はじめに
毎日の食事で、少しでも栄養価の高いものを取り入れたい…。
そんな思いを持つ方や、忙しい中でも家族の健康を気遣う主婦の方々に、ぜひ知っていただきたいのが「にんじんの皮と葉」に含まれる栄養素です。
にんじんは、根の部分だけでなく皮や葉にも多くの有効成分が含まれており、美肌や健康維持に役立つ“食べる美容食”。
この記事では、にんじんの皮と葉に含まれる栄養素とその効果について、わかりやすく解説します。
にんじんの皮と葉の栄養素とは?
普段は捨ててしまうにんじんの皮や葉の部分に含まれている主な栄養素と特徴を以下の表にまとめました。
部位 |
主な栄養素 |
特徴 |
皮 |
β-カロテン、ポリフェノール |
強い抗酸化作用で老化予防に効果的 |
葉 |
ビタミンK、カルシウム、カリウム、クロロフィル |
骨の健康やむくみ対策に有効 |
β-カロテンは皮のすぐ下に多く含まれていますので、皮をむいてしまうとその多くは失われます。
そして、葉の部分にはカルシウムが多く含まれます。
カルシウムを含む野菜は珍しく、栄養バランスも良い食材です。
美肌に効く栄養素とその働き
にんじんの皮と葉には、美肌をサポートする成分がたっぷり。
以下のような働きがあります。
β-カロテン(皮) |
体内でビタミンAに変わり、肌のターンオーバーを促進。 乾燥やくすみの予防に。 |
ポリフェノール(皮) |
抗酸化作用により紫外線による肌ダメージを軽減。 |
ビタミンC(葉) |
コラーゲン生成をサポートし、シミ・そばかす対策にも。 |
とくにβ-カロテンは脂溶性なので、油と一緒にして摂ると吸収がよくなります。
忙しい朝は、葉と皮ごと炒めたにんじんきんぴらや、スムージーにするのもおすすめです。
健康維持に必要な栄養素
家族の健康を考えた栄養満点のメニューを考えるのは大変ですよね。
そんなときこそ、にんじんの葉と皮が活躍します。
スープや味噌汁に葉を刻んで加えるだけでも、栄養価をぐっとアップできます。
ビタミンK(葉) |
骨を丈夫に保ち、女性に多い骨粗しょう症の予防に。 |
カルシウム(葉) |
成長期の子どもや、授乳期のお母さんにも嬉しい栄養素。 |
カリウム(葉) |
体内の余分な塩分を排出し、むくみを改善。 |
食物繊維(皮・葉) |
腸内環境を整え、便秘予防に効果的。 |
まとめ
皮も葉も捨てずにまるごと食べられるにんじんは、手軽に栄養を取り入れられる“働くママの味方”。
美肌づくりにも、家族の健康維持にも役立つ、まさに万能野菜です。
ぜひ、毎日の食卓に“まるごとにんじん”を取り入れて、忙しい日々の中でも、体の中からキレイと元気を育てていきましょう。