はじめに
カリッとした食感と独特の風味で多くの人に愛されているカシューナッツ。そのなめらかな曲線と淡い黄色の色合いは見た目にも魅力的です。
しかし、このナッツの魅力は単なる味わいだけではありません!
実はカシューナッツには私たちの健康に嬉しい効果がたくさんあります。
その効果は多岐にわたり、驚くべき効果が詰まっています。
今回はカシューナッツの魅力や効能などを詳しく解説いたします。
カシューナッツとは?基本情報とその歴史
カシューナッツの原産地はブラジル北東部の熱帯地域です。
ウルシ科の常緑樹であるカシューの種子で、独特の形状と柔らかな食感、やさしい甘味が特徴的なナッツです。
<カシューナッツの歴史>
16世紀以前
カシューナッツの木は南米、特にブラジルの北東部が原産です。
古代の先住民たちは、カシューアップル(果実)とナッツの両方を食料として利用していました。
16世紀末
ポルトガルの探検家がブラジルでカシューナッツを発見。
そして、インドや東南アジアでも広がり、特にインドのゴア地域で栽培が盛んになる。
その後、インドのゴアに大規模なカシューナッツ加工工場が建設される。
1959年
コートジボワールでカシューナッツの生産が始まる。
日本でも東洋ナッツ食品が世界の木の実の試作販売を開始する。
1960〜1970年代
コートジボワールで環境保護と山火事予防を目的に植樹が行われる。
1972年には政府が「北部カシューナッツ有効利用会社(SOVANORD)」を設立。
その後、コートジボワールに殻むき工場が設置される。
2019年
カンボジアのカシューナッツ生産量が20万トンに達し、アジア有数の生産国となる。
現在
インドが主要な生産国となっている。
今では世界的に健康食品やスーパーフードとして注目されています。
カシューナッツの栄養素を知ろう!
カシューナッツの栄養素を表にまとめたので、みてみましょう。(100gあたり)
エネルギー |
616kcal |
|
脂質 |
47.6g |
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タンパク質 |
19.8g |
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ミネラル |
カリウム |
590mg |
リン |
490mg |
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マグネシウム |
240mg |
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鉄 |
4.8mg |
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亜鉛 |
5.4mg |
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ビタミン |
ビタミンB1 |
0.54mg |
ビタミンK |
28μg |
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葉酸 |
64μg |
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食物繊維 |
6.7g |
※脂質はその60%が一価不飽和脂肪酸のオレイン酸です。
カシューナッツがもたらす健康効果
心血管系の健康
オレイン酸が豊富で、悪玉コレステロールを減少させ血液をサラサラにする効果が期待できます。
疲労回復
ビタミンB1には糖をエネルギーに変換する働きがあり、疲労回復に効果があります。
貧血予防
鉄分と葉酸が豊富で、貧血に役立ちます。
特に妊産婦や月経のある女性にとって重要です。
味覚の改善
亜鉛が豊富で味覚を感じる味蕾細胞の形成に必要です。
骨の健康
カルシウムやマグネシウムが含まれており、骨の形成に必要です。
便通改善
食物繊維が豊富なので便通の改善に役立ちます。
まとめ
カシューナッツの魅力をたっぷりお伝えしました。
美味しいだけではなく、様々な効果があることがわかりましたね。
しかし、カロリーが高いため適量を守って摂取しましょう。