はじめに
グルタチオンは、体の活性酸素を無害な物質に変える働きを持っています。
抗酸化作用、解毒作用、免疫力のアップには欠かせない栄養素です。
しかし、摂取方法を間違えると健康を損なう場合もありますので、注意が必要です。
そこで今回は、グルタチオンの効果を美容と健康の両面から解説します。
グルタチオンを味方につけて、美しさと健康を手に入れましょう。
グルタチオンとは?
グルタチオンは、体内の活性酸素を無害な物質に変える働きがあります。
活性酸素が増えすぎると細胞を傷つけ、老化や病気の原因になってしまいます。
そこで活躍するのがグルタチオンです。
グルタチオンは肝臓や皮膚に多く含まれ、細胞内での酸化ストレスや有害物質から細胞を保護しています。
加齢や精神的ストレス、飲酒・喫煙など酸化ストレスが多くなると、細胞内のグルタチオンが減少する原因となるため、注意が必要です。
グルタチオンを多く含む食品としては、以下のものが挙げられます。
- レバー(豚、牛)
- 肉類(牛肉、豚肉)
- ブロッコリー
- アボカド
- ほうれん草
- アスパラガス
グルタチオンを含む食品は、日常の食事に積極的にとり入れていきたいですね。
グルタチオンの効果|美容と健康への多彩なメリット
グルタチオンには美容や健康にとってさまざまなメリットがあります。
それでは、グルタチオンの主な効果を挙げてみましょう。
効 能 |
期待できる効果 |
抗酸化作用 |
肝疾患、皮膚炎等の改善、老化予防 |
解毒作用 |
肝機能向上・二日酔い予防 |
免疫機能維持 |
免疫力向上 |
メラニン生成の抑制 |
色素沈着の改善、シミ予防・改善 |
このほか、グルタチオンは肝機能の病気や皮膚炎、放射線等による炎症など、治療にも用いられています。
グルタチオンが不足すると疲れやすくなったり、風邪などの感染症にかかりやすくなったりします。
肌荒れしやすくもなりますので、バランスのとれた食生活が重要です。
グルタチオンの副作用や注意点
グルタチオンは、副作用が起こるリスクは低いのですが、以下のような副作用が報告されています。
グルタチオン副作用
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グルタチオンは食品から摂取する場合、副作用のリスクは低いのですが、サプリなどで摂取する場合は、適量を守りましょう。
グルタチオンを摂取する際の注意点は以下のとおりです。
- 過剰摂取
- アレルギーの有無
- 妊娠・授乳中
- 薬の飲み合わせ
持病などがある場合は、医師に相談するのがおすすめです。
まとめ
グルタチオンは、抗酸化作用、解毒作用、免疫機能維持には欠かせない栄養素です。
老化を防ぎ、肝機能を維持するなど魅力的な効果が期待できます。
それだけでなく、美容的にもシミ予防や肌荒れの改善が期待できるため、積極的に摂りたい栄養素です。
しかし、グルタチオンは過剰摂取すると健康を損なうリスクがありますので、適量を守って美肌や健康維持を目指しましょう。