はじめに
カイランは日本で見かけることはまだあまりないかもしれませんが、中国や東南アジアではポピュラーな野菜です。
この記事では、カイランの特徴や入手方法、おすすめレシピを紹介します。
カイランとは?特徴とその魅力
カイランは、中国広東地方原産のアブラナ科の緑黄色野菜です。
キャベツやブロッコリーの仲間で、チャイニーズブロッコリーと呼ばれることもあります。
最近ではブロッコリーとの交雑品種が育成され、茎まで食べられる新野菜「スティックセニョール」として見たことがある方もいるかもしれません。
日本では高級中華料理(主に広東料理)の食材として使用されます。
主に茎と若葉の部分を食用とし、特に茎の部分はアスパラやブロッコリーの茎のような食感にほんのりとした甘味があり、独特の美味しさです。
カイランを選ぶコツと保存方法
カイランの国内での流通量はあまり多くありませんが、埼玉県や四国で栽培されており、道の駅などで購入する機会があるかもしれません。
もし見かけたら、下記の点に注意して選んでみてください。
あまり大きすぎないもの
- 大きすぎるものは食感や香りが劣ります。
葉の色が黒みがかっておらず、明るい緑色のもの
- 新鮮なものを選びましょう。
また、保管の際は冷蔵庫で、茎の下の部分に濡らしたキッチンペーパーを巻き、ビニール袋に入れると鮮度を維持しやすいでしょう。
カイランのオススメレシピ
カイランは中国広東地方原産ということで、やはり中華料理がオススメです。
炒めもの
カイランの特徴である食感と香りを楽しむには、高温短時間で火を通すことができる炒めものが最適です。
①カイランとイカの塩味炒め
カイランと下処理したイカを炒め、塩と中華風だしの素で味を調えます。
ニンニクを加えてパンチがある味にするのもオススメです。
②カイランと鶏肉のオイスターソース炒め
広東料理によく使用されるオイスターソースとの相性も抜群。
カイラン、鶏もも肉、赤パプリカをオイスターソースで炒め合わせれば、ご飯もすすむ一品の完成です。
③カイランとエビのナンプラー炒め
カイランは東南アジアでも食べられています。
エビと一緒に塩と醤油をベースに、からしとナンプラーで炒めるとお手軽エスニックな味わいに。
シンプルな付け合わせとして
サッと塩ゆでしたカイランは、食感と香りでメイン食材を引き立てます。
例えば、フカヒレの姿煮に添えると彩りも豊かです。
まとめ
カイランは日本ではまだメジャーな食材とは言えないかもしれませんが、高級中華料理などで使用されています。
独特の食感と香りを楽しむことができるので、ご自宅で中華料理がレベルアップすることは間違いなし。
見かけたら是非試してみてはいかがでしょうか。