ぬか漬けの作り方と容器の選び方|失敗しない美味しいぬか漬けを作るコツ

目次

はじめに

近年、健康志向の高まりや発酵食品への関心から、ぬか漬けが再び注目を集めています。

しかし、「難しそう」「手間がかかりそう」といったイメージから、なかなかぬか漬けに挑戦できない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ぬか漬け初心者の方でも安心して始められるよう、ぬか漬けの基本的な作り方から、美味しいぬか漬けを作るためのコツ、さらには最適な容器の選び方まで、詳しく解説します。

ぬか漬けの基本的な作り方

ぬか漬けはまず、ぬか床の準備から始めます。

ぬか床の材料

  • ぬか:1kg
  • 塩:130g
  • 水:1L
  • 昆布:5cm角3枚
  • 赤唐辛子:2本

材料が揃ったら混ぜ合わせていきます。

  1. ボウルにぬかと塩を入れてよく混ぜ合わせる
  2. 水を少しずつ加えて全体に水分がいきわたるまで混ぜる
  3. 耳たぶほどの柔らかさになったら、昆布と唐辛子を入れる

次はぬか床を熟成させるための捨て漬けをします。

  1. ぬか床に野菜くず(キャベツの外葉や大根の切れ端など)を入れ、表面をならす
  2. 毎日1~2回、底からよくかき混ぜ3~4日後に野菜くずを取り除く
  3. これを2~3回繰り返す

捨て漬けが済んだら、野菜を漬けます。

ぬか床は常温でも冷蔵庫でも保存が可能ですが、ここでは、冷蔵庫でのぬか漬けの方法をご紹介します。

  1. 野菜を洗い、水気をよく拭き取る。大根やきゅうりなど、水分が出やすい野菜は塩もみをする
  2. ぬか床に野菜を入れ、表面をぬかで覆う
  3. 冷蔵庫で数時間~数日漬け込む

水分が多いとぬか床が水っぽくなり、酸味などが出てしまうので注意しましょう。

美味しいぬか漬けを作るためのコツ

美味しいぬか漬けにするには4つのポイントがあります。

  1. ぬか床を毎日かき混ぜる:ぬか床の乳酸菌を活性化させ、風味豊かなぬか漬けになる
  2. 水分を吸い取る:酸味を抑えるため野菜から出る水分はキッチンペーパーで吸い取る
  3. 塩分濃度を適切に保つ:塩分濃度が低いと腐敗しやすく、高すぎると塩辛くなるため、適宜塩を足す
  4. 漬け時間の調整:気温が高い夏場は漬ける時間を短く、気温が低い冬場は長くする

ぬか漬けに最適な容器の選び方

ぬか漬けの容器の材質は、陶器、ホーロー、プラスチック、ガラスなど、塩分や酸に強く、ぬか床の風味を損なわない、においの移りにくい材質を選びましょう。

さらに、手入れのしやすい広口で浅め、密閉できる容器なら、におい移り等を防げます。

冷蔵庫で保存するなら、タッパーやガラス製、ホーローなどがおすすめです。

たくさん漬けるなら甕や樽状のプラスチック容器などで、冷暗所で保存しましょう。

かき混ぜやすく、野菜を出し入れしやすい、口が広く浅めの形状のもので密閉できるものにすれば、におい漏れなどを防げます。

なお、試しに漬けてみたいなら、ジッパー付き保存袋もおすすめです。

まとめ

ぬか漬けは、毎日の手入れをすることで旨味が増します。

忙しい方は冷蔵庫を使えば、それほど手間をかけなくても保存が可能です。

手軽に発酵食品を摂れるぬか漬けで、健康的な食生活を始めましょう。

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