はじめに
アスパラガスは、春になると地面から真っ直ぐに伸びてきて、その鮮やかな緑色が食欲をそそります。
穂先は柔らかく、下部にはほど良い繊維感があり、ソテーや天ぷら、サラダなど、使い方も様々です。
この記事では、アスパラガスの下処理方法や美味しく食べるためのコツ、そして、アスパラガスの和名をご紹介していこうと思います。
アスパラガスとは?和名や特徴を簡単に紹介
アスパラガスの和名は「オランダキジカクシ」と言います。
この名前の由来は江戸時代、アスパラガスがオランダから伝わってきたことや、成長したアスパラガスが、日本に自生していたキジカクシという植物に似ていたことからつけられました。
アスパラガスには、グリーンアスパラガス、ホワイトアスパラガス、紫アスパラガスの3種類があります。
グリーンアスパラガスの主な成分はβーカロテン、葉酸、ビタミンC、そしてアスパラギン酸です。
このアスパラギン酸という成分には疲労回復や利尿作用の効果があります。
アスパラガスの下処理方法
根元の固い部分をカット
アスパラガスの根元部分は固いため、2〜3㎝を目安にカットしてから使います。
指で根元部分を押さえながら曲げていくと固い部分が自然に折れますので試してみて下さい。
皮をむく(太いもののみ)
アスパラガスは太くなると皮が硬くなることが多いため、根元から10cmほどの皮をピーラーでむいてから使いましょう。
ハカマの処理
茎についている三角形の形をしている部分がハカマです。
このハカマを取りましょう。
水にさらす(シャキッとさせる場合)
根元をカットしたアスパラガスを数分ほど水にさらしておくことで、調理後の食感が良くなります。
長時間は栄養が逃げてしまうので、3~5分が目安です。
アスパラガスの美味しい食べ方
グリルで焼く
アスパラガスを油と塩で焼くだけで、美味しく食べる事ができます。
茹でてシンプルに食べる
軽く塩茹でして冷水にさらし、水気を切ります。
マヨネーズを付けたり、おひたしにして食べるのがおすすめです。
ベーコンと合わせる
アスパラガスをベーコンで巻いてフライパンで焼くと、旨味がしっかりと染み込みます。
お弁当のおかずやおつまみにもぴったりな一品です。
アスパラガスはベーコンとの相性が良く、ベーコンで巻いて焼いたり、刻んで一緒に炒めるとパスタの具としても使えます。
スープにする
アスパラガスをミキサーで撹拌し、牛乳や生クリームを加えると、クリーミーなポタージュスープが作れます。
寒い季節には特におすすめです。
まとめ
アスパラガスは疲労回復に効果があるアスパラギン酸を多く含んだ野菜です。
シンプルな調理法が美味しく食べるコツになりますので、ストックしておけば、お弁当やおかずをあと1品増やしたい時も便利です。
下処理をすれば冷凍保存も可能ですので、ぜひ取り入れてみて下さい。