えっ? 部屋を上手く片づけられない女性はADHD症状かも!?
この記事の目次
ADHD症候群と片付けができない人との関連性!?
片付けたいとは思っていても、どうしても部屋が汚くなってしまっていわゆる「汚部屋」化してしまうことに悩んでいませんか? 片付けをしようと意識をしていながらも行動に移せない原因は、実は「注意欠陥多動性障害」(ADHD)なのかもしれません。「汚部屋」に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
◆ADHD症候群とは
ADHD症候群は「注意欠陥多動性障害」とも言われ、実はその”軽いADHD症候群”の症状は女性に多いのだそうです。どうしても、生まれつき片付けが苦手な人はこの”プチADHD症候群”の可能性があります。周りにはあまり理解されないので「どうしてできないのか」ということを指摘され、それによって焦り、また空回りしてしまうということが起こります。そして上手に処理できないことに対し、「自分は無理なのだ」というあきらめの気持ちを抱いてしまうようになります。
ADHD症候群の人は、実は標準またはそれ以上の知能を持っています。ですが何らかの理由で脳内の神経伝達物質がうまく分泌されず、精神的に混乱した状態に陥りやすいという特徴があります。
ですからパッと見ではわからず、大人になってはじめて病院で診断されて発覚することも。下記のようなことに悩んでいる方は、ADHD症候群かもしれません。
- 優先順位をつけるのが苦手
- 整理整頓が苦手
- 忘れ物・失くしものをしがち
- 締め切りや時間に遅れてしまう
ほかにも特徴がありますが、こうして見ると片付けが苦手な人にADHD症候群が多いということがわかります。中にはADHD症候群でも整理整頓がたいへん上手な人もいますが、上記が多くのADHD症候群を患っている人の特長といわれているものです。もしどうしても片付けができないのであれば、一度病院を受診してみるのもいいかもしれません。
片付けられない人の特徴
ADHD症候群であってもそうでなくても、片付けができない人は「シンプルに暮らす」ということができていません。そういった片付けができない人には、下記のような特徴があります。
(1)一気に片付けようとする
片付けが苦手な人は、ある日突然思い立って大掃除をしようとする傾向があります。しかし掃除に対するやる気というのはそこまで続きません。まずは財布から、まずはバッグから…と小さなところから始めるのが片付け上手な人です。
(2)必要・不必要の判断が苦手
「安い」「無料」「限定」などの言葉に弱いのも、片付けができない人の特徴。どうしても欲しいもの以外をつい買ってしまったりするので、部屋に物があふれてしまいます。
(3)過剰収納
片付けが苦手な人は、「物を減らして片付ける」という発想ではなく「収納を増やして片付けよう」とします。バッグを買うとき、大きいから物がたくさん入る、と思ってしまう人もこれに当たります。
これらの特徴を読んでドキッとしませんでしたか? 部屋が汚くなってしまう負のスパイラルは、「しまう → 押し込む → 隠れる → 忘れる」という流れ。こうならないように、まずは物を減らすことを考えてみましょう。
片付けができるようになるコツ
片付けが苦手な方でも、少しずつ片付けができるようになるコツがあります。下記のように掃除を進めてみてください。
【1】スペースを確保しよう
片付けできない原因のひとつに「どこから手をつけていいか分からない」ということが挙げられます。いざ掃除を始めようと思っても、この最初の段階で気持ちが萎えてしまいがちです。それを防ぐのに有効なのが“まず一箇所だけ綺麗な場所を作る”こと。その綺麗にした場所を拠点として、全体を片付けていくようにしましょう。
【2】水回りを整理整頓しよう
台所や洗面所はほかの場所を比べて消耗品が多いので、もしも必要なものを捨ててしまっても新たに買いなおせます。ですから「捨てていいのかどうか」悩む必要がなく、さくさくと掃除ができます。達成感を得られるので、台所の掃除が終われば掃除に対するテンションも上がっているはずです。
【3】捨てられる物はまとめる
片付けができない人は、物が捨てられない人です。全体を掃除する前に、貴重品やすぐ使うもの以外は、100円ショップなどで買える特大のビニールバッグなどにつめて、引越しの前のように一箇所にまとめておくと良いです。一個一個を確認しながら捨てたり残したりしていると時間もかかりますし、まずは一気に床や収納場所を空けてしまいましょう。
【4】部屋の見取り図を作成
ある程度掃除ができてきたら、部屋の見取り図を書くといいです。見取り図にどこに何があるかを書き込んでおくと、物を探す手間と余分な物を買ってしまうリスクを減らせます。
つまり、物を増やさずいらないものを捨てること、短時間で一か所ずつ片付けることを心がけるようにすると良いです。物を増やさないというのは、チェストなどの収納家具もです。もしも物が捨てられないのであれば、すぐに捨てなくても大丈夫です。いったん袋や箱にまとめ、、一定期間経過したら捨てるようにしましょう。
一日5分ずつでも掃除する習慣をつければ、いずれ部屋は綺麗になっていきます。“片付けができない自分”というマイナスのイメージも、だんだん解消していけるはずです。小さなことを続けて、部屋も心も綺麗をキープしましょう。
もしあなたのまだ小さなお子さんが片づけ下手だったら・・
アメリカで有名なADHDコンサルタントによると、ADHD症状を抱える多くの子供達は、親の期待に一気に応えようとするあまり、あれもこれもと余計にパニックに陥りやすいのだそうです。
彼らには、後片付けの方法を一つ一つ手順だてて辛抱強く教えていくのがコツだそう。
ある子供は、プロ野球選手のカードを集めるのが好きでしたが、いつもそのカードを床の上にばらまいていました。しかしその子はどこに何のカードがあるのか全部記憶していたそうです。
母親はその子にカードフォルダーを数種類作ってあげて、チーム別、ポジション別、スター選手別と一つ一つ仕分けしてみせて見せてあげました。すると子供そんな母親を凄い事ができるものだとほこりに思い、以降母親の真似をしては誇らしげな顔をするようになりました。
また、ある子どもには、壁にホワイトボードを用意して、片づけの順番をこまかく書いていき、1つクリア出来たごとに、そのマーカーを一行づつ消していく工夫をしました。また、脱いだ衣服の白いものは白いバスケットへ、その他は色の暗いバスケットに入れて行くように色分けの工夫をしました。
ADHD症候群を抱える子供には、一つ一つ細かな反復行動と習慣づけの工夫が必要なのです。
そういったちょっとした工夫が長期的に家族の幸せをもたらせます。短期的に考え、怒ったり嘆いたりするのは決してしないこと。子供の思考がメルトダウンするだけですとコンサルタントは指摘しています。
まとめ
部屋が片づけられない人はADHD症候群かも?と少し過激な言い方をしていますが、実は私も部屋がなかなか片づけられなくて悩んでいるうちの一人なんです。
断捨離をすると決めると一気にやってしまおうという強い発想があります。年末の大掃除気分になっちゃうのですね(笑)
そうではなく、日ごろから小まめに要らないものを分離する、月に一度など定期的に断捨離をする。そして身の回りを常にシンプルにする、水回りだけは常にキレイに心掛けるなどなど・・。そんなちょっとしたところからまずは始めてみようと思っています。
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(By ディオニソス)