リンゴダイエットの効果は?えっコレステロール23%減だって⁉
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りんごの意外な効果!?
皆さんはりんごを良く食べますか?フルーツ類はビタミンや食物繊維が豊富な食べ物として積極的に摂りたいものです。けど、今さらりんごなの!?って思われる方もいるかもわかりません。実はりんごは数あるフルーツの中でも、悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを増やすといった働きがあることを意外と知られていません。
コレステロールの調整にも良いって本当!?
悪玉コレステロールを23%減らしたというデータが!
リンゴ vs プルーン
アメリカのフロリダ州立大学にて45歳以上の女性のみを対象として行われたある実験では、乾燥リンゴを一日当たり75g食べ続けてもらった「りんご摂取グループ」と、その他の乾燥果物の「プルーン摂取グループ」とに分かれて毎日食べ続けてもらいました。そして、6カ月の時点で、それらのグループメンバーのコレステロール値を計測したところ、なんと「りんごグループ」のみが平均で23%もの悪玉コレステロールが血液中から減少し、過酸化脂質やC反応性蛋白も減少しているという結果が出たそうです。しかも、あわせて善玉コレステロールが4%上昇、というおまけ付きの実験でした。
しかも体重に変化なし!
また、「りんごグループ」のメンバーは、その乾燥リンゴを食べることによって、1日あたり約240kcalの余分なエネルギーを摂取し続けたことになるのですが、これがまったく体重増加にはつながらなかった。むしろ、「りんごグループ」の女性の平均体重は1.5kgも減っていたそうです。
なぜこんなことが起こったのか?
りんごには食物繊維がとにかく多く含まれているっていう印象ですが、実はりんごに含まれている”ペクチン”や”ポリフェノール”に、脂肪の代謝を促進する効果があることがわかっています。
また、ペクチン自体に満腹中枢を刺激する効果もあり、お腹が減りにくいのだそうです。りんごの余分なカロリーを摂取し続けたのかもわかりませんが、ペクチンによって他の食物の摂取量を減らすことができたのですね。
これらは動物実験ですでに明らかになっている事実なのですが、人体においての検証はまだ道半ば。人種や性別も含めてもっと多くの検証が必要です。
よって人体実験においてはまだ仮説にしか過ぎませんが、しかしこのりんごの効果測定は、食物繊維やペクチン、ポリフェノールに隠された秘密を明らかにしていく大きなきっかけ、材料とはなったようです。
ぜひ、今後の継続試験に期待したいですね♪