポイント

コールドプレスで作られていないものは、味の問題という以上に、栄養素や安全性の面で心配です。コールドプレス製法はオメガ3オイルには必須です。

また、亜麻仁油は酸化しやすい”ヨウ素価の高い”油ですので、酸化防止のために遮光ボトルに入っているものを選びましょう。酸化した油は、味も臭いも格段に悪くなります。開封後には保存にも十分注意して、一ヶ月程度で使い切るようにしましょう。

 参考記事   油の酸化について
▶ 油が酸化するのはなぜ?7つの理由とその防止法とは!

その他、亜麻の種子そのものが遺伝子組み換えの原料を使っているメーカーもあります。

非遺伝子組み換え証明付きの亜麻仁油かどうか。そしてオーガニック認証もチェックしたいポイントです。

選ぶ時のチェックポイント

  • オメガ3(アルファリノレン酸)含有率 60%程度
  • コールドプレス製法
  • 遮光ボトル
  • 非遺伝子組み換え亜麻仁(フラックス)
  • オーガニック認証

それでも、どうしても植物油が苦手だという方へ

【1】亜麻仁油サプリメント

どうしても植物油を直接飲むが苦手だという方は、サプリメントタイプの亜麻仁油もあります。サプリメントは少しコストが高くなりますが、毎日飲むのが難しい方や、より手軽に亜麻仁油の効果を得たい方にもおすすめです。

アルファリノレン酸の含有量に注意して、亜麻仁油をそのままカプセル化した100%亜麻仁油サプリメントの購入をおススメします。

 参考記事   亜麻仁油サプリメント
▶ 亜麻仁油サプリのおすすめは?間違えない選び方のポイントとは

【2】混ぜて食べる

味噌汁に入れて飲む。おひたしに掛けて食べる。納豆に混ぜて食べるなど他の食べものと一緒に摂れば、風味が薄れます。

亜麻仁油は比較的さらっとした質感なので、多くの食べ物、飲み物に混ぜて摂ることが可能です。

亜麻仁油、オメガ3の摂取量は一般成人で一日2gです(日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要 より)。小さじ1杯 4.5 gの亜麻仁油で、オメガ3が 2.7 g 摂れることになります。(アルファリノレン酸含有60%の亜麻仁油の場合)

亜麻仁油の味、まとめ

植物油を飲みなれない方にとっては、いくら健康に良いと言われても、続けるのが苦痛になりますよね。

亜麻仁油、オメガ3脂肪酸の摂取は続けるのが何よりも大切。

風味を料理に活かしたり、また風味を消してみたり、いろいろとレシピを開発チャレンジしてみるのも面白いものです。ネットでも亜麻仁油を美味しく食べるレシピもたくさん公開されていますので、ぜひ参考になさってください。

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(By ゼウス23世)

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